汗のスペシャリスト 五味常明先生
五味クリニック院長 五味常明先生って
もう何年も前からテレビや雑誌に登場してますし、
7/20の世界一受けたい授業では流通経済大学スポーツ健康科学部
なんて肩書きも付いてましたし、
有名ですよね。
ただ、「汗のスペシャリスト」だからか梅雨から夏にかけての定番って感じで、
ワキガ、腋臭、体臭対策として話されることが多いと思いますし、
世界一受けたい授業の1時限ってそんなに長くないですから、
あまり突っ込んだ話はされなかったですけど、
ちょくちょくダイエットの話なんかもされてますので、
その辺も付け加えて書こうと思います。
良い汗、悪い汗とは?
良い汗
良い汗とはほぼ水分で、べたつかない、ニオイがない汗
塩分やミネラルが少ないからサラサラな汗なんだそうです。
悪い汗
これは良い汗の逆ですね。
汗腺の機能が悪いので汗に塩分やミネラルが多く含まれるため
べとついた、ニオイの強い汗です。
良い汗、悪い汗の見分け方
汗の塩分濃度を測定するのが一番確実なんだそうですが、
汗がなかなか出ず、汗が出始めると一気にドッと大粒の汗をかく
のは悪い汗の証拠とのこと。
良い汗はサラサラした小粒の汗なんだそうです。
番組では出演者5人にサウナに入って貰って汗を採取し
塩分濃度を測定したところ、
(57mmol/ℓ(ミリモルリットル)が平均値で
これより多いと悪い汗、低いと良い汗)
磯野貴理子さん(49)が74.8mmol/ℓと最悪、
有末麻祐子さん(21)が71.0mmol/ℓと次に悪く、
三上真史さんとケンドーコバヤシさんは平均以下
平愛梨さん(28)が28.6mmol/ℓと最も「良い汗」でした。
磯野貴理子さんは予想通りみたいに言われて笑われてましたが、
有末麻祐子さんは「私まだ21なのに」とやや狼狽気味。
五味先生によると最近は悪い汗の若い女性が多いとのこと。
平愛梨さんは半身浴で毎日汗をかいているそうで、
汗をかくって大切だなぁ、って感じですね。
「悪い汗」は「太る汗」。太る汗ではダイエットに成功しない!
五味先生、ときどき仰ってるんですが、
内容を忘れちゃっていたので調べたら、
五味先生が書いているらしいホームページがありましたので、詳しくは
よい汗は「やせる汗」、悪い汗は「太る汗」
を御覧頂くのが良いと思いますが、
簡単にまとめると、
基礎代謝を高めるにはマグネシウム、カルシウム、鉄など
代謝に関係するミネラルが大切で、
代謝が下がれば脂肪の燃焼力が低下してしまう。
悪い汗=太る汗 は貴重なミネラルを失ってしまう。
汗には汗の表面張力を下げ、水玉を小さくする界面活性物質が
元々含まれているが、だらだら流れる汗をかく人は界面活性物質が
不足してるんだそうです。
この界面活性物質がレシチンで、
大豆(豆腐や納豆)やサプリメントから摂取することが
良い汗をかくことに繋がる、
天然素材の大豆レシチンを使った医薬品
(このサプリは医薬品扱いになっちゃってますけど)
それ以上にミネラルを喪失しないように
悪い汗をかかないことが重要、とのことです。
悪い汗を良い汗に変える入浴法
汗腺は機能が衰えるだけじゃなくて、休眠してるんだそうです。
その眠っている汗腺を目覚めさせる入浴方法なんだそうです。
やり方
両手の肘から先と両膝から下を
42℃のお湯に10〜15分つかる、
これを10日間だそうです。
また、酢を加えると発汗が促されて効果的だそうです。
有末麻祐子さんが実践していましたが、
お風呂の縁に座って少なめに張ったお湯に両肘の先と
両膝から下(というより膝よりだいぶ下)に浸かるだけです。
有末さんによればサウナでの時より汗が出てる感じだったそうで、
10日後改めてサウナで汗を採取したところ、
汗が溜まるスピードが全然違って早くなり、汗も小粒になり、
塩分濃度も
71.0mmol/ℓ→23.4mmol/ℓ
と大幅改善でした。
五味先生によれば、
汗腺は脳から遠いほど老化しやすいので、
その老化しやすい所を集中的に目覚めさせる、とのこと。
また年齢が高いと汗腺が衰えているので、
磯野貴理子さんには2〜3週間やってください、
とアドバイスしてました⊂(^ω^)⊃。
悪い汗をかかないようにお風呂上がりに注意すること
五味先生が瀧本美織さんに「風呂上がりにどんなものを飲みますか?」
と質問したところ、
瀧本さん、「風呂上がりは何も飲まずに、真っ裸でベッドにゴロン」
とのこと。
五味先生によれば、
真っ裸は蒸発出来るので(熱を放出できるの意味?)OKですが、
風呂上がりに何も飲まないのは脱水になるのでダメだそうです。
飲み物は
ギンギンに冷やした物はダメ、
(理由は不明ですが、温かいものを奨めてる理由の逆でしょうか)
出来れば常温のもの、
ミネラルが失われるのでミネラル炭酸水、
(炭酸は疲れを取る効果もあるそうです)
温めた麦茶
(温かいものを飲むと汗をかくので、汗が出た分体温が下がって平熱に戻るので、
寝ている間に汗が出なくて済む、んだそうです)
がよいそうです。
体のどの部分に汗をかくかで分かる病気のサイン
ややおまけ的なコーナーでしたのでポイントだけ。
@上半身だけに汗をかいて下半身にかかない場合
→糖尿病の恐れがある
糖尿病だと神経障害で下半身に汗をかけなくなるんだそうです。
A首から上ばかり汗をかく
→更年期障害
ホットフラッシュなんだそうです。
女性ホルモンが減ると相対的に汗が増えるので要注意だそうです。
逆に、膝の裏、わきの下の汗は良い汗、なんだそうです。
足を動かす運動をしてる人は大腿部の筋肉から熱が出やく、
熱が出ると発汗しやすく、大腿部からの汗が膝に溜まりやすいんだそうです
(膝裏から汗をかくわけじゃないらしい)。
だから膝裏に汗が溜まる人は運動して良い汗をかいてると思って良いとのこと。
わき汗については理由は仰ってませんでした。
その代わりホームセンター等で1000円程度で売っている
「はっ水スプレー」を服のわきの下部分に噴射しておくと
汗を弾くのでわき汗が外から見えにくいということで、
「特効薬だ」と仰ってました。
(ただし、シミになることがあるので目立たない部分で試して下さいとのこと。)
スポーツ用のこんなのの方が良いかもしれません。