2013年07月31日

やせるホルモン「GLP-1」を大量分泌させる栄養素はEPAと食物繊維だった!|驚異のサバ缶パワーで努力しなくてもやせられる!?|たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学〜身体を老けさせない秘密 第4弾 やせるホルモンで病の元凶・肥満を解消SP(7/30) 本編

山形県村山市の皆さんはサバ缶を大量食いしてEPAを摂取してたからやせた!?

 7/30の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学
 〜身体を老けさせない秘密 第4弾 やせるホルモンで病の元凶・肥満を解消SP」
 の話題です。

 予想編も書きましたので結論を先に書きますが、
 @やせるホルモンとはインスリン分泌を促進するGLP-1というホルモン
 AそのGLP-1を大量に分泌させる栄養素は
  魚に含まれるEPA食物繊維
  (ただし食物繊維はEPAと比べればかなりオマケ的)
 BそのEPAを豊富に含んでいる食材がサバ
 Cサバの缶詰を大量に摂取してる山形県村山市の皆さんはみんなやせている

 というということでかなりインパクトのある内容でしたが、
 村山市の方々みたいに週2〜3回もサバ缶(しかも大きめな缶)を食べ、
 しかも、それを何十年も続けられませんから(ノ∀`)、
 わたしはEPAサプリでお茶を濁しますけど。

 予想編は番組内容からはだいぶハズレちゃいましたけど、
 クルクミン、もずく、こんにゃくなども
 GLP-1分泌を促進するとして大学の研究成果が出てるので、
 サバやサバ缶が嫌いな方は試してみて良い食材ですね。



中年太りに無縁な人や美魔女と言われる人達は一生懸命食事制限や運動をしてるのではなく、やせるホルモンが多く分泌されているだけだった!?

 ここからは番組の内容に沿って書いていきますが、
 肥満治療の第一人者 東京医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 主任教授
 小田原雅人先生によれば、
 近年の研究でやせている人のメカニズムが解明され、
 肥満に関係する物質が判ってきた、
 その物質がGLP-1で、
 日本でもやせる物質GLP-1使った治療薬
 医療現場で使われるようになっているが、
 今は糖尿病の治療薬としてしか認可されていない、
 (因みに、メタボ大国アメリカではGLP-1を使った製剤が
 糖尿病治療薬としてだけでなく肥満の特効薬として認可されているとのこと。
 アメリカにはたぶんサバ缶ないですもんね@^-^@。)

 ちなみに番組では糖尿病で体重140kg台の男性にGLP-1製剤を
 半年間処方しただけでなんと体重70kgになったことを紹介していました。

 でもGLP-1はどんな人の身体でも分泌されているホルモン
 特にご飯を食べた後(文字通りご飯じゃなくて食事の意味)
 GLP-1ホルモンの分泌量がぐんと増え、
 様々な効果を発揮する、
 とのこと。
 ただ、いくらグンと増えるといっても
 GLP-1の分泌量には人によって大きな差があるということなので、
 ヤセの大食いとか美魔女なんて言われてる人は、
 必ずしも美と健康の為に日夜励んでいるとは限らず、
 ただGLP-1ホルモンがたくさん出る体質でした〜、ってだけかも。



やせるホルモンGLP-1の働きとは

 @食事をすると分泌されるGLP-1は、満腹中枢を刺激
  早めに満腹感が出ることで必要以上の食べ過ぎを抑えてくれる
 AGLP-1が分泌されると
  胃に入ってきた食べ物が通常よりゆっくり腸に送り出される
  すると、糖分が腸で緩やかに吸収され、
  結果、血糖値が急に上がらずにすむ

 BGLP-1にはすい臓をパワーアップさせる効果があり、
  血糖を上げるインスリンの量が格段に向上する



食後に分泌されるGLP-1の量が人によって違う

 つまり、太っている人はやせるホルモンGLP-1があまり出ず
 やせている人はやせるホルモンGLP-1が大量に出るということ。

 番組ではやせている人と太っている人2名ずつで実際に実験をしていて、
 GLP-1が食事後どのくらい増えたかを計測したところ、
 (基準は食後GLP-1が50%以上増えれば
 やせるホルモンが多く

 50%を下回ればやせるホルモンが少ない、と診断)
 太っている人は1人はわずか18%、もう1人も30%と、
 全く芳しくなかったのに対して
 やせている人2人は、1人が69%、もう1人がなんと480%と、
 結果は歴然で、
 食っちゃ寝してても太らない人はGLP-1が大量分泌されてるって感じでした。



小腸を刺激するとやせるホルモンGLP-1の分泌が増える!!

 小田原雅人先生によれば、
 「小腸の下の方(より大腸に近い方)にGLP-1を分泌する細胞が多い、
 ですから、小腸の下の方まで到達するような食べ物がGLP-1の分泌を刺激する」
 とのこと。
 ※最初、また乳酸菌かな?と思ったんですが
  (小田原先生も小腸を刺激する食べ物は色々ある、とは仰ってましたが)
  結果は@食物繊維、と、AEPAでした。



やせるホルモンGLP-1の分泌を増やす食物繊維はどのくらい摂ればよいのか?

 小田原先生によれば、
 「食物繊維をどのくらい摂ればGLP-1を出すのに効果的かは判っていません
 とのこと。
 しかし
 「厚生労働省の食物繊維の摂取目標量1日約18gが推奨されています」
 とのこと。



食物繊維18gとはいったいどのくらいの量なのか?

 なんと
 レタスなら4個半分
 キュウリなら18本分
 ということで、こりゃ無理って感じ。
 小田原先生によれば
 日本人の平均摂取量は数年前でも約15g
 今では約13gになってしまっていて、
 1日5g不足している、
 とのこと。



あと一品食べれば食物繊維の不足分5gを補える料理

 番組では出演者に9品の料理の中から
 食物繊維の不足分5gを補える料理を当てるって企画になっていましたが、
 量も材料もはっきりしないので、あくまで目安ですね。

 

 1位 アボカドまぐろ 8.0g
 2位 ひじきの煮付け 5.8g
 3位 かぼちゃの煮物 5.3g
 4位 あんみつ 5.2g
 5位 きんぴらごぼう 3.4g
 6位 なめこおろし 2.0g
 7位 冷やしトマト 1.3g
 8位 バナナパフェ 0.8g
 9位 もずく 0.4g

 小田原先生によれば、
 アボカドは非常に食物繊維が多く
 アボカド1個(150g)で食物繊維が8g
 要は1日の必要量の半分くらい摂れる、
 ただしアボカドは非常にカロリーが高く、
 1個食べると280kclくらいなので
 それは気をつけて頂かないといけない、
 ですからひじきのような
 食物繊維が多くてカロリーが0のようなものが良い、
 かぼちゃとかサツマイモのように熱を通さないと食べられない堅い野菜
 それだけ食物繊維を多く含む
 とのことでした。



脂ののった青身魚はEPAを多く含み、EPAはやせるホルモンGLP-1を大量に分泌させる!!

 小田原先生によれば
 「特にサバのような青身魚の脂がのった魚というのは
 EPADHAがたくさん含まれていますので
 魚に含まれているEPAが小腸でGLP-1を出す細胞に働いて
 GLP-1を出しやすくしている
 とのこと。

 主な魚介類のEPA量
 (生食100gあたり:調理法によってEPAは変化)

 

@サバ 1645mg
Aイクラ 1613mg
Bマグロトロ 1450mg
Cイワシ 1171mg
Dハマチ 984mg
Eブリ 940mg
Fサンマ 885mg
Gニシン 874mg
Hウナギ 587mg
Iタラコ 506mg

 ※番組で紹介されていた表ですが、
 量を食べられそうな魚介類ではサバは圧倒的な感じですね。
 番組のナレーションでは、
 加工されている缶詰なら更に効率的にEPAを摂取できる可能性がある
 というようなことを言っていました。

 【追記】
 NHKのあさイチで、EPA、DHA、α-リノレン酸などオメガ3系脂肪酸は
 酸化が早いのでビタミンEやセサミンと一緒に摂取すると良い
 という話題がありました。
 (サプリメントは漏れなくビタミンEを含有してるので問題ないですが)。
 また、α-リノレン酸ではEPAの代替にはならなそうですが
 オメガ3系脂肪酸について結構面白い話もありましたので、
 オメガ3脂肪酸はコレステロール値を下げ動脈硬化や不整脈の予防につながりアンチエイジングやメタボ対策にもなる! |アマニ油、エゴマ油、クルミ、サバ・・・|あさイチ〜スゴ技Q オメガ3徹底活用術(12/10)
 を参考にして下さい。



山形県村山市の皆さんの尋常じゃないサバ缶を食べる量

 サバ缶の売れ行きは、東京と村山市の1日の客数がほぼ同じ(3000人)の
 スーパーで比較したところ、
 1日で売れたサバ缶の数は
 村山市335個に対し東京は19個でした。

 山形県村山市の名物「ひっぱりうどん」のレシピ
 家族4人(内小学生と幼稚園くらいの女の子の2名)の例
 材料
 サバの缶詰大  3個
 納豆      2パック
 うどん     不明ですが少なくとも3玉分くらいはある感じ
 ねぎ      適量

 好みで、卵、大根下ろし、かつお節、キムチ、漬け物など

 食べ方

hippari.jpg
 各自勝手に盛って作るのでこんな雰囲気って程度ですが
 サバ、ねぎ、納豆は外せないそうです。
 @各自のお椀にサバ、ねぎ、納豆を好きな量を入れて
  しょう油も入れてかき混ぜる
 Aサバ缶をどばどば入れる
 B熱々に茹でたうどんを好きなだけ入れてかき混ぜる

 サバ缶が流通するようになる以前は納豆とねぎだけで
 食べられていたんだそうですが、サバを入れたことで旨味が増したので
 町中に広がったとのこと。

 では、なぜ村山市でサバ缶が広まったかというと、
 元々は今から50年前、山形の名産のさくらんぼをなんとか保存食に出来ないかと
 村山に缶詰工場ができ、その缶詰工場の親会社(マルハ)が作っていたので
 サバ缶で、そのサバ缶が名物料理「ひっぱりうどん」に使われるようになって
 広く親しまれるようになったとのこと。

 また米沢市も村山市と同じくらいサバ缶消費量が多いとのことで、
 紹介されたかなり年配の主婦は週3回は食べると言っていました。

 ここで村山市と米沢市の主婦4人の食後のGPL-1増加量を測定したところ、
 65%、132%、475%、505%
 これじゃ太るわけないですね。
 因みに505%が週3回はサバ缶を食べてる方です。
 これだけ効果があるなら
 週1回くらいサバ缶生活もよいかなぁ〜って感じですね@^-^@。

【追記】
尚、手に入りやすく、有名処なEPAサプリの比較記事を作ってみましたので、
やせるホルモン「GLP-1」を大量分泌させるEPAサプリメントをEPA含有量で比較してみました!
宜しければ参考にして下さい。




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posted by prin at 01:04 | 食べて痩せる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする