7/29の
「主治医が見つかる診療所
〜肝臓が元気になれば長生き!痩せる!肌キレイになるSP」も
「肉中心の食事で長寿・ダイエット・美肌」って
相当なインパクトあったんですが、
7/30の「たけしのみんなの家庭の医学」での
「サバ缶食べてEPA大量摂取するとやせるホルモンGLP-1大量分泌で肥満解消する」
って内容が超強力だったので、書くのが遅くなっちゃったんですが、
主治医が見つかる診療所のメイン部分行ってみようと思います。
(わたしとしては肉中心生活とサバ缶ドカ食いというか
EPA大量摂取をどう両立させるか試行錯誤中⊂(^ω^)⊃)
姫野友美先生の超美味しそうな
姫野流コーヒー風味タンドリーチキンについては、
肝臓を元気にする姫野流タンドリーチキン||主治医が見つかる診療所〜肝臓が元気になれば長生き!痩せる!肌キレイになるSP(7/29) その1
を御覧下さい。
お酒を飲む人だけではなく、お酒を飲まない女性にも脂肪肝が増えている。
肝臓の役割とは?
秋津医師によれば
一言で言えば、「体の中の化学工場」
栄養素を使って体の中に必要なパーツを作ってくれる(分解、合成=代謝)、
体の中で不要になったゴミを全部処理して無害にする(解毒)
本来体に必要のない毒素、例えばアルコールを全部肝臓が処理してくれる
(処理しきれないと二日酔いになる)
とのこと。
だから肝臓の元気さが若さや美しさに関係する。
脂肪肝とは
肝細胞の30%以上に脂肪が溜まってしまった状態のことで
いわばフォアグラ状態のこと。
日本人の脂肪肝の推定患者数は約2000万人、
なんと6分の1に上る。
非アルコール性脂肪肝炎(NASH ナッシュ)とは?
アルコールが原因ではない肝炎のことで、
飲酒しない女性や痩せている女性にも増えてきている。
その原因は無理なダイエットや偏食!!
姫野医師によれば
「若い人でもアルブミン(アルブミンについては後ほど)の
低い方多いんですよ。
『どうしたの?』って訊くと『ダイエットしてるんですよ』と。
ダイエットの時には脂っぽいものとか肉とか魚とかそういうものを食べないで
野菜とご飯を中心にとカロリーを下げて下げてってやると、
みんな元気が無くなってくるんです。」
「子供でもおかしばっかり食べて朝から食事をしない、
偏った食事でアルブミン不足になっていくと何らかの病気が発症してくるし、
病気の回復もアルブミン値の良い方が回復も早い」
とのこと。
肝臓が元気になると肝臓で生成されるアルブミンが増えて長生き・痩せる・肌がキレイ!!
時間が経っちゃったのでポイントをまとめ的に書いていこうと思います。
アルブミンとは
生化学的性質を有するタンパク質の総称で、肝臓で生成される。
アルブミン濃度が低下すると肝疾患、栄養失調になる(Wikipedia)。
番組のナレーションでは、
・アルブミンは肝臓で作られるタンパク質の一種で、
血液に含まれる全タンパク質の約5〜7割を占めており、
血流に乗って全身に運ばれ体の様々な組織を作るための材料になる
・しかし、肝臓の働きが悪くなるとアルブミンは減ってしまう
・通常アルブミンは年齢と共に減少するが、
近年、年齢と関係なくアルブミンの少ない人が増えている
・そしてこのアルブミンの量が長生きと大いに関係がある
とのこと。
また、秋田県で8年間、
65歳以上を対象にアルブミン値の変化と寿命の変化を調査し、
東京都北区の健康増進センターで食事指導をされている
人間総合科学大学 人間学科健康栄養学科 熊谷修教授によれば
アルブミン値の高いことが長寿の必須条件とのこと。
肉食はアルブミン値を大幅にあげる!!
熊谷修教授によれば、
アルブミン値を上げるには「肉を食べるのがベスト」
だそうです\(^o^)/。
そのわけは?
・肉は非常に質の良いタンパク質で、きちんと摂ると
肝臓自身の健康度が高まって肝臓自体の機能がフル回転できる
・肝臓もタンパク質出てきていて、健康な肝臓を作るには
良質なタンパク質を十分摂る必要がある
・食べたタンパク質を体の組織に変えるにはとても多くのエネルギーが必要で
とても多くのエネルギーを常時供給しなければならない
・肉の脂(あぶら)はとてもエネルギーに変わるのが早く、
一緒に食べたタンパク質を骨と筋肉に変えるのに好都合
とのこと。
実際、熊谷修教授が調査した秋田県南外村で
65歳以上の人を対象に肉食を奨めたところ、
肉食を奨める前のアルブミン値の平均は4.1g/dl前後
肉食を奨めた後のアルブミン値の平均は4.3g/dl近くに急上昇。
因みに熊谷修教授が推奨するアルブミン値は4.3g/dlだそうです。
しかも平均寿命が
女性 +1.8歳
男性 +1.3歳
伸びたとのこと。
この期間の全国の平均寿命の推移が
女性 +1.4歳
男性 +1.0歳
だったので秋田県南外村は全国平均をかなり上回る結果になったとのこと。
また熊谷修教授が食事指導している東京都北区健康増進センター
の高齢者ふれあい食事会のメンバーさん達も
・雨が降ろうが何しようが出て歩くようになりましたし体の調子が良い(80代女性)
・あまり風邪をひかない(80代女性)
・足が丈夫になりましたね 体が軽くなりましたね(70代男性)
などなど好評みたいです。
なぜ魚ではなく肉なのか?
魚にも勿論脂肪はあるが、肉には脂肪を燃やす為のビタミンなども多く
タンパク質を分解するのに効率が良い、
とのこと。
肉食女子 姫野友美医師によれば
「食べたものを消化吸収して色んなものを作ってく為には
すごくエネルギーが要るんですね。
そのエネルギー源としては、肉に含まれている飽和脂肪酸が
ほとんど生きていく為のエネルギーに変換されていくので、
それでカロリーを確保してタンパク質を有効利用したい、という意味なんですね。
お魚の脂肪は飽和脂肪酸じゃなくて不飽和脂肪酸なので
エネルギーよりも別の方向に使われてしまう。
ですから特に高齢者はたくさん食べられないのでお肉が良いでしょうということ」
とのこと。
因みに
飽和脂肪酸とは?
人間の体温では溶けない脂。
摂りすぎると肥満・動脈硬化などの原因に
不足すると血管がもろくなり脳出血などの原因になる
不飽和脂肪酸とは?
人間の体温でも溶ける脂(魚の場合はEPA・DHAなど)。
エネルギー源にもなるが、血中の中性脂肪やコレステロールを調節する
不足すると発育不良、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞など
しかし摂りすぎても肥満や動脈硬化の原因になる。
どんな肉を食べればよいのか?
勿論番組でも肉だけをガツガツ食べろと言っていたわけではなく、
バランスの良い食事が重要で、
最終的に
タンパク質を豊富に摂取して炭水化物など糖質を減らせ
というのが結論かと思いますので、
タンパク質も肉類・魚介類・卵・牛乳・乳製品・大豆・大豆製品と
いろんなものから摂取することを推奨していました。
ですので、バラ肉(カルビ)とかロースなど脂質の多いものは
タンパク質よりも脂質を多く摂ってしまうので避けた方が良いとのことでした。
秋津医師は
見た目が赤い肉を推奨していました。
白っぽいジューシーなお肉は水分や脂肪が多いので
オージービーフみたいな赤くて硬い肉やフィレ肉、鴨が良いとのこと。
(鴨は脂多いと思うんですけど(⌒_⌒; )
野村喜重郎医師は、
松崎しげるさんのレバーはホントに良いのか?との質問に
アミノ酸が豊富、
ビタミンB群が豊富で肝臓の代謝機能を助け脂肪肝を改善させる
更にレバニラ炒めはレバーに欠けているビタミンCを補い
臭いの成分アリシンがビタミンB群の効果を長く保つ
ということでレバニラ炒めが推奨でした。
姫野友美医師は
肝臓に良いおつまみとしてアスパラガスの肉巻きを推奨してました。
アスパラガスには肉を分解するナイアシンやビタミンCが多くて
タンパク質も摂れる、とのこと。
また新見医師によれば
お酒を飲んだ時に肝臓に悪い食事はなんと言っても炭水化物で、
お酒の後のラーメンは脂肪肝まっしぐらだそうです。
自らの脂肪肝を改善しダイエットにも成功した野村喜重郎医師(74)の食事&健康法!!
今回のゲストの消化器内科医の野村喜重郎先生が
今回の番組の監修でもあったそうで、野村先生の密着取材です。
野村先生は御自分が脂肪肝だったそうで、高タンパク質中心の食事や健康法で
脂肪肝も基準値に、体重も75kg→65kgに痩せたとのこと
ポイント@ 高タンパク質 低炭水化物
とある日の朝食メニューは
焼き魚、卵とインゲンの和え物、豆腐、大豆、黒大豆の納豆、その他味噌汁、オクラなどで
ご飯はお茶碗半分程度。
その少ないご飯に納豆とオクラを入れて膨らませてる感じ。
タンパク質が主食でご飯がおかずなんだそうです。
ポイントA 足を上げて10分の昼寝
クッションに足の載せてソファーで昼寝です。
野村先生によれば、
足を上げることは血流がお腹に方に戻ってくること、
肝臓に流れる血液量が増え、大事な酸素、栄養分が肝臓に流れる、
解毒代謝を助けてくれる
とのこと。
ポイントB コーヒー1リットル飲み
脂肪が溜まって脂肪が錆びて脂肪肝、肝炎、肝臓癌が起こる
これをボイコットするには抗酸化剤が必要で、
カフェ酸(コーヒーに含まれるポリフェノール)は
非常に良い抗酸化剤で脂肪肝、肝炎、肝臓癌の発生を予防してくれる
とのこと。
ポイントC カロリーや炭水化物の多いお寿司を高タンパク
お寿司屋さんでシャリを少なくしてくれるように特別注文しているようです。
この日はお孫さんと一緒でしたが、野村先生の分はシャリが通常の半分。
野村先生によれば、
こうすればお寿司も低カロリー高タンパク質の食事になるとのこと。
因みに、胃の弱い人はコーヒーは3〜4杯とか更にもっと少なく
自分に合う量で良いそうです。
一応目安としては3〜4杯飲むのがよいそうです。
なぜ痩せるのか?
秋津医師によれば、
基礎代謝(生きているだけで使われるエネルギー)の大まかな部分は
脳、心臓、そして肝臓で、
肝臓の基礎代謝量は全身の約2〜3割を占めている、
肝臓が元気になると肝臓の基礎代謝が上がり、
カロリーが燃えやすい体質になり、
太りにくい体質に変わっていく、
とのこと。
野村喜重郎先生の指導で痩せて肌がキレイになった患者さんの例
女性の方が良かったんですが、
今回は元タクシー運転手の70歳の男性。
先生の指導で高タンパク質低脂肪の食事に変えたところ、
半年で75kg→70kgと5kg減量!
この患者さんによれば、
脇腹辺りのお腹の肉が落ちてきて、二重あごだったのがスッキリ、
更にヒゲを剃る時、以前は血が吹いてきたのがそういうことがなくなった、
皮膚の状態が良くなった、
と肌が改善したとのこと。
なぜ肌がキレイになるのか?
野村先生によれば、
肝臓は解毒工場で、シミ、色黒といった汚れた面を流してくれる、
皮膚の原料コラーゲンを作って皮膚を若返らせてくれる、
とのこと。
また、南雲吉則医師によれば
「男性の体、閉経後の女性の体は
男性ホルモンによって活性化されてはいるんですね、
ですけど、
男性ホルモンっていうのはある程度使ったら肝臓で分解されて
廃出されなきゃいけないんですよ。
ところが、肝臓機能が悪くなると
老廃物になってしまった男性ホルモンがたくさん残っちゃう。
元々男性ホルモンは戦いのホルモンで、
戦った時に肌に脂分が多ければ傷つきにくい。
肝臓の機能が落ちてくると
肌にはニキビ、生え際にはフケ、ワキガになるなど
様々な肌のトラブルが起きる。
鼻の脇や眉毛の辺りがフケっぽくポロポロ脂が落ち始めた時は
『あ、あなた、肝臓弱ってますよ』って状態」
なんだそうです。
最後に肝臓の不調度チェック表
ホントは番組の最初にやってたんですが忘れてました(;・∀・)。
チェックした項目に点数がついてて、
その合計が4点以上だと肝臓に異常がある可能性あり
だそうですので、チェックしてみて下さい。
Q01 体が重くてだるい 1点
Q02 食欲がない 1点
Q03 脂っこい物が食べられない 1点
Q04 わけもなく体がかゆい 1点
Q05 強かったお酒が最近急に弱くなった 1点
Q06 皮膚が荒れ、シミが増えた 1点
Q07 便の色が白っぽい 2点
Q08 尿が濃い 2点
Q09 ちょっとぶつけただけでもすぐに出血する 3点
Q10 手のひらが赤くなる 3点
Q11 白目が黄色になった 5点
Q12 右上の腹部からみぞおちにかけて軽く触ると腫れている 5点
野村喜重郎先生によれば、
「Q01 体が重くてだるい」は
肝炎、脂肪肝、肝硬変に共通
「Q08 尿が濃い」は
胆汁色素が解毒されないでそのまま出ちゃってる可能性が強い
「Q11 白目が黄色になった」は
目が黄色いのは肝障害に限るので要注意
とのことでゲスト松崎しげるさんは8点黄色信号と診断されてしまいました。
また姫野先生によれば、
ウコンに含まれるポリフェノールの一種クルクミンは
肝臓の解毒作用を助けたり、胆汁分泌を促進したりするそうですので、
現在既に調子が悪い方は試してみると良いでしょう。
あ、それともう1つ
現在つながりで、丁宗鐵医師によれば
肝臓が悪い人は右脇腹が少し腫れる傾向がある
とのこと。
また、肝臓を元気にするツボを刺激すると良いということで
乳首から下に下がって肋骨の下が期門
というツボで、
ここを押して痛い人は肝臓に問題があるとのこと。
お酒を飲む前に指圧すると二日酔いしづらくなるとも仰ってました。