2013年08月17日

熱中症−赤ちゃんと子供は特に危険!照り返し・ベビーカー&遊園地の乗り物場所|世界一受けたい授業〜熱中症から身を守る方法(8/17)


気象庁が発表する気温と実際の気温は2℃〜5℃も違う!


8/17の日本テレビ系
「世界一受けたい授業」の話題です。


横浜国立大学の田中英登先生によれば、
「気象庁が発表する気温に比べると
私たちの周りの生活は2度〜5度くらい高いと考えてもいい」
とのこと。


その理由は、
気象庁の観測所は
・地面が芝生(照り返しの熱は出ない)
・温度計の高さは1.5mと決まっている
・温度計は直射日光が当たらない筒状のものに入っている

※なんか小学生の理科の観察や実験を思い出すような話ですが、
照り返しや直射日光などの不安定要素を避けて
安定して気温を計るには良いんでしょうけど、
この猛暑・酷暑を考えると、
これからは気象庁も天気に合わせて実際の予想気温範囲とか
発表した方が良いかも…。



子供は大人よりも2℃も暑い場所にいる!


これは、地面に近い場所は照り返しがあるからなんだそうです。
特にアスファルトの上は危険ですねぇ。


番組では田中先生が実際に銀座の交差点で気温を計っていましたが、
気象庁の観測所と同じ地面から1.5mの位置で測定した気温は約36度
ところが、
3歳の子供の身長を想定した地面から1mの位置で測定した気温は約38度
子供は大人よりも2度暑いと感じていることになる、
との結果でした。



赤ちゃんは熱中症にかかりやすい!


田中先生の話では、
「赤ちゃんは体温調節が未発達なので、
高体温になりやすく汗をかく。
すると脱水症状から熱中症になってしまう。」
とのこと


また、名古屋工業大学の研究では、
密閉された空間で気温が45度を超えた状態では、
赤ちゃんは13分で熱中症になる、
とのこと。


番組では、堺正章さんが、
13分っていうとちょっとコンビニに行って買い物をするとか、
ATMに行ってお金を引き出す時間なんていうのが例に挙げてましたが、
赤ちゃんに限らず、子供を車に置き去りにしてパチンコに励む
馬鹿な親が後を絶ちませんので、
芸能界の長老格の堺さんはそういうの叱り飛ばした方が良いですよね。



ベビーカーはもっと暑い!
日の当たる場所でママ友のおしゃべりはもってのほかかも!


これも田中先生の実験です。
25度の屋内ではベビーカーもほぼ同じ温度。


気温33度の屋外で10分ベビーカーを置いた場合
フードの中=約40度
座席の温度=約56度


田中先生によれば、
もしこの状態で外に20分いたら赤ちゃんは熱中症を起こして
生命に危険がある、
とのこと。
※ただし、これは赤ちゃんがベビーカーに乗った状態で測定したわけではないので、
赤ちゃんが座った状態で座席の温度が56度にまではならないんじゃないかと
思いますが、
日に当たっていたベビーカーに赤ちゃんを乗せるのは危険かもしれないですね。
座席の温度がこれほど上がらないとしても、
フード内は赤ちゃんが乗っていれば余計に暑いかもしれませんし、
やはり暑い夏に長時間のベビーカーは非常に良くない感じですね。



ベビーカーの座席の裏側の背中からお尻部分にアルミホイルを貼ると
気温上昇が抑えられる!


これは照り返し対策だそうです。
地面からの照り返しをアルミホイルが反射するからなんだそうです。


実験では(気温は示されていなかったですが同じ33度の日でしょう)
ベビーカーの座席の表面温度は
アルミホイルを装着しない場合=約40度
アルミホイルを装着した場合は=約36度
と約4度の違いがありました。
※ベビーカーの構造などで上手く貼れるかちょっと微妙な気もしますが、
やむを得ず長時間ベビーカーを利用しなければならない時は
やった方が良さそうですね。



遊園地で熱中症に気をつけたいスポット ベスト3


田中先生とコドモ警察のイノさん役青木勁都くんが
よみうりランドに行き、実際に気温を計りながら
田中先生がアドバイス、みたいな企画でした。


天気は晴れ、気温は35度でしたが、
田中先生によれば
「気温28度を超えると、遊園地のような体を動かす場所では
熱中症に気を付けなければいけない」
とのこと。



遊園地で熱中症に気をつけたいスポット ベスト3


第1位 観覧車
実際に温度を計ったところ、外気35度に対して観覧車内は38度
田中先生によれば
「観覧車は足元に換気の工夫がされているが、熱気がこもりやすいので、
水分やうちわなどを準備をして楽しんだ方が良い。」
とのことでした。


第2位 冷房が効いたレストラン
冷房が効いた場所がいけないというのではなく、
冷房が効いた場所から外に出た時に注意!
実際に気温を計ると、レストラン内は約24度、外に出ると35度で、
田中先生によれば
「一般的に5度以上の急激な温度上昇があると
血圧が低下しやすく失神する場合がある。
屋外に出て急に走ったりすると熱中症になることがある。
とのことでした


第3位 コーヒーカップ
コーヒーカップは平衡感覚が弱い人はくらくらして気分が悪くなり、
体調不良が原因で熱中症にかかる場合があるのでまわし過ぎはやめる




posted by prin at 23:40 | 熱中症・汗対策など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする