2013年10月27日

睡眠の質を上げるオレンジ色の照明と鶏の胸肉(イミダゾールジペプチド)で疲労は回復できる!|疲れの原因は活性酸素!|隠れ疲労は要注意!|世界一受けたい授業〜疲れは脳が発する危険信号!最新研究でここまでわかった疲労の科学(10/26)

先ずは疲労の原因や蓄積した疲労回復法のまとめから

10/26の日本テレビ系の世界一受けたい授業
「疲れは脳が発する危険信号!最新研究でここまでわかった疲労の科学」
の話題です。

・文部科学省の調査によるとおよそ6割の人が“疲れ”に悩まされている
・更にその3分の2は半年以上疲れが取れない慢性的な疲労を感じている
・疲れは痛みや発熱と並ぶ脳が発する危険信号で、疲れに気づかず蓄積してしまうと
 脳梗塞や心筋梗塞といった突然死を招く危険性もある

ということで、
教えて下さった医師は大阪市立大学大学院特別教授の
梶本修身(かじもとおさみ)先生(51)って方でしたが、

この先生、国の疲労研究プロジェクトにも参加されてたとのことですが、
ものすごく流暢に話す方で殆どナレーション要らずだったため
内容も時間のわりに異様に濃かったので、先ず最初に要点を書いて、
あとはなるべく梶本先生の言葉に忠実に書こうかなと思います。

◆まとめ◆

・疲労の原因は処理しきれなくなった活性酸素が細胞を酸化させてサビさせること

・楽しいと思って仕事して疲労を感じない、褒められると嬉しいから疲労を感じない、
 ゲーム、スポーツなど熱中して疲労を感じない
 というのが“隠れ疲労”で、突然死を招くことも

・疲労を蓄積させないためには40分に1回5分でも休憩を入れる

・蓄積した疲労回復法@ 睡眠前にオレンジの照明を使うと
 副交感神経優位になってリラックスでき、睡眠の質を上げることができる

・蓄積した疲労回復法A 鶏の胸肉100gを2週間(最低1週間)食べると
 (イミダゾールジペプチドを1日200mg)
 疲労を回復・軽減する効果があることが証明されている


※番組でも言っていましたが
朝、熱が高ければ電話して会社や学校「休みます」って言えますけど
いくら疲労が蓄積していても「疲れているので休みます」なんて言えませんから、
疲労を蓄積しない、蓄積した疲労は早く回復するのはとっても重要ですし、
疲労回復法って色々ありますけど、科学的に証明、っていうか医学的に証明されてる
って意味ではかなり確実な方法なので試してみる価値があるんじゃないでしょうか。



疲労とは、活性酸素が細胞を傷つけサビさせること!

梶本医師によれば
「疲労とは、ズバリ、細胞がサビて傷つくこと!」
なんだそうです。

「筋肉や脳を使う時に酸素を消費するんですね。
この酸素を消費すると活性酸素というのが発生します。」

「この活性酸素というのは普段はすぐに分解されて
ショートされてしまう(無くなってしまう)んですけど、
大量に発生すると処理しきれなくなってしまうわけですね。

「その結果、活性酸素が細胞を酸化させてサビさせてしまうんですね。
つまり、細胞が傷ついた状態になってしまうわけですね。」

「金属が錆びて動かなくなった状態をイメージして貰ったら判りやすいと思いますが、
傷ついた細胞が本来の機能を果たせなくなった状態、これがいわゆる疲労なんですね。」
とのこと。



疲れも体温と同じように数値で測ることが出来る!
出演者の疲労度チェック!

梶山先生によれば
「2008年に唾液から疲労を測定できる方法が開発されたんですね。
唾液中のヘルペスウィルス(7型)の量を測定することで疲労度がわかる
とのことですが、これは検査キットみたいなのも売ってなさそうですし、
開発が東京慈恵会医科大学の近藤一博教授だそうですから、
慈恵大学付属病院に行かないと測定できないかもしれません。

この測定法では
「正常値の値が10万 copies/ml
10万 copies/mlを超える方だと危ないということになります。
数値が高ければ高い程疲労の蓄積が多い」
とのことで、番組出演者の疲労度をチェックしたところ、

疲れていない人ベスト3
1位 ローラ 2万0944
2位 吉村崇 3万5201
3位 上田晋也4万1961


梶本先生よると
「責任感持ってやっている方ほど疲労しやすかったりしますんで」
とのことで上田教頭は責任感がないらしいです(≧m≦)。

疲れている人ワースト3
1位 具志堅用高 67万0898
2位 阿部祐二 38万2452
3位 堺 正章 18万4879


阿部祐二さん(同じ日テレ系「スッキリ!」のレポーター)は
自分では感じてなかったそうですが、
具志堅さんは
休みの日もトレーニング行ったりしていまだにかなりの運動量の上、
睡眠時間も4時間程度だそうで、
梶本先生によれば
「これはちょっと危険なので、1週間程度休んで貰った方がいいという値ですね」
とのこと。

ナレーションでは
「運動やトレーニングをすれば健康になると思う方も多いでしょうが、
オーバーワーク(やり過ぎ)になると逆に疲れが溜まってしまうのです」
とのこと。



頭の疲れと筋肉の疲れのメカニズムは基本的に同じ!
運動の疲れは主に脳の自律神経中枢の疲れで筋肉はあまり疲れていない!

波瑠さんの
「台本を覚えようとして頭を使って頭が疲れるのと体が疲れるのって同じなんですかね?」
という質問が切っ掛けで始まった話題ですが、

梶本先生によれば
「頭を使って疲れるというのは、脳の細胞がサビてしまった状態なんですね。
体を動かして筋肉が疲れるのは筋肉の細胞がやはりサビてしまったということで
メカニズムは同じなんですね。」

「で、皆さん、運動された時に体が疲れたという風によく感じられると思うんですけど、
実は筋肉はそれ程疲れていない。」

本当に疲れているのは運動した時に呼吸を速くしたり、体温を調節して汗かきますね?
これを司っている脳の自律神経の中枢と呼ばれてる場所があるんですね。これが一番疲れている
んです。
基本的には脳の中の自律神経の中枢が一番疲れる、ということなんですよ。」
とのこと。

また、千葉雄大君の
運動の疲れと人間関係とかの精神的な疲れみたいのもあるじゃないですかぁ。」
との質問に

梶本先生
「緊張とか精神的なストレスというのは自律神経の中で交感神経を
非常に高ぶらせてしまうんですね。
その結果、自律神経の細胞がいわゆる酸化してしまってサビた状態になってしまう
という点で実は全く同じなんですね。
更にこれが一歩進むと突然死といったことも起こってしまうわけですね。」
とのこと。



疲労が溜まっているのに疲労を感じない「隠れ疲労」は要注意!

梶本先生によれば
「実は一番本当に危ないのは 本当は疲労が溜まっているのに疲労を感じない状態、
いわゆる隠れ疲労と呼ばれてるヤツなんですね。」

「普通、細胞が傷つけられて疲労が起こると、
脳に疲れたって情報が信号として伝えられるわけですね。
人間は前頭葉でやりがいを感じたり、或いは“楽しい!”“面白い!”って感情を持ってしまうと疲労感を消してしまうんですよ
つまり疲れているのに疲れたと感じない状態、これが隠れ疲労なんですね。」

激務でもですね、楽しいと思って仕事をしていると意外と感じないですね。
また、褒められると嬉しいから疲労感を感じない物なんですね。
他にもゲームですとかスポーツとか熱中してると疲労感を感じにくい
実はそういう時こそ疲労していることがある」

「隠れ疲労は人間だけが起こすと言われてまして、
ライオンなんかはどんなに空腹でも獲物を追い掛けて疲れたら
追い掛けるのを止めちゃうんですね。
疲労感に非常に忠実に行動するんですね。一切過労死とかしないんです。」

「でも人間だけは前に餌を吊されると、
どれだけ疲れていても疲労感を自分でマスクしちゃって頑張ってしまうわけですね。」
とのこと。



2時間ぶっ続けで勉強して15分休むより、
(40分勉強+5分休憩)x3 の方が効率がよい!!

岡江久美子さんの
「子供は疲れないんですか?」
との質問から始まったせいか子どもの勉強の話になっちゃいましたが、
仕事でも同じですよね。
ただ、仕事で40分ごとに5分休憩なんてできるかは別問題ですけど(;′Д`)。

梶本先生によれば
実は子どもも6割以上の子どもが疲れているというデータがあるんです。
情報化社会で知らなければならない知識もあれば
、 逆に勝手に入ってくる情報も非常に多いですよね。
これが情報過多となって脳を混乱させてしまう、疲れさせてしまうことになる。」

また堺正章さんの
「疲労を蓄積させないためにはどうしたらよいんでございましょうか?」
との質問に対し、

梶本先生
「実は体の方でサインを出してくれることがあるんですね。
そのサインを見逃さないことが大切です」

「例えば“飽きる”というのがありますね。
興味のある勉強をしていても2時間もしていたら飽きたと感じちゃいますよね。
これは脳が疲れたというファーストサインなんです。
ですから大体40分くらいで1回5分でも良いんで取って頂いて、
また算数をやるんじゃなくて国語とか違う課目をやりリフレッシュする、
脳の違う場所を使うということを心掛けた方が効率的

ナレーションでは
「つまり2時間勉強して15分休憩するより
40分勉強して5分休憩を3回繰り返した方が効率がグッとアップするんです」
とのこと。



蓄積した疲労回復法@ 眠る前はオレンジ色の照明を使う!

梶本先生によれば
「睡眠をしっかり取れば疲労が回復すると皆さん実感されてると思うんですが、
なかなかしっかりした時間が取れないですよね。
そういう時には睡眠の質を上げる
睡眠前に寝室の照明をオレンジ色にして貰いたいんです。」

オレンジ色というのはいわゆる夕焼け色なんですねぇ。
太古の昔から夜行性以外の動物は人間を含めて夕焼けを見た時には
“あ、夜が来た、寝なきゃ”と寝るようになっているんです。」

「オレンジ色の照明を見ると自然に眠くなるよう副交感神経優位
リラックスできる方向に働いていくことが判ってきたんですね。」

蛍光灯のような白色照明を使うと交感神経優位
つまり緊張モードになるんで仕事には向いているわけなんですね。」

オレンジ照明にするとですねぇ、
副交感神経優位になってリラックスしてどちらかというと眠くなる方向に働く
ということが実験データでも出てますね。」
とのこと。

※因みに、↓↓の渡辺祐二さんの実践結果の所にもありますが、
耐熱性のオレンジ色のセロハンなどを電気スタンド等に巻いてやればOK
みたいですので、オレンジ色の電球なんかを揃える必要はありません。
まぁLED電球だとオレンジ色に塗った電球とか売っていそうですけど。



蓄積した疲労回復法A 鶏の胸肉を1日100g x 2週間 摂取する!
(鶏の胸肉100g=イミダゾールジペプチド200mg)

梶本先生によれば
鶏の胸肉を食べると疲労を回復・軽減する効果があるということが
証明されたんです。」

「鶏の胸肉には高い抗疲労効果を持ってるイミダゾールジペプチド
という成分が含まれているんです。」

「イミダゾールジペプチドというのは
細胞が酸化してサビていくところを強力に防いでくれる働きがあるんです。」

「渡り鳥が1万1千キロ飛び続けることができる、
どうして飛べるんだっていうんで解明することから始まったんですが、
渡り鳥のちょうど羽の(翼の)付け根の胸肉に相当する部分ですが、
ここにイミダゾールジペプチドが含まれていて、
細胞が酸化していくのを抑えながら飛んでいるんで、
ああいった長距離を休み無く飛び続けることができるということが判ったんですね。」

量が結構大事なんですけど イミダゾールジペプチド200mgという量が必要なんですね。
これを鶏の胸肉に直すと約100g。」

但し1回ではなく出来れば2週間
最低でも1週間摂り続けて貰わないと実感しにくい

ただ、2週間試して頂くと約85%の方が実際に疲労回復効果が得られたと。」

「焼いてもいいし、スープにしてもいいんですが、
ただその時はスープの方に溶け込んでしまうのでこれ全部飲んで貰う
とのことです。

※イミダゾールジペプチドについては、かなりアチコチの番組でやっていたので
御存知の方も多いと思いますが、含有量までは判りませんが、
Wikipediaによれば鯨肉やマグロ・カツオにも含まれるそうです。

また、1週間も2週間も鶏の胸肉を食べるのって実際問題ちょっと無理なので、
本当に疲労が溜まってる方は
イミダゾールジペプチドのサプリメントが良いかなと思いますが、

一応、本家というか開発元の上記「日本予防医薬」の製品がオススメかなぁと。
唯一、純粋なイミダゾールジペプチドの含有量が記載されていて、
4粒でちょうど1日に必要な摂取量200mgが摂取できます。
普通に買うと結構高いんですが、購入したことない方だとお試し品があって、
丁度1週間分になりますので効果もある程度判るんじゃないかと。

他のメーカーだとちょっと安いんですが、
含有量表示が純粋なイミダゾールジペプチド含有量ではなくて
「イミダゾ―ルジペプチド配合エキス」とか「ニワトリ胸筋抽出エキス」なんて
微妙な表現だったり、混ざり物が多いのでちょっと微妙かなぁと思います。
まぁ、全然効果が無いなんてことはないと思いますけど(・∀<)。

それと、ローラさんの
「マカロンはどうなんですか?」との質問に
(マカロンってお菓子。番組では「何を食べればよいか」って部分が
クイズ形式で、ローラさんはマカロンと答えていたので、ウケ狙いの質問ですが)

梶本先生
「糖分を摂ることによって満腹中枢が刺激されて満腹感を得ることができます。
そうするとイライラを抑えられるんで疲労感自体は軽くなりますよね」
とのこと。



阿部祐二さんが1週間眠る前オレンジ照明と鶏の胸肉100gを実践した結果

阿部祐二さんが宿題ということで
・寝る前の照明をオレンジ色にする(オレンジ色のフィルムをスタンドに巻くだけ)
・鶏の胸肉100gを1週間毎日食べる
という2つの疲労回復法を1週間実践したところ、
唾液中のヘルペスウィルスの量を測定する疲労度チェックで
38万2452 copies/ml ⇒ 13万9684 copies/ml と大幅改善していましが、

梶本先生によれば
「後のデータは知らなかったんで今見てちょっとホットしてるんですが、
他の多くの方を使った臨床実験でも同じような結果が得られてるんで」
とのこと。

阿部祐二さんの
「集中っていうか凝縮した睡眠が出来たってことですか?あのオレンジ照明で」
との質問に
梶本先生
スムーズに深い睡眠に移行できるってことなんですね。
量が同じでも質が違うと。」
とのこと。

具志堅さんの
「明かりはウチ、無いんですよ」(オレンジ色の照明がないって意味)
との質問に
梶本先生
「もしスタンドライトをお持ちの場合
耐熱性のオレンジ色のセロハンを傘の部分に貼って頂く、
それにタイマーを付けて頂いて15〜30分で消えるように設定するとベストですね」
とのことでした。



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posted by prin at 04:22 | 健康総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする