病院で“味覚異常外来”が開設される程味覚障害が増えている!
1/25の日本テレビ系
世界一受けたい授業〜味を感じないとカラダは太る?味覚障害の予防・改善法
の話題です。
2013年10月に歌舞伎の中村吉右衛門さん(69)が味覚障害になってることを
告白したんだそうですが、ナレーションによれば
近年、味覚障害をうったえる患者が急増し、患者数は推定250万人、
(東京歯科大学千葉病院の来院患者数からの推計)
様々な病院で味覚を専門に扱う「味覚異常外来」が開設される程だそうですが、
東京歯科大学教授の井上孝先生によれば
「味が濃い料理が好きな人は味に対して満足感が薄い、
つまり、味覚の感度が鈍っている可能性がある」
とのこと。
また、南東北病院グループさんのサイトによれば
最近は10代、20代でも味覚障害が増えているとのことで、
濃い味が好きな人は要注意、
主婦だと家族に「料理の味が濃すぎる」なんて言われたら要注意で、
福井新聞の記事によれば
発症後1年以上経過すると治療が困難になるそうですから
結構怖い病気ですね。
味覚障害はどうして起こるのか?
新たに発見された6番目の味覚「脂肪味」を感じないと肥満になる!!
ナレーションによれば、「味覚障害」とは
・5つの基本の味覚は甘味・塩味(えんみ)・酸味・苦味・旨味(うまみ)
・舌の表面にある味蕾(みらい)が味をキャッチしてその刺激が脳に伝わり
味を感じている
・味蕾(みらい)の機能が働かなくなると脳に味が伝わらなくなるのが味覚障害
・甘味を感じる部分に異常があれば糖質を多量に摂取し、
糖尿病の原因に
・塩味を感じる部分に異常があれば塩分を多量に摂取し、
動脈硬化を招き、脳梗塞や心筋梗塞の原因に
とのこと。
また、井上孝先生によれば
・最新の研究では「第6の味覚」が発見された
・その第6の味覚は「脂肪味」と呼ばれ、
脂肪の味を感じるもの
とのこと。
ナレーションでは
「ワシントン大学医学部の研究チームが脂に反応する遺伝子CD36を発見、
このCD36が少ない人は脂っこい物を食べても脂肪味を感じにくいため、
ついつい脂っこい物ばかりを食べ過ぎて肥満になる危険性が指摘されたのです」
とのこと。
味覚障害になる原因は?
Wikipedia:味覚によれば、
味覚障害の最大の原因は亜鉛不足
とのことですが(6番目の味覚についても記載があります)、
この点については
井上孝先生の味覚障害の予防・改善法として食材の紹介がありますので後程。
また、井上先生によれば、
・舌のカビが味蕾を覆ってしまい、味が味蕾に到達しない
なんていうこともあるそうで、
口の中を良く清掃しない、歯を磨かない、
また年を取るのが原因のこともあるそうで、
カビを退治すればある程度改善するとのこと。
ただ、福井新聞の記事の須長寛福井大医学部助教の説明では
舌をブラシで擦りすぎての外傷も味覚障害の原因になるそうですから、
なかなか難しいです。
他Wikipediaにあるように薬物性の味覚障害など
細かいのも入れれば幾つもあるようです。
自宅でも出来る味覚障害チェック法
番組では病院でも行われているテーストディスク甘味液&塩味液
という濃さが5段階の塩味と砂糖味の液体を使った全口腔法
という方法でゲスト出演者の味覚チェックを行っていたんですが、
(本当は病院では酸味と苦味も加えた4種類の検査をするそうですが)
基準となる濃度3の塩味の液(しょっぱい液)と甘味液(甘い液)の作り方を
紹介してましたので記載しておきますが、
■甘い液⇒水200ccに白砂糖5gを混ぜてよく溶かす
■しょっぱい液⇒水200ccに食塩2.5gを混ぜてよく溶かす
とこれだけ。
■チェック方法と判断基準■
@口に含むのは1cc程
A濃度3の味をしょっぱい、甘いと感じれば味覚障害ではない
(1歩手前の可能性はある)
ハッキリ感じない場合は味覚障害の疑いがある
因みに、「ハッキリ感じない」とは
塩味の場合⇒しょっぱい物を酸っぱく感じる
砂糖味の場合⇒甘い物に苦みを感じる
だと味覚障害を心配した方が良いようです。
(テストを受けた出演者の言葉としては
「味はするけど何だか判らない・・・酸っぱい?」みたいな感じ)
※尚、番組での5段階診断ではハッキリ味を感じない場合、
だいたいは次の濃度で塩味や甘味が判るという感じでしたが、
なでしこジャパンで活躍する大儀見優希(おおぎみゆうき)さんの場合、
甘味は濃度2で判りましたが、塩味は
濃度3で「酢まで酸っぱくないけど」
濃度4で「酸っぱ、レモンの酸っぱさじゃなくてお酢の酸っぱさ」
濃度5で「しょっぽい、塩、これ塩です」と、
濃度5でやっと塩味が判ったって感じですので、
もし、濃度3の液で「ハッキリ感じない」だと
濃度4か濃度5で塩味や砂糖味が判るってレベルですので、
速攻で亜鉛摂取するか、病院で診て貰った方が良いかも…。
※尚、大儀見優希さんの場合、井上孝先生は
「濃度4は普通の人なら吐いてしまう人もいるくらい濃い濃度なので
これをハッキリ酸っぱいと感じるのはかなり心配だ」
とは言っていたんですが、
大儀見さんは検査の直前にサッカーの練習をしていたんだそうで、
汗を沢山かくと塩分が出るので、体が塩分を摂ろうとして
一時的に味覚を鈍らせているということも考えられるんだそうです。
※番組出演者で甘味で引っ掛かった人はいなかったので説明ナシでしたが、
「甘味を苦みに感じる」というのは
南東北病院グループさんのサイトを参考にしました。
下の方に効果的な亜鉛の接種方法や(牡蠣にはレモンを使うとかサプリとかの話)
もありますし、味覚障害度チェックなんていうのもありますので、
参考になるんじゃないかと。
味覚障害の予防・改善法 その1 食事療法=亜鉛を多く含む食材を摂取
井上先生によれば
「味覚障害で今一番問題になっているのが亜鉛不足によるものなんです。
亜鉛は味蕾(みらい)の細胞を新しく生まれ変わらせる為に必要な物なのです。」
「亜鉛が足りなくなる原因は
若者が朝御飯を抜く、過剰なダイエット、いわゆる偏食、食生活の変化
などによって、亜鉛の吸収が妨げられるといわれています」
とのこと。
そこで井上先生がオススメの
【亜鉛たっぷりの食材ベスト3】
ですが、
第1位 牡蠣(カキ)⇒亜鉛の含有量が豊富で、亜鉛を含む食材の王様
1日に3〜4つで十分な亜鉛量を摂取できる
第2位 牛肩のロース⇒約200g程度のステーキで1日分の亜鉛量を摂取できる
第3位 大豆⇒大豆を調理しても構わないが納豆・豆腐でも十分
但し、
「味覚障害が怖くて亜鉛の入っている物ばかり食べるのは良くありません。
バランスの取れた食事が最も重要です。」
とのこと。
※牡蠣やステーキを毎日食べるなんてちょっとムリですが(≧∇≦)、
豆腐や納豆なら毎日食べる人もいるでしょうし、
それで死んだなんて話は聞いたことがないので、それはそれで良いんですが、
ただ、前にも引用した福井新聞の記事では、
医者に亜鉛製剤の処方を受けても効果が出るのに3ヶ月も経ってから
やっと効果が出てくる、とのことですし、
南東北病院グループさんの記事では、
厚生労働省が亜鉛の所要量は、成人男性12mg、成人女性9mgとしているが、
食物から12mg摂取したとしても大半は体外に排出されてしまうとのことなので、
少な過ぎてもダメだってことになってしまいますので、
多すぎず少なすぎず、かつ、継続的に摂取しなきゃならない
ってなっちゃって、なかなか難しいですね(’〜`;)。
味覚障害の予防・改善法 その2 顔のマッサージ=顎下腺耳下腺刺激で唾液分泌
顎下腺(がっかせん)・耳下腺(じかせん)は唾液を出す腺なんだそうで、
正確な場所や詳しい機能はWikipedia:耳下腺を見て頂くとして
井上先生によれば
「(例えばドライマウスのように)唾液がないと味が味蕾(みらい)に運ばれないで
味を感じません。なので唾液がたくさん出る顔のマッサージをお教えします」
とのことで、
■顎下腺を刺激するマッサージのやり方■
親指を顎の角から骨に沿ってしごくように5回ほど前に出す
⇒このようにすると舌の前方部に唾液が溜まってくる
※これをやると、ホントに直ぐに唾液が舌の裏の筋辺りに溜まりますよ
■耳下腺を刺激するマッサージのやり方■
両手の親指と人差し指の間に耳を挟むような形で手を当て
口に向かって頬を挟みながら手の平を前に5回ほど出す
⇒サラッとした唾液が頬の横から出てくる
※これも直ぐ出てきますので判りやすいです。
井上先生によれば
「美味しい物を食べた時に『ほっぺたが落ちるようだ』というのは、
耳下腺から出てくる唾液の影響なんです」
とのことですが、
堺正章校長の
「亜鉛と顔マッサージで大儀見君の味覚障害は改善されますでしょうか?」
との質問に対し。
井上先生
「3ヶ月程度やって頂いて改善されるものと思います。」
とのことで、ちょっと気が長い感じですが、
福井新聞の記事でも亜鉛摂取の効果が出るのに3ヶ月掛かるそうですから、
この辺は仕方ないところでしょうか。
でも、完全に味覚が無くなっちゃったら難しい場合もあるようですが、
味覚障害チェック法で間違ってても味を感じていれば
改善するみたいですし、既にちょっとおかしいなぁと思ってる方は勿論、
塩分や糖分を控えたい人にも使えそうなやり方なので
結構使えそうですね、これ¥^−^¥。
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