2014年02月05日

血管の老化を防ぐ善玉ホルモン「アディポネクチン」を増やすのはEPA・DHA(青魚)と赤ワイン!|百寿者を目指すなら腹囲男性85cm女性90cm未満に保て!|たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学〜老けない身体を作る【新事実】SP(2/4)

血管の老化を防ぐ善玉ホルモン「アディポネクチン」を増やす食材が
またまたEPA・DHA(青魚)と赤ワイン(゜д゜)


2/4の朝日放送(テレビ朝日)系
たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学
〜老けない身体を作る【新事実】SP
の話題です。

アルツハイマー病予防にEPA・DHAとワイン
って話と
ビタミンD+EPA・DHAは花粉症の発症を予防する効果がある
って話をつい先日書いたばっかりなのに
今度は血管の傷を修復して血糖値や血圧を下げる善玉ホルモン「アディポネクチン」
を増やすのがEPA・DHA(青魚)と赤ワインなんだそうで、
やせるホルモン「GLP-1」を大量分泌させる栄養素はEPAと食物繊維だった!
みたいにメカニズムはまだ判っていないとはいえ、
EPA・DHAと赤ワインってどれだけ体に良いのよ??って感じですが(>ω<ノ)、
先ずは今回のポイントから。

☆血管の老化を防ぐ善玉ホルモン「アディポネクチン」のポイント☆

・今では脂肪細胞は善玉ホルモン「アディポネクチン」を分泌する重要な臓器と
 考えられている

・脂肪細胞だけから分泌されるアディポネクチンは血管を修復し、
 血糖値や血圧を下げ動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中などを防ぐ

・肥満で血液中に中性脂肪が溜まるとそれが脂肪細胞に溜まり
 脂肪細胞が肥大化するとアディポネクチンの分泌は減少し、
 逆に血管を傷つける悪玉ホルモン「炎症性サイトカイン」を分泌するようになる

・アディポネクチンと炎症性サイトカインの分岐点の腹囲(へその高さのお腹周り)は
 男性85cm女性90cm

・EPA・DHAを多く含む青魚がアディポネクチンを増やす重要なファクター
 と考えられており、
 赤ワインを毎日1日1杯半ほど飲むと3週間後にアディポネクチンが3割増加した
 という報告がある(2009年のアメリカの研究論文)


といったところでしょうか。
以降はなるべく番組の内容に沿って書きたいと思います。




血管を若く保つ善玉ホルモンがあった!!
善玉ホルモン「アディポネクチン」とは?


ナレーションの説明では、
日本では50年前と比較して100歳以上の人口が何と355倍・54397人
と、東京ドームが満員になる勢いなんだそうですが、
日本の医学会では100歳を超えた人達を敬意を込めて「百寿者
と読んでいるんだそうです。

日本で百寿者といえば、国民的アイドルとなった「きんさん、ぎんさん」の
蟹江ぎんさんですが、
108歳で亡くなった蟹江ぎんさんは20歳以上も若い体を保っていたことが
判明したんだそうで
(テレビに一部分映っていた中日新聞の記事では「遺体を解剖したところ
総合的な体の状態が20歳以上若かった」みたいなことが書いてあったようです)
近年、そういった百寿者を研究する内に血管に関する驚くべき事実が判ってきた、
とのこと。

高齢化研究のスペシャリストで慶應義塾大学医学部内科学教室老年内科の
新井康道先生によれば、
百寿者の方々が血管を若く保っているのにはアディポネクチンというホルモンが
関係している可能性が最近の研究から明らかになってきた、
とのこと。
新井先生達の調査によれば、百寿者の方々は
平均の約2倍もアディポネクチンの値が高いことが判っているんだそうです。

【アディポネクチンとは】

ナレーションによれば、
アディポネクチンとは1996年に日本人の研究者によって発見されたホルモンで、
(住友病院院長で大阪大学医学部名誉教授の松澤佑次(参考:Wikipedia)医師)

アディポネクチンの働きとして
@一度傷ついた血管壁を修復して元に戻す
A血糖値や血圧を下げる

とのこと。

Wikipedia:アディポネクチンによれば、
脂肪酸の燃焼、インスリンの感受性の亢進(度合いが高まること:goo辞書)、
動脈硬化や心筋肥大の抑制抗炎症作用などの効果があり、
糖質制限食でアディポネクチンが増加するなんて報告もあるそうで、
またまた糖質はダメ〜っていう感じですね。


番組取材で
百寿者の方3名の血管状態調べるため、頸動脈の血管壁の厚さを調べたところ
(正常値=1.1mm未満:動脈硬化でぶ厚くなる)

青森県弘前市の小野敦信さん(101歳)⇒1.0mm
東京都品川区の福岡慶一さん(102歳)⇒1.2mm
(この方は少し厚いですが糖尿病の方で、持病を考えると上出来とのこと)
鹿児島県鹿児島市の横田伊豫子(いよこ)さん(100歳)⇒0.9mm


更に、善玉ホルモンのアディポネクチンの分泌量を調べたところ
(40代男性の平均値=6.8μg/ml 40代女性の平均値=1.1μg/ml)
小野敦信さん(101歳)⇒17.8μg/ml
福岡慶一さん(102歳)⇒14.4μg/ml
横田伊豫子さん(100歳)⇒43.0μg/ml

と、横田さんについては「凄い数字ですよ」とお医者さんが驚いてましたが、
小野さん、福岡さんも十分過ぎる数値だとのこと。


また、3人の特徴として
20歳代〜100歳代まで体型が殆ど変わりがない
(体重が5kg程度の幅でしか変動しない)

とのことでしたが、

新井康道先生によれば
太り過ぎず痩せ過ぎず適正な体型の維持が
アディポネクチンの値が高いことと関係している
とのこと。




太ると善玉ホルモン「アディポネクチン」がガクッと減り、
悪玉ホルモン「炎症性サイトカイン」が増えて血管を傷つける!


新井康道先生やナレーションの内容をまとめると

・アディポネクチンは脂肪細胞(内臓脂肪細胞)だけで特異的に作られるホルモンで
 ホルモンを分泌する甲状腺、すい臓、精巣、卵巣などと同様に
 脂肪細胞は立派な臓器、臓器の1つと考えられている 

・脂肪細胞には絡みつくように毛細血管が伸びており、
 脂肪細胞は毛細血管を通じて全身の血管に善玉ホルモン「アディポネクチン」
 を送っている

・脂肪細胞が適度な大きさだと善玉ホルモンのアディポネクチンが体の隅々まで
 運んでくれるが、食べ過ぎなどで血液中の中性脂肪が増えると
 (中性脂肪が)脂肪細胞に溜め込まれるようになり、脂肪細胞は肥大化し、
 脂肪細胞が炎症を起こしたと同様の状態になり、アディポネクチンは激減し、
 悪玉ホルモン「炎症性サイトカイン」が多く分泌されるようになる

・悪玉ホルモンの炎症性サイトカインが多く分泌されると、
 インスリンが効きにくくなり糖尿病になりやすくなる
 (血管が)炎症を起こして動脈硬化を引き起こし、ボロボロに傷つく

・善玉ホルモンと悪玉ホルモンの出る境目については、
 目安となる身体のサイズが判ってきた

・アディポネクチンは工場で作られた物を飲んだとしてもそれ程増えるものではない

 (たけしさんの「何とかなりませんかねぇ?注射とか飲むとか」との質問に対し)

とのことで、次は体のサイズ(腹囲)の目安とアディポネクチンを増やす食事の話です。




悪玉ホルモン「炎症性サイトカイン」が出る体型とは?
腹囲(お腹周り)は男性85cm未満、女性は90cmに抑えろ!!


ビデオ出演だったアディポネクチンの発見者で
住友病院院長、大阪大学医学部名誉教授の松澤佑次医師によれば、
注意が必要な腹囲(へその高さでお腹周りを測る)
男性=85cm以上
女性=90cm以上

(女性の場合は、アディポネクチンには影響しない皮下脂肪が
元々男性に比べて多いので、女性の場合は+5cmくらいが注意の目安とのこと)

番組取材で男性17名の腹囲と悪玉ホルモン「炎症性サイトカイン」の関係
を調べたところ、(何名かをピックアップ)

・小嶋泰博さん 腹囲67cm (腹囲最小の人)
 悪玉ホルモン=9μg/ml
 
・中村尚さん 腹囲71.5cm
 悪玉ホルモン=22μg/ml

・有岡秀敏さん 腹囲80cm
 悪玉ホルモン=52μg/ml

・三輪真徳さん 腹囲101cm((腹囲最大の人)
 悪玉ホルモン=76μg/ml

※尚、善玉ホルモンの量についてはバラツキが出ちゃったようで
ハッキリとした数値の記載が無かったですが、概ね腹囲に従って
アディポネクチンが減っていくとのこと。




青魚に多く含まれるEPA・DHAと赤ワインが
善玉ホルモン「アディポネクチン」を増やす!!


ナレーションでは
「でも『痩せろ』といってもそう簡単に痩せられませんよねぇ?
では、血管を若く保つ善玉ホルモンをより多く分泌する方法がないのか?
再び先生に伺うと」
ということで、松澤佑次医師とナレーションのお話をまとめると

・最近は個々の食品でアディポネクチンを上げるメカニズムの研究がされている

・詳しいメカニズムは判っていないものの、魚の脂に含まれるEPAやDHAが
 アディポネクチンを増やすと考えられている

・赤ワインも注目の食材で、2009年アメリカで発表された研究論文では
 (2009 by American Diabetes Association)
 赤ワインを1日1杯半程飲むと3週間後にはおよそ3割アディポネクチンが増加した
 という報告があった


とのことでした。

番組取材では「女性8名の善玉ホルモンと食事を調査」というのをやってましたが、
北林佳子さん(57)って方が他の7名のアディポネクチンの分泌量の平均が
12.9μg/mlだったのに対して22.3μg/ml
驚異的に多かった、ということで北林さんの日常の食事を取材したところ、
昼食にサバそぼろの卵とじ丼と納豆入り味噌汁、
(サバのそぼろは普段作り置きしてよく食べているとのこと)
夕食は8品とだいぶ多めでしたが、
アジの南蛮漬け、なすの煮付け、ささみフライ、鶏つくねの照り焼き、
昆布と大豆の煮物、麻婆豆腐、カレイの煮付け、ブロッコリー、
そして週3回は赤ワインを飲むそうで、
家族と食事を楽しみながらのワインは至福のひとときなんだそうです。

また、先に登場した100歳の横田伊豫子さんの20代から100歳になった現在の食事は
朝食昼食は、時代の流れかパン食やスパゲティーミートソース
なんかも取り入れたようですが、
夕食に関しては和食中心で、しかも魚がメインで、
ブリの煮付けイワシの生姜煮さばの味噌煮などを食べていました。
(その他、ご飯に味噌汁、煮っ転がしやほうれん草?等の付け合わせ)

ということで、
またまたEPA・DHAとワインって結論になっちゃっいましたけど(´▽`*)、
魚を毎日ってのはちょっと難しいって方はサプリでも良いと思いますが、
有名処で

ニッスイ イマークS
イマーク


サントリーDHA&EPA+セサミンE

辺りで良いと思いますが、
EPAを摂取すればその内の15%はDHAになるとのことですしWikipedia(ω-3脂肪酸)
EPA含有量が多いので痩せるホルモンGLP-1分泌って面でもフローレスEPA
がちょっと有利かなと思います。
(詳しくは、やせるホルモン「GLP-1」を大量分泌させるEPAサプリメントをEPA含有量で比較してみました!などを参照してください)

また、ワインのサプリは結構安価で、
赤ワイン習慣
赤ワイン習慣


ワダカルシウムの「レスベラE+C」
レスベラE+C

みたいにレスベラトロール入りのが主流なので結構一石二鳥かなと思います。

また、最近プチ流行のオチョダイエットなんかは、
腰を8の字に動かすだけオチョダイエット VS 最新ウエストダイエット法ワインオープナーエクササイズ|人生の正解TV〜これがテッパン!〜 2週間でウエストが細くなるエクササイズ対決!(8/23)
お腹周りだけでも取り敢えず引っこめたいって点でピッタリかなぁ、
なんて思いました。





【動脈硬化・高血圧・心筋梗塞・狭心症・コレステロールなどの最新記事】