2014年03月01日

寝る4時間前にお風呂に入れば夜間頻尿は改善する!|足のむくみが引き起こす夜間頻尿のメカニズム|たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学〜名医が診断 若返り&長生きできる!3つの悩み解決SP(2/25) その3

高齢化と共に急増する夜間頻尿!夜間頻尿の人には骨折のリスクもある!!


だいぶ遅くなってしまいましたが、引き続き、2/25のテレビ朝日系(朝日放送系)
たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学
〜名医が診断 若返り&長生きできる!3つの悩み解決SP


排尿機能を若返らせ夜間頻尿を改善する秘策とは?
の話題です。

腸の若返り&便秘の話題と認知症の話題については

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を御覧下さい。


ナレーションによれば、
加齢と共に頻尿や尿漏れなどの尿トラブルが増えていくが、
その中でも高齢化と共に急増しているのが夜間頻尿で、
夜間頻尿の推定患者数は約4500人
(排尿に関する疫学的研究:日本排尿機能学会誌14:1-12.2003)
番組のグラフではハッキリ数字は書いていませんでしたが見た感じ
40代で約40%、50代で約60%、60代が約80%、70代が90%弱、
80代になると95%くらいはある?(番組では"殆どの人"と言ってましたが)
という感じで、殆ど誰でもなるってことですね。

因みに
夜間頻尿とは、ナレーションによれば
就寝中1回以上トイレに起きてしまう状態
とのことですが、
Wikipediaでは
数字上の定義はないが、夜間に覚醒しての排尿障害が2回以上のものが夜間頻尿だ、
とありますので、この辺はちょっと曖昧ですね。

また、
日本大学医学部泌尿器科学系主任教授の高橋悟先生によれば、
夜間頻尿の人には、夜暗い時に寝ぼけがちにトイレに行こうとして
転倒し骨折するリスクが2倍くらい増えると言われている、
とのこと。

ナレーションの説明では
2回以上の夜間頻尿の人はそうでない人に比べて転倒による骨折のリスクが約2倍
(東北大学中川晴夫先生等の報告より)
とのことですので、
今回のたけしの家庭の医学で紹介された方法は就寝の4時間前にお風呂に入る、
ってだけですから、これで夜間頻尿が改善すればとても良いですね。




骨盤底筋を鍛えただけでは治りにくい!
夜間頻尿の原因は足のむくみだった!!


夜間頻尿に悩む人の約4割が改善したという和歌山県和歌山市では
10年前から介護予防を目的とした健康体操が盛んに行われていて
多くの高齢者が転倒などを防ぐ為に下半身を鍛えているため、
その副産物で骨盤底筋(尿道を収縮させる筋肉)も鍛えられ、
尿漏れや頻尿などの尿トラブルが改善されたんだそうですが、

高橋悟先生によれば、
夜間頻尿だけは骨盤底筋を鍛えるだけでは改善されにくい尿トラブル
なんだそうで、
和歌山市で夜間頻尿が改善した人は寝る4時間以上前にお風呂に入る
ということを行っていたんだそうです。


■夜間頻尿のメカニズム■

高橋悟先生によれば、
夜間頻尿とは昼間むくみとして足に溜まった水分が、
夜、横になって身体の中心に戻って夜おしっこが沢山出るという状態

なんだそうです。

ナレーションでは
「私達の身体は、加齢と共に足に余分な水分が溜まりやすくなると言われています。
この状態のままで就寝すると、
溜まっていた余計な水分は寝ている間に血液を通じて心臓に戻ってくる。

この時心臓で血液中の水分量を測るセンサーが反応し、
余分な水分を尿へと変えてしまうのです。
その結果、寝ている間に膀胱に尿が溜まりやすくなり、夜間頻尿になると考えられています。

高橋先生は、その足に溜まった余分な水分を解消するのにお風呂が良い、
と言うのです。
湯船に身体を浸けることで水圧によって足に溜まっていた水分が心臓に戻りやすくなり
起きている間に尿として排出しやすくなると考えられるからです。」
とのこと。


就寝4時間前の入浴が排尿機能を若返らせ、夜間頻尿が改善する!


高橋先生によれば、問題はお風呂に入るタイミングなんだそうで、

・余分な水分が尿として外に出されるには2〜3時間は必要
 (この辺は人によって異なるのかもしれません)

・和歌山の人達のように寝る4時間以上前にお風呂に入っていると
 足に溜まった水分を尿として出す効果が得られる

一般に尿意を感じる尿量は約200ccで、
 入浴して余分な水分を尿に変えて就寝前に尿量を約200ccにし、
 排出してから寝れば夜間頻尿が改善する、治る


とのことで、
30年来夜間頻尿に悩んでいる碓井由貴子さん(55)という方で実験でしたが、
わずか3日で夜間頻尿がなくなってしまいました。


やったことは
今まで朝7時半にお風呂に入っていたのを就寝4時間前に変える
ってだけです。

尿量測定器という膀胱に超音波を当ててどれだけ尿が溜まっているかを計測できる機械で
計測すると、

実験前の就寝前の尿量
⇒尿量は10cc程度と少なかったが就寝前は排尿せず、
 就寝後1時間もしない内に目覚めて排尿、更に2回目覚めて排尿
 
実験1日目
⇒尿量65ccで排尿してから就寝後3時間半1回目の排尿、更にもう1回覚めて排尿
 (でも1回は減った)

実験3日目
⇒入浴後尿量が77ccになり1回排尿、更に就寝前尿量が193ccになって排尿後就寝で
 夜間頻尿ナシでこの日以降は夜中に目覚めることが無くなった

nyoryosokutei.jpg


高橋先生とナレーションが交互に出てくるので分かりづらく、
噛み砕いて書きますが
ポイントは、
実験3日目は実験初日の4倍以上の量のおしっこが出た、ってことのようで、
就寝4時間前に入浴する習慣を付けることで尿の作られるスピードが上がっていき、
就寝前に2回3回しっかり排尿することで逆に夜中に尿が作られるスピードは落ちて、
夜間頻尿が無くなり、朝まで目覚めずグッスリ寝れる、
ってことで良いかと思います。

ただ、入浴後はお水とか飲んじゃダメなんですよね・・・きっと(;´∀`)。
それとも、入浴して身体に水分が回るので喉が渇かないのかも…

また、日本泌尿器科学会のHPによれば、
水分を摂ると血液がサラサラなって脳梗塞や心筋梗塞を予防できる
っていうのは根拠が無いそうなんで、
そっち方面はあまり心配する必要はないみたいです。

それと、日本泌尿器科学会のページによれば、
膀胱容量の減少などは勿論、
高血圧、鬱血性心不全、腎機能障害、睡眠時無呼吸症候群等々
かなり多種多様みたいですし、
和歌山市の例でも改善したのは4割の方なわけですから、
たけしの家庭の医学の方法で治らなければ病院で診て貰った方が良い場合もあるかな、
とも思います。

けど、就寝4時間前に入浴するだけなんて簡単なことで夜間頻尿が治るかもしれないので、
お悩みの方は試してみてはいかがでしょう?





posted by prin at 05:27 | 尿漏れ・頻尿など尿トラブル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする