そもそも肩こりとは何なのか?
3/2のTBS系
駆け込みドクター!運命を変える健康診断〜肩こり解消法を大公開SP
の話題です。
肩甲骨を見れば肩こりかどうかだけじゃなく原因がまで判っちゃうっていうのと、
中村格子先生のストレッチ・体操が何時になく簡単で続けやすそう、
っていうのが個人的には印象的でしたが(´▽`*)、
番組ナレーションによれば
■そもそも肩コリとは何なのか?
⇒筋肉を使い続けていると細胞に必要な酸素や栄養が足りなくなるのが筋肉の酸欠。
酸欠になると血液の循環が悪くなり、本来は排出される老廃物が筋肉に蓄積し、
コリや痛みを引き起こす
■なぜ肩や首がこるのか?
⇒肩や首が重い頭を支えているから。
頭の重さは約4〜6kg(ナレーションではおよそ5kgと言っていましたが)もあり
ボーリングの球を載せて生活しているようなもの。
⇒頭を少しでも傾けると、その負荷は3倍以上の20kgにもなるので、
本を読む、棚にある物を取る、台所で包丁を使うなど日常の何気ない動作でも
肩や首に大きな負荷をかけている
とのこと。
また、これに関連して久本雅美さんの
「頭が大きいと肩がこりやすいんですか?」
との質問に対し、
整形外科医で国立スポーツ科学センター研究員の中村格子先生によれば、
「頭の大きさと首の細さとの関係ですね。
日本人の場合首が細いですから、支えるのに負荷が掛かる」
「頭が小さくても首が長い人は負荷が掛かって肩こりになりやすい」
とのこと。
更に、オードリー若林正恭さんの
「肩がこりやすい人ってどういう人なんですか?」
との質問に対し、
同じく整形外科医で東京女子医科大学東医療センター准教授、
肩こり外来も開設している神戸克明先生によれば、
「重い頭を支えるので、どうしても筋肉のバランスが崩れている人が多く、
それを見分ける方法があるんですが、それが肩甲骨で、
肩甲骨の変形が肩こりの原因の1つになっている」
とのこと。
また、森田豊医師によれば
「肩っていうのは関節の中で最も自由に動く関節で、
それを支えているのが肩甲骨なんです。
だから肩甲骨の位置が悪いとちょっとした動きでも肩がこる」
とのことで、
次は神戸克明先生の仰る肩こりになりやすい肩甲骨の変形タイプ
とびらタイプ・おじきタイプ・ハの字タイプ、
それにとびらタイプ関連で話の出たストレートネックの
チェック方法・改善ストレッチ体操についてです。
尚、2016年11月15日の同じくTBS系の予約殺到!スゴ腕の専門外来SP!!F
で、神戸克明先生が登場してとびらタイプ(扉タイプ)とおじぎタイプの
別の体操を紹介されてましたので、ご興味がある方は
肩こりは肩甲骨の歪みに原因がある!|肩こりのタイプ判別法|扉タイプ改善法=ペンギン体操|おじぎタイプ改善法=イルカ体操|ハの字タイプは体操が無い???|予約殺到!スゴ腕の専門外来SP!!F〜「腕が上がった!」「激痛が消えた!」肩こりの名医奇跡の治療法とは!?(11/15)
をご覧下さい。扉タイプ、おじぎタイプ、ハの字タイプの解説は
ちょっと洗練されてきて判りやすくなってる気がします。
但し、スゴ腕専門外来版では「ハの字タイプの体操はありません。手術が必要」
ということになってますので、↓↓のハの字タイプのストレッチをされる方は
無理せず注意して行った方が良いかもしれませんので念のため。
「とびらタイプ」の説明・チェック法・改善ストレッチ(インベーダー体操)
■とびらタイプとは■
神戸克明医師によれば
「肩甲骨を背中から見ると扉のように開くタイプ」
ナレーションによれば
「肩甲骨の外側が前方に歪むで肩こりで最も多いタイプ」
との説明でしたが、絵を見ても説明聞いてもよくわかりませんでした(≧m≦)。
(肩甲骨が広がった状態で突き出ているみたいな感じでしょうか?)
■原因■
⇒(猫背姿勢での)スマホ・ゲーム・パソコン等の長時間使用で、
首、首の付け根がこりやすい
■とびらタイプの簡単チェック法■
@肘(ヒジ)と肘を合わせてそのまま(肘を離さないで)上に持ち上げ、
顎(アゴ)の高さより上に上がるかチェックする
A顎の高さに肘が上がらない人はとびらタイプで、肩甲骨が回転できない状態
とこれだけですが、上がらない出演者が結構多く、
オードリー若林正恭さんなんか
「上がるも何もこのままですよ」
と、肘を合わせたらそれ以上全然上がらないみたいです(*≧m≦*)。
※因みに、これあくまでチェック法みたいですが、
これやるだけで気持ちよかったりします(^ω^)。
■肩甲骨がとびらタイプの肩こり解消ストレッチ=インベーダー体操■
やり方は超簡単で、
@左右の肘を直角に曲げて上下させるだけ
A1セット5〜6回で、朝昼晩やる
Bポイントは肩と体のラインをまっすぐに保つ
中村格子先生によれば、これでとびらが開いているのが戻ってきて、
肩甲骨が動くようになってくるとのことです。
若者に急増のスマホ症候群で骨が変形する!
「ストレートネック」の説明・チェック法・改善ストレッチのやり方
ストレートネックはとびらタイプの別パターンというか、
前傾姿勢や猫背つながり扱われてたって感じですので、
「おじぎタイプ」「ハの字タイプ」の前に書いておきます。
スマホ症候群とは、ナレーションの説明では
スマートフォンの長時間利用で引き起こされる様々な不調のこと、
なんだそうですが、
スマートホンは小さい画面に情報が集中するので、つい前傾姿勢になり、
重い頭を長時間支え続けることになるので、骨が変形してしまい、
特に多いのがストレートネックで、
ストレートネックとは、
正常な首の骨はカーブを描いて頭を支えているが、前傾姿勢が長く続くと
首の骨がまっすぐに変形し、(首をまっすぐにしても骨が)元に戻らなくなる
状態のこと、だそうです。
■ストレートネックが引き起こす症状■
肩や首のこり・痛み、頭痛、吐き気、めまい、動悸、手のしびれ、
上を向きづらい、自律神経失調症など
とのことで、
連続1時間以上のスマートフォン使用は要注意
だそうですが、
出演者では笛木優子さんがストレートネックになっていて、
首も疲れるし、いつも首を回したりしてるとのこと。
■ストレートネックかどうかのチェック法■
@壁に踵(かかと)・肩・後頭部をつける
A顎を引いて正面を見て、苦しくないかチェックする
この姿勢が苦しい人はストレートネックの可能性があるんだそうです。
■ストレートネック予防ストレッチ■
@椅子に座り、ゆっくり息を吸いながら上半身を垂直に起こす
Aゆっくり息を吐きながら骨盤だけを後ろにスライドさせてから元の位置に戻す
ポイントは、
「背中をまっすぐ伸ばし、骨盤をスライドさせる時にお腹を丸めるイメージで行う」
とのこと。
B腰に手を当て息を吸って、息を吐きながら前にかがむ
C体を起こしながら肩甲骨を寄せる(肘も一緒に反らす感じで)
D@〜Cを1セット5回、朝昼晩行うと良い
「おじぎタイプ」の説明・チェック法・改善ストレッチ(インベーダー体操)
■お辞儀タイプとは■
神戸克明医師によれば
「肩甲骨の片方がお辞儀のように傾いているタイプで
背骨の歪みが関係していいて、背中の方までこる」
ナレーションでは
「片方の肩甲骨の高さがずれて傾いてしまう」
とのことで、
背中がこりやすい、肩の左右のどちらかだけがこりやすい人が
おじぎタイプの可能性が高いとのことです。
■原因■
・カバンを片方ばかりで持つ、肩に掛ける
・脚を組む姿勢や寝る姿勢(向き)が片方だけ
出演者ではレントゲン写真で佐藤藍子さんが「おじぎ型」と診断されてましたが、
御自分でも右腕だけが可動域が狭いと自覚していたようです。
■おじぎタイプかどうかのチェック法■
・左右両方で片足立ちし、一方だけバランスが取れない場合は
「おじぎタイプ」の可能性がある
佐藤藍子さんの場合、右の肩甲骨が下がっているので、
右足だけで経つとよろけてしまい、左足だけの場合はすっと立てるんだそうです。
■おじぎタイプの場合のタオルでできる肩こり解消ストレッチチ■
@タオルを肩幅に開いて持つ(胸とタオルを平行に保つ)
A上から見て四角形をキープするイメージで体を左右にひねる
B腕を上げ、万歳の姿勢でタオルが頭の真ん中に来るようにする
(なるべく手は真上の方が良いが、無理なら腕が前に傾いていても良い)
C息を吸いながら体を曲げ、息を吐きながら体をまっすぐにする
D@〜Cを1セット左右3回ずつ、朝昼晩おこなう
また、カバンなどをいつもと違う方で持つのも予防に効果的とのことです。
「ハの字タイプ」の説明・チェック法・改善ストレッチ(五十肩・四十肩)
五十肩・四十肩は発症年齢が違うだけで全く同じ疾患!
■ハの字タイプとは■
神戸克明医師によれば
「文字通り肩甲骨が「ハの字」になること(肩甲骨の下側が外に開く)で、
肩甲骨がハの字になるのは肩の関節自体に問題があることが多く、
四十肩・五十肩の症状を持つ人に多い」
とのこと。
■五十肩・四十肩の症状と原因■
症状は
・腕を上げようとすると方が痛い
・シャツなどを着る時肩に痛みが走る
などで、
特に怪我などの理由もなく突然腕が上がらなくなったり痛みんだりで、
特に夜に症状が出る人が多い
とのこと。
原因は
肩の老化現象で、骨と筋肉の結合部に傷が付き炎症を起こすため、
因みに、
五十肩は文字通り50歳くらいで発症するから五十肩というが、
四十肩も発症年齢が違うというだけで全く同じ疾患なんだそうです。
しかも最近では30代でも五十肩の症状を訴える人が増えてきたんだそうですが、
その原因は生活習慣の変化(肩をこわばらせる姿勢)が原因といわれており、
代表例はパソコンで、腕を支える為に肩の筋肉が長時間緊張するのが原因。
また、ゲームやスマホは猫背になり肩の筋肉が伸びきった状態が長時間続くので、
やはり五十肩の原因になるとのこと。
森田豊医師によれば
五十肩って言われ出したのは江戸時代なんだそうで、
江戸時代は50歳といえば長寿ですから長寿病ともいわれていた、
とのことで、
「四十肩と五十肩は全く同じで、30代の患者さんが増えてきましたから
将来は三十肩と呼ばれる時代が来るんじゃないかと思っていますけどね」
とのこと(゚∀゚)。
更に、神戸克明医師によれば
「五十肩の原因の1つとして、
肩の筋肉(腱板)の傷が治りやすい人、治りにくい人がいて、
治りにくい人は糖尿病だったり、心臓や肝臓の病気が潜んでいることがある」
とのことで、
アメリカ糖尿病協会の調査では糖尿病患者の20%が五十肩を持っている
とのことで、
その他、肝臓疾患・心臓病・甲状腺機能の低下など生活習慣病と五十肩の関係
が取り沙汰されているんだそうです。
■五十肩改善(ハの字タイプ) 肩こり解消ストレッチ■
【注意】
上でも補足しておきましたが、2016年11月15日の予約殺到!スゴ腕の専門外来SP!!Fで
神戸克明先生は「ハの字型の体操は無い」との見解で内視鏡手術を勧めていました。
患者さんが重症だったからかもしれませんが、症状の軽重によってはストレッチは
止めた方が良い場合もあるかもしれません。試す場合は無理せず注意して行って下さい。
@足を開いて姿勢を良くし、股関節の所から少し体を前屈みに倒す
A片腕ずつ最大可動域までブラブラ腕を振る
(これで肩関節が伸び、内側の筋肉が収縮する)
B更に広背筋を強くするために、腕をまっすぐ後ろに引くことを意識して
両腕を振る
(後ろに振る時に腕がペンギンみたいに開いてはいけない。)
また、この時、背中の腰の上に溝ができるように意識する(背筋を伸ばす?)
C@〜Aは単なる練習みたいですので、Bを1セット10回で朝晩2回行えばよい。
それと、腕の動く範囲を少しずつ広げて行けるようにするのがポイントとのことでした。
TCH(歯を接触させるクセ)が肩こりの原因になる!
春日院長の「今週のヘルスヘッドライン」でやっていた話題ですが、
ルカデンタルクリニック院長の小林瑠美先生によれば
TCH(Tooth Contacting Habit)=上下の歯を接触させるクセ
が肩こりの原因の1つと言われてるんだそうです。
ナレーションでは
「安静時、上下の歯の間は約1〜2mmの隙間が空いており、
上下の歯は触れあっておらず、食事や会話で一瞬触れる時間は1日20分以下。」
「しかし、パソコンや携帯電話、ゲームなど集中していると長時間歯が触れあい、
口を閉じる筋肉が緊張しつづけ疲労、歯が触れ続けることで肩の筋肉も疲労し
肩こりが起こりやすくなる」
とのこと。
また、TCHを放置しておくと、肩こり・首こりの他、
・顎関節症(がくかんせつしょう 口を大きく開けられず痛みを伴う)
・歯周病を悪化させる
なんてことも起こるとのこと。
■TCHの見分け方■
・頬の内側が吸い付けられて歯の痕が付く(皮をつまんだような白い線)
・舌が常に接触しているので、舌の歯の縁側に歯形がつく
・口筋(こうきん)を押して痛気持ち良い人は顎の筋肉が疲労している可能性がある
また、小林瑠美先生によれば、TCHのある人は仕事の夢を見たりするそうで、
春日院長によれば思い詰めやすい人や真面目な人も要注意とのこと。
■TCH防止法■
小林瑠美先生によれば、
「意識することで歯を接触させるクセを止めるということしかない」
んだそうで
・意識する習慣を付けるため、目につく場所に「歯を離す」等と書いたメモを貼る
(パソコンの脇、ドア、便座の前など)
・メモを見たら意識して深呼吸すると歯を接触させるクセが減少する
春日院長によれば(といっても小林先生に教えて貰ったんでしょうけど)
・口筋を揉みほぐすのも良い
とのことですが、
友利新医師によれば、口筋をいつも揉みほぐしているのは美容的に良くないそうで、
これは、口筋をいつも筋トレしてるような状態になり、
エラが張ってるように見える、顔が大きく見える
とのこと。
こういう癖が原因って場合、決定打的なものが無いのが困りますが、
TCHだと判ったらやるしかない・・・ですよね(´o`;。
肩こりには内臓の病気が隠れていることがある!
肩こり・肩の痛みは放散痛が原因の場合もある!!
最後の数分でササッとやってただけなんですが、
万が一ってこともあると思いますので一応書いておきます。
池谷敏郎医師や森田豊医師とナレーションの話をまとめると
■狭心症■
⇒締め付けられるような胸の痛みと共に左肩に痛みを感じることがある
これは放散痛と呼ばれるもので、
脳が勘違いして(脊髄の神経を介して)、実際に痛んでる以外の場所を
痛いと感じる、肩がこる症状。
■胆石症■
⇒右肩に痛みが出る場合胆石症の可能性がある。
胆石症とは、胆嚢の中で胆汁が石のように固まる病気で
胆石による痛みは通常胆嚢のある右側の腹部に現れるが、
放散痛でより右肩がこることがある
他、肝炎、腎臓病、すい臓病、肺がんでも放散痛は起こるそうですが、
それ以上は詳しく説明されませんでしたが、
池谷敏郎医師による危険な肩こりのキーワード
経験したことがないいつもと違う感じの肩こり
があったら要注意で、
例えば、
・肩こりと同時に胸が痛い
・胃の辺りがしくしく痛む
・揉んでも肩こりがしつこく残ってる
なんていう症状があると
狭心症や心筋梗塞のサインだったりする
とのことでした。
最後にちょっと怖い話になっちゃいましたが、
今回の中村格子先生の肩こり解消ストレッチはかなり手軽で、
しかも気持ち良いって感じでしたので
(五十肩ストレッチは結構汗が出るそうですが…ヽ(;´Д`)ノ)
幾つか取り入れてやってみようかなと思ってます。
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