2014年08月13日

脳年齢が18歳若返る?夫婦(や家族)で簡単に出来る認知機能回復デュアルタスク術!〜脳の神経細胞の死滅で低下した血流は改善できる!|注意分割機能テストのやり方|たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学〜名医が認定!日本全国で見つけた身体を老けさせない新事実SP(8/12)

簡単にできるかはちょっとビミョーですけど、楽しくできそうな
認知症予防法=認知機能回復デュアルタスク術

8/12のテレビ朝日系(朝日放送系)
たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学
〜名医が認定!日本全国で見つけた身体を老けさせない新事実SP


大分県で見つけた!脳年齢が18歳若返る認知機能回復法とは?
の話題です。

番組では明確には言っていませんでしたが、今回もアルツハイマー型認知症の
予防法の話題ですねぇ。
以前たけしの家庭の医学では鳥取大学浦上克哉医師のアロマ療法って抜群な
認知症予備軍脱却法が紹介されてて(既に認知症の人でも一定効果がある)、
それに比べると手間暇掛かるかなぁ〜って感じではあったんですが、
やはり脳を鍛えるのも同時にやった方が遙かに良いでしょうし、
医学的根拠や効果もハッキリしてそうですし、
リハビリセンターなどに通わなくてもできる認知症予防としては
楽しそうで飽きも来なさそうで(出無精とか歩行困難があると難しいですが)
良い方法かなと思って取り上げてみました。

千葉みなとリハビリテーション病院山田達夫医師は、

以前は福岡大学教授として活躍されてた様で(福岡大学医学部神経内科学 教授挨拶)、
福岡大学教授時代に番組で紹介されていた大分県安心院町(あじむまち)
2003年から始まった認知症予防プログラム=安心院プロジェクト
8年間以上も携わって見事脳の再活性化に成功してるそうですが、

山田達夫医師によれば
「(脳が老化すると)歩いていて雨が降ってきた時、
歩きながら傘ささなくなるんですよ。一旦立ち止まらないとダメなんです」
要は
歩きながら傘をさすといった2つ以上の動作ができなくなる
とのこと。そこで、
デュアルタスクを身につけることで認知機能の改善が期待できる
んだそうです。

デュアルタスクとは直訳すれば「2つの仕事」ですが、
ナレーションの説明では、
衰えた脳の血流量を上げるには2つ以上のことを同時に行える能力、例えば
・お風呂に入りながら歌を歌う
・家事をしながらテレビを見る
といった能力を保つこと、鍛えるのが良い

とのこと。





注意分割機能テストのやり方

2014年7月29にTBS系駆け込みドクターでやっていた認知症の色読み脳年齢テスト
も脳の老化の判断、脳のトレーニング両方OKな良いテストでしたが、
今回のたけしの家庭の医学で取り上げられていた注意分割機能テスト
実際の認知症研究に使われてるテストだそうで、デュアルタスク術のテスト後も
使われてたのでトレーニングになりそう、ということで取り上げておきます。

注意分割機能テストとは
思考や記憶を司る前頭葉の働きを見るためのテストで、
書かれている文字とその位置が正しいものに丸を付けるテストで、
全部で80文字制限時間1分で解答します。

ninchishou_chuuiryokubunkatsukinoutest.jpg
(注:拡大できますがエラーする場合は[右クリ→新しいタブで開く]でどうぞ)


■注意分割機能テストのやり方■

・書かれている文字とその位置が正しいものに○を付けますが、
 ↓↓の例で正解は赤○が付いたものだけです

ninchishou_chuuiryokubunkatsukinoutest2.jpg


・○印を付けたら同時にその下に↓↓のように通し番号を振っていく
ninchishou_chuuiryokubunkatsukinoutest3.jpg



■800人以上の検査結果から算出した脳年齢の目安■

脳年齢 正解数 脳年齢 正解数
50代以下 27個以上 70〜71歳 21個
60〜61歳 26個 72〜73歳 20個
62〜63歳 25個 74〜75歳 19個
64〜65歳 24個 76〜77歳 18個
66〜67歳 23個 78歳 17個
68〜69歳 22個 79歳 16個
80歳以上 15個以下





名医(山田達夫医師)考案!夫婦で簡単にできる認知機能回復デュアルタスク術
(認知機能回復に効果的!夫婦・家族で楽しくできる知らない場所ぶらり旅)

↑↑の括弧内は番組字幕のタイトルです。
この認知機能回復術のタイトルとしては
「名医考案!夫婦で簡単にできる認知機能回復デュアルタスク術」
の方が良いけど、
ご夫婦共々散歩くらいは問題なければ良いですが、病気とか足が悪いとかで
歩けない方も居るでしょうし、存命とも限らないですし、
多少気を遣ったサブタイトルなのかも知れません。

基本、街をブラブラして買い物とか食べ歩きですので、
ご夫婦じゃない場合は娘さん等女性と一緒に行くのが向いてるかな?

大分県安心院町の安心院プロジェクトは、高齢者の方が会場に集まり、
(保健師さんも加わって会話の整理というか盛り上げ役、調整役をする)
みんなで料理を作る」って割に単純なもので、
みんなで何が食べたいか考え(わいわいガヤガヤ活発に話し合い)、
材料を考えて分担で1人500円以内で時間制限内に買い物をし、
やはり材料を切るだの何だの調理や盛りつけも分担して料理を作って食べる、
ってものなんですが、

この例でのデュアルタスクのポイントは
デュアルタスク@ 食べたいものを考える+ディスカッション
デュアルタスクA 買い物をする+お金の計算(予算オーバーしてないか等)
デュアルタスクB 自分の作業を行う+周りの人に気を遣う(調理中)

とのことで、これで
1.計画力 2.記憶力 3.注意力
が養われて脳が活性化するんだそうです。
(最初、デュアルタスクAがそのまま記憶力を鍛えるのかと思ったんですが、
ナレーションでは、調理中以前作った料理の調理法とかどんな完成品だったか等
記憶を総動員して準備するのが記憶力を養い脳を活性化させる、
って説明で、Aと2だけズレがありますが・・・)

因みに、安心院プロジェクトに参加されていた高齢者では 松原さん(88 男性)と田中さん(78 女性)が脳年齢-18歳とダントツで
その他の方も悪くても-5〜-6歳とプロジェクトの効果はかなりでした。

まぁ、お婆ちゃまと娘さんとかお嫁さん、或いは料理が好きな旦那さんって
組み合わせなら、これを素直にやっても良いかと思いますが、
「ヤダ〜」って人もいるでしょうし楽しいって言うのも重要ですし、
ってことで、
山田達夫医師が今回特に考案して下さったってて感じの喜多ゆかりアナの
言い回しでしたが「楽しくできる知らない場所ぶらり旅
が無難かなぁ〜と(*^o^*)。


■夫婦で簡単にできる認知機能回復デュアルタスク術のやり方■
〜夫婦二人でぶら〜り!途中下車して認知機能回復の旅〜


山田達夫医師の話を聞いてると基本的なデュアルタスク術はもっと単純で
・夫婦で散歩前に「今日はどんなことやろうか」「何をしようか」
 を話しあって考える(計画)
・帰ってきたら、どうやって歩いてきたか記録を取る、地図を自分達で作る(記憶力)

だけみたいで、これは東京都健康長寿医療センターでも実証された方法
なんだそうですが、
それじゃ番組にならないんでしょうか?
イマイチつまらないからでしょうか?(ノ∀`)、
夫婦二人でぶら〜り!途中下車して認知機能回復の旅」と題して
神奈川県在住の堀内純さん・ヒサ子さんご夫婦(どちらも63)に実験して貰った、
って感じですね。

記憶力に自信がなくなっているのは奥さんのヒサ子さんの方なんだそうで、
ご主人の純さんが言うには、
「どっか出掛けて帰ってきて、誰に会ったとか何があったっていうような事を
1時間経つか経たないかの内に全く同じようなことを話す」
んだそうで、実際、上記の注意分割機能テストをご夫婦で受けたところ、
ご主人の方は実年齢63歳に対し59歳−4歳脳年齢が若かったのに対し
奥さんの方は実年齢63歳に対し71歳+8歳も脳の老化が進んでいました。

また、旅と言ってもそんな大げさな物ではなく、
シニアに人気なんだそうですが東京メトロ飯田橋駅で降りて神楽坂ぶらり散歩、
東急東横線代官山駅からぶらり散歩、京王線調布駅で降りて深大寺ぶらり散策、
って程度ですが、色んなお店(玩具を売ってる陶器屋さんとか、イタリア食材を
売ってるお店でジュースの試飲とか)回ったり、毘沙門天お参りとか、
勿論お食事とか、近所ウロウロするよりずっと楽しそうなお散歩ですので、
ちょっとやってみたい感じのぶらり旅でした。

ということで、ルール(やり方)とポイントを記述しておきます。

@行ったことがないけど行ってみたい街を夫婦で探す

ninchishou_dual_task1.jpg


A街が決まったらインターネット等の情報でその街の名物料理や  ショッピングしてみたいお店を探す
ninchishou_dual_task2.jpg


Bあとはご夫婦で知らない街を探索するだけ。  但し、お店の場所などは覚える(写真やメモを使って構わない)
ninchishou_dual_task3.jpg


C帰宅した後思いでアルバムを作成。  街の地図やお店の情報を夫婦で思い出しながら書き残す
ninchishou_dual_task4.jpg


■認知機能回復デュアルタスクのポイント■

・「散歩」しながら「街の情報を覚える」がデュアルタスクとして有効

・「散歩」しながら夫婦で「会話する(何食べる?こんなお店があるとか)」がデュアルタスク

・「買い物」しながら「お店の人と会話する」がデュアルタスク

・「散歩の記憶」を思い出しながら「記録(アルバム作り)」がデュアルタスク


この二人ぶらり旅の結果なんですが、
最初の神楽坂散歩の時は、帰宅後のアルバム作りで、行ったお店は
全部書き留められたものの、お二人とも地図の方はかなり曖昧で間違いも、
って感じだったのが、
検証2日目の代官山散歩では奥さんのヒサ子さんがメモ帳持参と
携帯カメラで写真を撮った所為もあり、思い出アルバムの精度は格段にあがり、
お店の場所や位置関係(地図)にも間違いがなかったのこと。

また検証2日目途中で喫茶店?で休憩中、奥さんのヒサ子さんがスタッフ相手に
「(結婚する前)この人どっこにも私を連れてってくれませんでしたよ」とか
「この人の友達の一人が『堀内には他に女がいるから気をつけろ』
って言ってきたの」
とかとんでもない暴露話始めちゃって、ご主人苦笑いだったんですが、
こういうのも(急に昔のことを思い出す)認知機能回復の兆候?らしいですね。

検証3日目の深大寺ももちろん精度の高い思いでアルバムができて、
脳がどれだけ若返ってるかのテストを注意分割機能テストで行ったんですが、
たった3日間のテストで なんと脳年齢が71歳⇒55歳と大幅若返り、
ninchishou_dual_task5.jpg
しかも、ご主人純さんも元々脳年齢若かったとはいえ
59歳⇒55歳と若返ってしまいました。

番組は3日間集中の認知機能回復の旅だった訳ですが、
ナレーションでは
週1回でも長く続ければ効果が期待できると言われてますので是非お試し下さい
とのことでしたので、ぶらり旅までしなくてもいいから
取り敢えずやってみる価値はかなりあるんじゃないかなぁと
思いました。

ただ、ご主人の純さんがかなり気さくな方で、夫婦円満って感じだったので
上手く行きましたが、誰でもそう上手く行くかなぁ〜?っていうのは
ありますね。

それとお散歩、ショッピング、お食事なんていうと
奥さんが認知症の不安があってご主人が誘うならピッタリですが、
逆だと・・・っていうのもありそうですね。
たまたま認知症の不安抱えた方が今回のたけしの家庭の医学一緒に見てて
連れ合いなり御家族で「じゃぁやってみよう」ってなれば一番良いですが
そうじゃなかったら強制的にアロマ療法してからぶらり認知機能回復の旅… ですかね(´ー`)。






posted by prin at 04:47 | 認知症(アルツハイマーなど) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする