2014年09月25日

血清のにごり=血液のにごり!太ってなくても食後高脂血症で動脈硬化を起こしてる可能性が!!| 果糖を摂り過ぎると中性脂肪が増える!!!|ためしてガッテン〜サラバ!血液のにごり 心筋梗塞を防ぐ新常識(9/25)

またまた痩せていてもコワイ病気になる(動脈硬化)ネタ
&苦笑ネタ=やっぱりフルーツは肥満に繋がらない、健康になるは甘いカモ


9/25のNHK総合
ためしてガッテン〜サラバ!血液のにごり 心筋梗塞を防ぐ新常識
の話題です。

最初、「隠れ高血糖」の話や
高血糖・糖尿病を防ぐ糖質コントロール-適正摂取エネルギー量|血糖値が一見正常でも隠れ高血糖・痩せ型高血糖のことがある!-今スグできる血糖値を上げない食材&森田豊医師式ヒップ!ながら筋トレ|駆け込みドクター〜血糖値がグングン下がる今からでもできる脱・高血糖-血糖値を下げる新常識(6/22)
「境界型糖尿病」の話
空腹時の血糖値は正常でも境界型糖尿病!?|血糖値を下げる長寿ホルモン「アディポネクチン」を増やす食材は青魚(EPA)・大豆製品・野菜海草!!|主治医が見つかる診療所〜糖尿病の新常識 健康診断では分からない糖尿病予備群を徹底予防(6/30)
とイメージが似てるのでスルーかと思ったんですが、
よく見たら太ってなくても中性脂肪が増えて動脈硬化って別の話でしたし、

22日のビートたけしのTVタックルで(実は時間なくてまだよく見てないんですが)、
日比野佐和子さんっていうお医者さんが
「果物(果糖)は食後の血糖を急激に上げないので、肥満に繋がらない」
とか言って、果物やスムージーを大絶賛してて、
糖質制限派の島野雄実医師や、本来糖質制限反対派の森田実医師まで
巻き込んで論争してたんですが、
今回のためしてガッテンで言っている様に
果糖では満腹感を得られないんだったら肥満と無縁じゃないし
中性脂肪はしっかり増えるよ〜、って言うんだったら
日比野さんの主張の果糖では肥満には繋がらない!健康になる!
だけでは穴だらけなのが図らずも他局番組でバレた〜、
って感じで面白かったので取り上げてみました。
(果物の抗酸化作用だって皮まで食べなきゃあまり意味無いって話ですし)
'`,、('∀`) '`,、




食後に血清がにごる食後高脂血症は普通の健康診断では判らない!
気づかずに動脈硬化を起こして心筋梗塞・狭心症・脳梗塞糖の危険!!


血液検査では血液を遠心分離器に掛け、
赤色の赤血球や白血球等と黄色い上澄み液の様な血清(けっせい)
に分かれたこの血清で血糖値やコレステロール値を調べるんだそうですが、

shokugokoushiketsho_ketsei_nigori.jpg
(左は濁った血清、右は正常な綺麗な血清)

通常の健康診断では正常と診断されても、食後直ぐの血清を調べると
↑↑のように血清が濁っている食後高脂血症になってることがあるんだそうで、
これに気づかず悪化させてしまうと心筋梗塞や脳梗塞になる可能性がある
とのことですが、この原因が中性脂肪なんだそうです。

そもそも食後高脂血症の定義自体があまりハッキリしてないようで、
高脂血症という言葉は今は脂質異常症に改名されてるので(参考:Wikipedia)、
未だに定義がハッキリしてないから高脂血症って言葉がそのまま
使われてるんじゃないかと思いますが、

番組にも登場した東京慈恵会医科大学客員教授の多田紀夫先生の定義では
食後高脂血症
⇒空腹時には正脂血症を示すが食後に血清脂肪が異常な増加を示す潜在性高脂血症

ということのようです(参考:日経メディカル)。

しかも、こんな病気そんなに多くないんだろうと思ったらそうじゃなくて、
番組では通常の検査では問題のない(血清が綺麗な透明)の年齢バラバラな
10人の男性の通常形式の血液検査をした後に(全員正常)。
15分間の食事後(ハンバーグだのプリンだのかなり高カロリーっぽい食事)、
もう一度採血して血清を調べたところ10名中3名が血清が濁ってしまい、
その3名(米持さん、宮田さん、田原さんって方)は、
動脈硬化が始まっている可能性があるので超音波で血管の中を見る機械で調べると
3名とも首の動脈部分に動脈硬化が起こっていた、
shokugokoushiketsho_doumyakukouka.jpg

ということで、血液検査で正常と診断された人の3割程度が
食後高脂血症の可能性があるってことになっちゃいます。

しかもこの3名、太ってるなんていうことは全くなく(寧ろ痩せ気味な人も)、
今までずっと健康診断では「正常です」と言われてきた人達なんだそうです。
勿論最初の採血では中性脂肪値(中性脂肪の基準値30〜149mg/dl)で正常だった
とのこと。




血清のにごりの原因は中性脂肪!
食後高脂血症の原因はリポたんぱくリパーゼが上手く使われていないから!!


防衛医科大学校の池脇克則教授と
ナレーションや小野文恵アナの説明をまとめると、
血清の濁りの正体は中性脂肪で、
食後高脂血症になる原因はリポたんぱくリパーゼという酵素が
上手く使われていないから
、なんだそうです。
以下箇条書きで。

・食事をすると私たちの身体の中には中性脂肪が入ってくる

・実は中性脂肪はこのままの形でいてくれれば何の悪さもしないが、
 エネルギーとして使うことも出来ないのでリポたんぱくリパーゼという酵素が
 中性脂肪を分解すると小さな脂肪酸に変わり、血管の壁のアナを通り抜け
 身体の各部分の細胞で脂肪酸はエネルギーとして使われる

・しかし使い切れずに余った脂肪酸が脂肪細胞に貯蔵されていくと
 脂肪細胞からリポたんぱくリパーゼを抑制する信号が送られ
 リポたんぱくリパーゼが減少(内臓脂肪が溜まったような状態)

・こうなると食事をして中性脂肪が身体に入ってきても
 リポたんぱくリパーゼは減ったまま

・中性脂肪を分解しきれなかった残りカス(レムナント=remnant:残りカスの意)
 中性脂肪は血管の壁を通らず血管内に溜まってしまい、
 その繰り返しに起こってしまうのが動脈硬化


とのこと。

また、先ほどの動脈硬化を起こしていた3名の方の中性脂肪値も

shokugokoushiketsho_chuseishibou.jpg

の様に最初正常、食後異常に中性脂肪値が増加し、8時間後にはまた正常値
ということで、食後高脂血症を発見するのは難しいのがよく判る感じです。
(因みに中性脂肪の基準値は30〜149mg/dl)

また、小野文恵アナの説明では、
日本人1万1000人を対象にした調査では、
食後の濁りナシ(84mg/dL未満)の人達の
心筋梗塞・狭心症などの発症リスクを1とした場合、
食後の濁りアリ(166mg/dL未満以上)の人達は、
約3倍心筋梗塞・狭心症などの発症リスクが高かった
とのことです。
risk_shokugokoushiketsho.jpg




血液のにごりを解消!食後高脂血症を解決する秘策


↑↑の小見出しは番組のコーナータイトルそのままなんですが、
定義もハッキリしてない食後高脂血症ですから、その改善法も
「秘策」って程ではありません(´▽`*)。
ただ、やはりというか運動の効果は大きいみたいで、
筋肉を増やすというのがとても大切なようです。

東京慈恵会医科大学客員教授多田紀夫先生によれば
(上で引用した日経メディカルの記事は2007年の記事でしたが、
その時は慈恵医大代謝栄養内科学教授と書かれてましたから、
定年過ぎても多田先生は第一線ってことで客員で残ってる?)

食後高脂血症を解決する方法

・一番は運動!リパーゼは筋肉組織を流れる毛細血管に多く、
 筋肉はエネルギーを使うので筋肉が増えればリパーゼも増える

・食べる量を減らし内臓脂肪を減らす(運動でも減らすことが出来るが)


多田先生によれば「メチャメチャ筋トレする必要はない」とのことですが、
実際、上記の動脈硬化と診断された3名の方の内
2名は1日30分程度のウォーキング
お1人は趣味で時々乗っていた自転車を毎日2時間漕ぎをしたら
いずれの方も改善したようですが、やはり2時間自転車の方(上原さん)は
最も改善したとのことで、改善前と改善後の血清を比較すると

ketsei_nigori_kaizenmae_kaizengo.jpg

の様に反対側の目盛りが見えるくらいに改善したんだそうです。




脂肪の摂取だけでなく果糖が中性脂肪を増やす!
スポーツ飲料の成分表示で果糖の多寡を判断する方法!!


実は砂糖ぶどう糖果糖が結合して出来ているんだそうですが(どちらも白)
果糖はぶどう糖の2倍以上甘味があり
(実際スタジオで味見した磯野貴理子さんや山瀬まみさんが
顔をしかめる程果糖は甘い)

同じカロリーでも凄く強い甘みを感じさせることができ
しかも果糖は血糖値が上がらないので
清涼飲料水には欠かせない存在なんだそうです。

また、京都大学医学研究科の仲川孝彦特定准教授によれば
清涼飲料水の成分表示を見れば果糖が多いか少ないか簡単に判るそうで、

hyouji_budoutou_katou.jpg

一見、言葉の順序が違うだけに見えますが、この表示は果糖の割合を表してて
ぶどう糖果糖液糖⇒果糖が50%未満
果糖ぶどう糖液糖⇒果糖が50〜90%
高果糖液糖⇒果糖が90%以上

という意味なんだそうです。
(ですから清涼飲料水はぶどう糖と先に書いてあるのを選べばよい?)

しかも、果糖を過剰に摂取すると中性脂肪が増えるんだそうで、
仲川孝彦先生のマウスに果糖を混ぜたエサとぶどう糖を混ぜたエサを
与え続けた4週間の実験では、果糖を混ぜたエサだけを食べたマウス
中性脂肪の値が400mg/dLを超えるんだそうです。
mouse_chuseishibou.jpg


これについての小野文恵アナ、仲川先生、多田先生の説明をまとめると、

・ぶどう糖は摂取すると先ず肝臓に運ばれその後全身でエネルギーとして使われる

・果糖は同じく肝臓に運ばれるがそこで様々な物質に変わるという特徴があり、
 その一部が中性脂肪に変えられる

・ぶどう糖の場合はある程度摂るとお腹がいっぱいに感じで食欲が抑えられるが
 果糖の場合は食欲が落ちない、食欲が満たされない状態が続くので
 ついつい多く摂ってしまう傾向があり(仲川先生)
 それでどんどん食べてしまう、止まらなくなっちゃう(多田先生)


とのことです。

※というわけで、上でチョット書いたTVタックルに出演した日比野佐和子医師と
 ガッテンに出演した仲川孝彦教授や池脇克則教授や多田紀夫教授と対決したら
 やっぱりガッテンの教授陣の圧勝になっちゃうと思いますねぇ¥^−^¥。
 (まあタックルはダイエットネタでガッテンは食後高脂血症ネタって
 視点が違うっていうのはありますけど)

 主治医が見つかる診療所の姫野先生も朝に糖質摂り過ぎはダメ〜、って
 言ってますし、野菜系スムージーならともかく朝にフルーツ系スムージー
 はかなりイマイチな気がします。

また、番組最後の【知っ得メモ】の小野文恵アナの説明では、
果糖を多く含む甘味料は清涼飲料水の他にも
『甘みのある調味料』『お菓子類』などに広く使われています。

(ジュース、ソース、ケチャップ、ジャム、アイスクリーム、デザート等)

特に中性脂肪値が健康診断などで高いと言われた方は
摂り過ぎに御注意下さいね。


とのことでした。







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