日本人の平熱が下がっている!低体温だと癌・脳卒中・心筋梗塞等のリスクが…
低体温は冷え性や低体温症とはチョット違うらしい
11/22の日本テレビ系
世界一受けたい授業〜低体温は病気の危険信号!今日からできる簡単ポカポカ術
の話題です。
1ヶ月程前のTBSのいっぷくクリニックでは池谷敏郎医師が内冷え(うちびえ)
と呼んでましたが、低体温と内冷えは同じものと考えて良さそうですね。
体温36℃以下は内冷え(うちびえ)に注意!〜免疫力が落ちて風邪など感染症が悪化、更に心疾患の恐れも!!〜2分でポカポカ!冷え解消エクササイズ・・・|いっぷくクリニック!体の冷えの新常識・・・(10/21)
なので重複ネタですが、呼び名も違いますし対処法(食べ物など)も多少違いますし、
普通に冷え性だって場合でもそのまま取り入れれば効果見込めそうですので、
(やっぱりスムージーは魅力(*^o^*))
取り上げておこうと思います。
ナレーションの説明では
日本人の平熱は1957年には平均36.89℃だったのが
医療機器メーカー(テルモ体温研究所)の2008年の調査では36.14℃と
-0.75℃も下がっているんだそうです。
東京有明医療大学教授 川嶋朗(かわしまあきら)先生によれば
・36℃を下回る体温は低体温と考えて良い
・低体温だと体内のウィルスなどと戦う免疫細胞のリンパ球、
がん細胞を倒す白血球の一種のT細胞の動きが悪くなり、
免疫細胞の動きが悪くなると言うことは病気にかかるリスクが高くなるということ
・低体温だと癌(がん)にかかわらず脳卒中や心筋梗塞(心臓病)にもかかりやすくなる
(冷えは万病のもと)
・体温は1℃下がると免疫力が約30%低下する
・冷え性と低体温の違いについては
冷え性は気付いている人が多い
低体温は自覚はないが何となく体温が低い、という人もいる
とのこと。
また、オムロンのHPにも
「低体温は病名ではなく医学的に厳密な定義はないが
一般に36℃未満の体温を低体温という」
とのことで、やはり女性に多いようですね。
番組の街頭インタビューでも20代女性が
「35度2分です」だの「35度台ですね、結構低め」なんて答えていました。
また、低体温症はっていうと冬山の登山の凍死なんかでよく聞きますが、
Wikipedia:低体温症によれば直腸体温が35℃以下(恒常体温の下限を下回る状態)
なんていう区別のようです。
「自分は低体温?」低体温セルフチェック!
川嶋朗先生によれば、1つでもあれば低体温の可能性があり、
現在低体温でない場合は低体温予備軍の可能性がある
とのことです。
@ 冷たい食べ物や飲み物をよく摂る
A 便秘や下痢になりやすい
B きつめな服をよく着ている
C 肥満気味である
この理由について(@Aについては言及なし)、川嶋朗先生によれば
Bきつめの服を着ていれば血の巡りが悪くなりますから体温が落ちる
C脂肪は血管がないので温めるモノがなく、脂肪自体は冷たい。
太っている人は一見温かそうだが、脂肪は断熱材で外から温めようとしても
なかなか温まらない
※Cの理由は「え?え?え?」って感じですよね〜。太ってる人は
暑そうにしてますけど・・・(´▽`*)
川嶋朗先生伝授!体を温める簡単なコツ@ 運動=大股早歩き
川嶋先生によれば、大股で歩く、早足で歩く、というのが良いそうで
大股早歩きがエネルギーの消費量を増す
「ちょっと嫌だな、って思うような日常の動作を少しきつくするだけで良いんです」
とのことです。
川嶋朗先生伝授!体を温める簡単なコツA 食事=みかん・生姜・人参・ラム肉…
川嶋先生によれば、
■特に効果的なポカポカ食材=みかん、特にみかんの薄皮やスジ
なんだそうで
・みかんにはヘスペリジンという物質が含まれ、
ヘスペリジンは血管を強化し血行を良くするので冷えによい
・ヘスペリジンは実よりスジや薄皮に多く含まれている
とのこと。
また、渡辺徹さんの「薄皮が良いってことは皮はどうなんですか?」との質問に対し
・柑橘系の皮にはリモネンという香りの成分があり、リモネンは血行を良くしたり
リラックス効果があるので、柑橘系の皮の香りを嗅ぐとポカポカ効果を引き出せる
とのことです。
ここからは「どちらがポカポカ効果が高いか」ってクイズ形式でしたのでまとめて。
(悪いとされる方が全面的に悪い訳じゃないですが)
乾燥させた生姜>生生姜
⇒辛味成分で殺菌力のあるジンゲロールの一部が血行を良くするショウガオール
に変化するので、ほかほか効果は生の数倍UPする
⇒乾燥ショウガは紅茶に入れたり、粉末にして味噌汁に入れる等使用法がある
とのこと。
乾燥生姜の作り方はこの辺かな(cookpad)って感じですが、
電子レンジでやっちゃう人も居るようです(同じくcookpad)。
低体温や冷え性だけど乾燥生姜作るのは面倒って方は業務用がやはり安いですね。
ジンジャーパウダーじゃダメなのかな?とも思いますが、味噌汁やスープ系には
良いと思いますが、紅茶はちょっと粉っぽくて美味しくないかも・・・。
ラム肉>鶏肉
⇒肉はタンパク質が豊富で、胃腸で消化・分解する際熱を発生するので温まるが、
ラム肉はポカポカ効果を期待できるLカルニチンを多く含むが、鶏肉には殆ど
含まれないので、ラム肉の方が良い
⇒但し、Lカルニチンは水に溶けやすく熱に弱いのでラム肉は焼きすぎない方が良い
とのこと。
(ラムは焦がすのは勿論ダメで、キツネ色一歩手前くらいにソテーでしょうか?)
人参>トマト
⇒ニンジン等の根菜をしっかり噛むと脳からヒスタミンが分泌され、
ヒスタミンには体に熱を生み出すスイッチを入れて体を温める働きがある
⇒また、人参はジュースにしても生姜に匹敵するポカポカ効果があるという研究も
⇒トマトにも血流を良くするビタミンC・Eが含まれるが、水分やカリウムも多く
利尿作用が高まり熱を逃がしやすい
とのことです。
また、渡辺徹さんの「僕は大根が好きなんですけど・・」との質問に対し、
川嶋先生によれば
「確かに根菜は(体を)温める食材と言われているんですが、大根やカブは水分が多く
例外的に冷やし食材と言われている」
とのことですが
「大根やカブは熱を加えて食べれば食材から熱を貰えるので絶対にダメだ、
ということではない」
とのことで、おでんとかはOKだそうです。
川嶋朗先生オススメ!簡単に作れる最強のポカポカ料理=ホットスムージー
の作り方
朝用と夜用、2つのホットスムージーが紹介されましたが、
大まかな効果の違いは朝用は即効性、夜用は安眠ということみたいです。
■朝用 最強!ホットスムージーの作り方■チン
何が朝用と言えるのか?について川嶋先生によれば
「ショウガの温め力は即効性があり、冬の寒い朝にこれを摂るとその場で
ポカポカになる。甘さが欲しい方はハチミツを入れても良い」
とのことです。
☆作り方(2人前)☆
@別容器に乾燥ショウガ0.5gにお湯150mlを注いでおく
Aミキサーにニンジン100g、薄皮が付いたままのミカン2個分を入れ、30秒ほどミキサーにかける
@の乾燥ショウガをお湯ごと入れる
■夜用 最強!ホットスムージーの作り方■
川嶋先生によれば、
「シナモン風味の小松菜のグリーンスムージーで、安眠効果が期待できる
プルーンを加えています。
プルーンにはトリプトファンという安眠効果が期待できるアミノ酸が含まれ、
更に、乾燥プルーンをつかうことで食物繊維が増えて腸にも良い、
また、シナモンは最強の温め食材でもある」
とのことです。
☆作り方(2人前)☆
@ぬるま湯で軽く戻した乾燥プルーン3粒と湯通しした小松菜130g、
そして60℃くらいに温めた豆乳200mlをミキサーに注ぎ込む
A最後にシナモンを小さじ1/4程入れて約20秒ほどミキサーで混ぜて完成
乾燥プルーン(ドライプルーン)も毎日使うとなるとやはり業務用でしょうか?
お味の方ですが、ゲストの清水一希さんがしみじみと「美味しい」って言いながら
飲んでましたし、渡辺徹さんは両方OK(≧m≦)
吉本実憂さんはニンジン嫌いらしいですが朝用も喜んで飲んでましたし、
なかなか良さそうでした。
(まぁ、材料みれば大体美味しいって判りますよね。)
ということで、低体温の方は勿論、これからどんどん寒くなってきますから、
冷え性の方も取り入れてみると良いかもでした。