2014年12月08日

超簡単!家庭でも出来るアルツハイマー病の前兆セルフチェック法|徘徊対策グッズ??|ターメリック(ウコン)に含まれるクルクミンが認知予備力を高める〜脳にいい噛む噛むターメリックカレー|人と関わる趣味が認知予備力をUPする!|駆け込みドクター!〜アルツハイマーを解明SP(12/7)

脳にいい噛む噛むターメリックカレーのレシピだけでも良いかな?
とも思ったんですがプラスαな話題も付け加えて。


12/7のTBS系
駆け込みドクター!〜アルツハイマーを解明SP
の話題です。

深刻に困っている方が多いからなんでしょうけど、
テレビはネタに困ると認知症扱ってるって気が・・・
しかもやる度にクオリティーが落ちていく気がするんですよね。
以前のアロマ療法みたいな画期的な対策は勿論、
駆け込みドクターは以前かなり詳細な内容の2時間SPやってましたし、
カレーのレシピ美味しそうだったからそれだけでも良いかなと思ったんですが(ノ∀`)
多少知識的にはプラスαあったかなと言うことで、
レシピの他、超簡単なアルツハイマー病の前兆チェック法、徘徊対策グッズ、
認知予備力UP法等について取り上げておこうかと思います。




ホントに奥村歩医師の超簡単な
家庭でも出来る!アルツハイマー病前兆チェック法!!


番組では「認知症患者と向き合って30年」なんて紹介されていましたが
脳神経外科おくむらクリニック院長の奥村歩(おくむらあゆむ)医師の
超簡単!今直ぐに出来るアルツハイマー病セルフチェック法です。


奥村先生、以前NHKのあさイチにも出演してましたので、
MCI(軽度認知障害)、認知症の症状、アミロイドβの話題等については↑↑を
御覧頂くとして、今回紹介されてたチェック法は今迄で一番カンタンで良さそう
なので取り上げておきます。

■家庭でも出来る!アルツハイマー病前兆セルフチェック法のやり方■
Alzheimer's_disease_selfcheck.jpg

@まずは合掌する(両手を合わせる)

A親指と小指だけをくっつけたまま指を開く(というか手を開く)

B右手だけ回転させて親指と小指を付け替える

C元に戻す(A親指同士、小指同士をくっつけて指を開いた状態)
 (BCが出来ないとアルツハイマー病の可能性がある)


奥村先生によれば、
アルツハイマー病の人は回転が苦手になるんです」
とのことで、例えば
・ドアのノブを回せなくなる
・瓶やペットボトルの蓋を回せない
・ネクタイを締めることができない
・靴紐を結べない

等が起こるんだそうです。

この原因
視空間認知機能(しくうかんにんちきのう:身体と周囲の位置関係を理解する脳の働き)
が低下するから、なんだそうで、
最近増えている高速道路を逆走するとか、駐車場からコンビニに突っ込んでしまう
といった高齢者による事故の一部もこの視空間認知機能の低下によって
起こっている可能性がある、
とのことです。




アルツハイマー型認知症の症状には中核症状と周辺症状がある!


一般人からしたらどういう症状か判ればOKで、学問上の用語覚えても
あまり意味はないと思いますけど、今迄の番組では出て来なかった言葉かな?
って言うことで書いておきます。

奥村先生によれば

中核症状
中核症状とは脳の神経細胞が破壊されること自体によって直接的に現れる症状で、
認知症患者であれば必ず現れる症状のことで、例えば
・直前にあったことを覚えられなくなる記憶障害
 (今掛けていた電話について電話をしていたこと自体忘れてしまう)
・場所や日時が判らなくなる見当識障害 
 (通い慣れた道なのに道を間違え場所が判らなくなる等)
・日常的な簡単な行為が出来なくなる実行機能障害
 (布団の敷き方が分からなくなってしまうなど)

周辺症状(BPSD 行動・心理症状行動)
周辺症状とは中核症状によって生活が不自由になったりストレスを感じることに
よって二次的に現れてくる症状で、必ず現れる訳ではない症状で、例えば
・何時も穏やかだった人が突然暴力的になったり暴言を吐く
・妄想

 (例えば、夫と娘が仲良く会話しているのを見て浮気だと妄想する等)
・その他徘徊(はいかい)、不潔行為、過食、介護への抵抗など
 介護する人等周囲との関係の変化によって起こる場合が多く、
 常に症状が出る訳ではなく、普段は生活に支障がないので、
 本人も周囲も気付きにくい


とのことです。




認知症患者を鍵を掛けて閉じ込める等はストレスを掛けるので良くない!
家族が出来る徘徊対策=徘徊グッズ


久本雅美さんの
「徘徊を防ぐことって出来るんでしょうか?」
との質問に対し、森田豊医師によれば
単純に例えば玄関に鍵をいっぱい掛けるとか、あとは閉じ込めたりするのは
良くないんですよ。かえってストレスを掛けることになりますし。

とのこと。

そこで、家族が出来る徘徊対策のアイディアとして徘徊対策グッズというのが
紹介されていました。

haikaitaisaku_shoes.jpg

この靴はソール(靴底)というか中敷きの裏に小型GPSを搭載したシューズなんだそうで、
スマホアプリなどと連動して位置情報を確認できるんだそうです。

これはさすがにamzonでも楽天でも扱ってなかったですが、
映像に映ってた「GPシューズ」っていう商品名でググるとたぶん一番上のですね。

価格見ると税別で64800円ですからちょっとぶっ飛んじゃうお値段ヽ(´o`;。
面白いグッズではありますけど何かと壊れやすいというか長持ちするハズもない靴
って点もちょっと引っ掛かりますし・・・。
まぁ取り敢えずは犬や子供にも使える様な↓↓みたいな
グッズでも良いんじゃないか?って気はしますが、


これは機能もささいな分安いですが、【楽天】で「徘徊対策」で検索してもこの手の
機器ってかなり高い感じですから、どう考えたらいいかは人により異なるかなぁ
って感じですね。




ターメリック(ウコン)に含まれるクルクミンが認知予備力をUPさせる!
小山浩子さん流「脳にいい噛む噛むターメリックカレー」レシピ


院長春日の医食同源部分の話題で、
究極の認知症予防料理を作ろうじゃないか、って企画で(´▽`*)
なんとカレールウもカレー粉も使わずターメリック(ウコン)と他の材料だけで
認知症予防カレーを作っちゃうって内容だったんですがなかなか美味しそう、
って感じだったんですが、その前に理屈というか理論面のお話し。

ナレーションの説明によれば、
アルツハイマー病は脳の萎縮によって起こるが、この萎縮を引き起こすのが
脳のゴミと言われるタンパク質(アミロイドβ)の蓄積

とのこと。

ところが奥村歩医師によれば、
このアミロイドβが脳に溜まっても認知症にならない人が少なからずいる
んだそうで、
これは認知予備力=認知症にならないように働いてくれる脳の免疫力
が関係するんだそうです。

そこで奥村先生が考える認知予備力UPのポイントは食事・趣味・人との関わり
とのこと。

そして、ビデオ出演の順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授の
割にお馴染み白澤卓二先生によれば
アメリカの2007年の研究で日本の国民食でもあるカレーが認知症予防になる
可能性がある
ことが発表されたんだそうで、
「カレーの中には色々なスパイスが含まれているんですが、その中でもターメリック
つまりウコンの中に含まれているクルクミンという成分にアルツハイマー病の病変が
進まないようにする作用がある
ということが判っています」
とのこと。

またナレーションでは
カレーを日常的に食べるインド人は認知症発症率がアメリカの4分の1
というデータもある」
とのこと。



レシピを考えたのはお馴染みの管理栄養士小山浩子さんですね。



小山浩子さん流ターメリックをクローズアップした
脳にいい噛む噛むターメリックカレーレシピ 2皿分


nouniii_kamukamu_turmeric_curry.jpg

ターメリックたっぷりで良く噛むことで脳の活性化に繋がるカレーだそうです。
※医食同源のレシピって美味しそうなの多いですが、案外作り方や分量が
詳しくないんですが、その点は御了承を。

■カレーソースの作り方■

【材料】
nouniii_kamukamu_turmeric_curry_zairyo.jpg
主な材料は↑↑ですが

・レンコン60g
(⇒レンコンは脳の老化を防ぐポリフェノールが豊富、だそうです)

・鶏のもも肉200g
(⇒牛や豚に比べ脳の栄養素になるアミノ酸が豊富、なんだそうです)

・トマトソース150g
(⇒脳の老化を防ぐリコピンが豊富でだそうですが、生のトマトは
あまりリコピンが多くない、とのこと。)
※このトマトソースの正体がよく判りません。少なくともケチャップでは
ないみたいで、トマトピューレとかかな?と思いますが、映像見ると
油が浮いてる様にも見えますし・・・ココは判断つきかねます)

・他、生クリーム50mg、ターメリック大さじ1、水50ml
 分量不明ですが塩・コショウ・オリーブ油



【作り方】
nouniii_kamukamu_turmeric_curry_tsukurikata.jpg
@レンコンは歯ごたえを出すために(よく噛むために)厚切りに

A塩コショウした鶏肉とターメリックをビニール袋に入れて揉むように混ぜる

Bフライパンにオリーブオイルを敷きレンコンと鶏肉を炒め焼き目を付ける

Cまろやかさを出すため生クリームを入れ、水を加え、更にトマトソースを加え
 10分間煮込む



■ターメリックライスの作り方■

turmeric_rice_tsukurikata.jpg
@米1合に対してターメリック小さじ1/2を入れて溶かす

Aアーモンドも加えてごはんを炊く

 (アーモンドは老化防止効果のあるビタミンEが豊富で噛み応えもある、
 とのこと)
 
■つけ合わせ:うずらの卵と大豆のターメリック漬けの作り方■

turmeric_zuke.jpg
※順番や時間は曖昧か不明ですが御了承を

@すし酢大さじ3にターメリック小さじ1/3を加え、蒸し大豆50gと一緒に煮る
 (出来上がり映像には月桂樹っぽいものが載っていたので入れた方が良いかも)

A火が通ったらうずらの卵の水煮6〜8個入れ
 色づくくらいまで煮る
turmeric_zuke_tsukurikata.jpg

大豆もうずらの卵も脳の神経細胞を活性化させるレシチンが豊富、なんだそうです。
 

■試食した出演者の反応■

春日院長
⇒カレーライス本体「うまし」、
 つけ合わせ「ああ、うまい、つけ合わせのレベルじゃないですね。
 一品料理ですね」

友利新医師
「私、昔カレー屋さんでバイトしてたことがあるんですけど、
確かに普通の市販の物よりカレー粉を使うんですよね。
私も(このカレーを)家で作ってみようと思いました。」

ほか、誰だか特定できませんがアチコチから「旨い」「美味しい」って声が
上がってて、評判良かったみたい。
何と言っても春日院長の「うまし」がでましたし(*^o^*)。




認知予備力UPのポイント:趣味・人との関わり部分!
趣味を持つなら人と関わるものを選ぶと良い?


認知予備力については↑↑のレシピのところで書いたので、
そちらをお読み下さい。

で、番組ではここはクイズ形式だったので案外時間を取っていましたが
内容的というか結論は非常にカンタンなのでサラッと。

どちらが認知予備力を高めるか?というクイズだったんですが、
結果と奥村先生の解説を記載しておきます。

@ゴルフ>ウォーキング
⇒奥村先生の説明では、ウォーキングは1人で歩きガチだが、ゴルフは4人で競い合い
 人と関わることが認知予備力を高める、とのこと。

Aババ抜き>クロスワードパズル
⇒「え〜っ」って声が大きかったみたいですが、奥村医師によれば、1人で黙々と
 やるクロスワードパズルよりもみんなでワイワイやるババ抜きの方がより効果的

とのことで、更にナレーションでは、

ninchiyobiryoku_up.jpg

「他にもテニス、社交ダンス、将棋、麻雀など人と関わる趣味が認知予備力UPに
効果的
だ」
とのことでした。


最初に書いた通り最近認知症番組多過ぎで、内容も重複してたりしたので、
今回の駆け込みドクターの内容で既出じゃない部分についてだけ書きましたので、
他の様々な認知症の原因(アミロイドβなど)、アルツハイマー病・認知症の症状、
認知症予備軍の話題、その他の予防法改善法等々については
認知症(アルツハイマーなど)カテゴリをお読み頂ければと思います。







posted by prin at 05:17 | 認知症(アルツハイマーなど) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする