2015年03月04日

ちょっと食べただけで太る人と太らない人の違いは腸内細菌のバランス(腸内フローラ)!|百寿者から学ぶ腸内細菌バランス改善法!|たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学〜太らない身体を作る秘密を発見!健康長寿のカギは腸内フローラにあったSP(3/3)

そういえばたまに聞く腸内フローラが太りやすい太りにくいに関係する!?


3/3のテレビ朝日系(朝日放送系)
たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学
太らない身体を作る秘密を発見!健康長寿のカギは腸内フローラにあったSP
の話題です。

特に女性の場合、便秘だと太りやすい、便秘を改善すると痩せやすくなるとか、
どっちかというと男性の場合は便が臭いと腸内環境が悪い、
なんて話は以前からありましたし、太らない身体を作る為に腸内フローラを
整えるのは良いとしても、百寿者の方から腸内細菌バランスの改善法学んでも
現実的には取り入れるの難しいので、だいぶチグハグな気はしたんですが、
ダイエットの取っ掛かりでハンディが減るかな?っていうのと、
腸内環境って大事、って意味で取り上げておこうと思います。

ただ、腸内細菌の話は結構面白くて、教えて下さった慶應義塾大学医学部の
腎臓内分泌代謝内科教授 伊藤裕先生の書籍も評判イイですね。
(ただ話は面白いけど番組内容と一緒で実践的ではないみたいですけど(ノ∇≦)。 )



因みに、フローラとは、Wikipedia:植物相によれば、
ローマ神話の花の女神のラテン名で、植物学では特定地域又は時代の全種類の植物
みたいな意味のようで、あんまりムリに日本語にしない方が良さそうな言葉。

腸内フローラWikipedia:腸内細菌によれば
腸内の一定のバランスが保たれた均衡状態にある生態系、だそうですので、
[腸内細菌(善玉菌・悪玉菌・日和見菌)のバランス≒腸内フローラ]
ってコトで良さそうです。



番組での腸内細菌・善玉菌・悪玉菌・日和見菌・腸内フローラの説明


途中で説明するとイミフになっちゃうので最初にまとめて。
(主にナレーションの説明です)

腸内細菌
腸の中で生きて活動している細菌で(乳酸菌、大腸菌など)、人が消化できない
栄養分を分解して吸収できるようにしてくれたり、ビタミンやタンパク質の合成
をしてくれる人間に大切な存在で、その数は約100兆個


善玉菌(ビフィズス菌、乳酸菌など)
腸内細菌は大きく3つのグループに分かれ、食物からのエネルギー吸収を
適切な量にコントロールしたり、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を促す等、
主に人にとって良い働きをする。


悪玉菌(大腸菌など)
食物を腐敗させたり、時には癌の原因になる等、主に人に害を与える細菌。

日和見菌
その時の環境によって善玉菌にも悪玉菌にもなるその他の細菌。

腸内フローラ

intestinal flora_1.jpg

善玉菌、悪玉菌、日和見菌などを併せて1000種類以上の腸内細菌が腸の中で
ひしめき合う様子がお花畑の様なので腸内フローラという名が付けられた。


とのことです。



腸内細菌のバランスが崩れるとなぜ太りやすくなるのか?


番組では太りやすい女性、太りにくい女性(共に53)に3日間全く同じ食事を
してもらい(ハンバーグ2個とかわざと普段より高カロリーな食事)、
結果どうなるか?って実験をしていたんですが、

futoriyasui_futorinikui_weight.jpg

結果は↑↑のように、太りにくい女性はなぜか−100g
太りやすい女性はやっぱりというか+900gでした。
太りやすい女性の方が元の体重少ないですが、どちらの方も普段より
高カロリーな食事とのことで、まぁ問題ないかなと。
(因みに太りやすい方は毎月1万円掛けてダイエット食品とかで体型維持
しているんだそうで、ちょっとお気の毒ですが(ノ∀`)。)

そして、このお2人の決定的な違いが便秘か快便かだそうで、
太りやすい女性は40年便秘に悩んでいるのに対し、
太りにくい女性は便秘したことがない
とのことで、3日間の実験中太りやすい女性は1度も出なかったんだそうですが、
ナレーションによれば、
3日間便が溜まっただけで3日で1kg近くも体重が増えることはありません。
 便が溜まった分太っていたというような単純なことではないのです。

とのこと。


腸内細菌のバランスが崩れるとなぜ太りやすい身体になるのか?

伊藤裕先生によれば
「腸の中には沢山の細菌が住んでいるんですね。
 腸内細菌といってバランスが崩れてくると便秘になる、
 そして、この腸内細菌のバランスが崩れることが肥満に非常に関係している
 ということが今、非常に注目されています。」
ということで、以降は伊藤裕先生とナレーションの説明をまとめて。

・健康な人の腸内フローラは善玉菌が悪玉菌より優勢な状態に保たれていて、
 それぞれの菌の割合は善玉2:悪玉1:その他日和見菌等1 の割合が理想


・ところが何らかの原因で腸内フローラのバランスが崩れ善玉菌が減り、
 悪玉菌が多くなってしまうと腸の蠕動運動が悪化し便秘になる

intestinal flora_2.jpg

・更に、普段善玉菌の働きで適度な量にコントロールされていたエネルギーの
 吸収が抑えられず、体中の細胞内にどんどん過剰に蓄えられてしまい、
 これが太りやすい身体を作る原因になっているのではないかと考えられている

good_bacteria_gain.jpg

・肥満の原因はやはり食べ過ぎと運動不足だが、ちょっと食べても太る人
 沢山食べても太らない人体質があり、この差がおそらく腸内細菌のバランス

とのこと。


なぜ腸内細菌のバランスが崩れるのか?

・お腹の中には100兆個以上の腸内細菌がいるが、人の全身の細胞は約60兆個で、
 我々は自分の細胞の数よりも多い腸内細菌を飼っていが、この重さは約1kgで、
 便から水分を除いた残りの半分近くは腸内細菌の死骸

・腸内細菌のバランスが崩れる原因は色々あるが、2大原因は
 @加齢 A高脂肪食

(たけしさんが「じじいのうんこは臭いっていうのはしょうがないな」なんて
ツッコミ入れてましたが・・(´▽`*))

・赤ちゃんの腸内細菌は殆どが善玉で、赤ちゃんの便は殆どニオイがしないが、
 年を重ねると便が臭くなるのは腸内細菌のバランスが崩れている証明

・年を取ってくると腸の細胞の新陳代謝が悪化して環境が悪くなり、善玉菌が
 育ちにくくなるが、悪玉菌は悪い環境でも生きていける

・また、高脂肪食、特に肉は悪玉菌が好むので霜降り肉なんかは特にダメ

・但し、悪玉、善玉と分けてしまってはいるが、悪玉菌もある程度の数は必要で
 たくさんの種類の腸内細菌がバランス良く存在することが重要

・たくさんの種類の腸内細菌があるかどうかは便の量に反映されるので、
 便の量が多い人の方が腸内細菌的には健康


とのことで、部分的にしっくりこない説明もありましたが、
「今、注目されている」っていうことは確定してない部分もあるんでしょうし、
症状面では他にも原因が考えられる場合が多いから慎重に言っている、
ってことなんでしょう。



107歳の長寿者から学ぶ腸内細菌バランス改善法!


結論から先に書くと(ナレーションの説明)、

・良く耳にするのはヨーグルトなどの発酵食品を食べたり、更には
 食物繊維を摂るなどだが、勿論腸内環境の改善に効果的なのは言わずもがな

intestinal_bacteria_balance_method.jpg

・しかしそれだけではない!百寿者(100歳を過ぎても健康を維持している高齢者)
 の皆さんが健康で長生きできる理由は理想的な腸内フローラにあるのではないかと
 世界中の研究者達が熱い視線を送っている


とのことで、伊藤裕先生(というか慶應大学の研究がそっち方向みたいなんですが)
の研究の中で特に腸内細菌のバランスが良かったという
茨城県に住む107歳の上杉ミツ子さんってお婆ちゃまの生活を取材して得た結論が
intestinal_bacteria_balance_3method.jpg

↑↑ということなんですが、なんか文字にすると地味というか当たり前すぎなのと、
お食事は1日39種類もあったんだそうですが、御家族が用意してくれたモノ、
食事後の安静って昼寝ですし、手先を使うっていうのもご趣味が刺繍で、
しかもミレーの「落穂拾い」を刺繍で作っちゃうほどの名人で、
長い時は6時間ぐらい刺繍に没頭してる、とかですから全然現実的じゃありません(´ο`)。

Wikipedia:腸内細菌見てる限り
乳酸菌革命
↑↑みたいな腸内フローラ考慮した乳酸菌サプリとか、
母乳のラクトフェリンが赤ちゃんの腸内環境に関係してるんだったら
『カイテキオリゴ』(妊婦ページ)
ラクトフェリン製品紹介した方が余程現実的だと思いますが、

ただ、このお婆ちゃま、腸内浣腸抜群(腸内環境が判る特殊な便検査)で、
50歳以上離れた前出の太りやすい女性の結果は勿論太りにくい女性の結果も
凌いでますし、血液・尿検査の結果も全部基準値内で健康そのもの、
blood_urine analysis.jpg

やはり昔から太りにくい体質だったんだそうで、少なくとも長寿のカギには
確かになるのかなぁ?ってことで、伊藤先生の解説を記載しておきます。


@食事は多くの品目を摂る

ナレーションによれば理想的な1日の摂取品目は30品目なんだそうですが、
このお婆ちゃま、1日に39品目も摂っていて、しかも特大ステーキとかも含まれ、
高脂肪食じゃないの?なんて思ったんですが、

■伊藤先生の解説
「腸内細菌は色んな種類のモノが沢山いて、お互いに助け合っていることが大事
 なんですね。色んな食物を摂っていると色んな腸内細菌がそれなりに元気で
 いられる」
とのこと、ナレーションの補足では
発酵食品や食物繊維ばかりではなく様々な種類の食物を摂ることが重要
とのこと。


A食後は安静(昼寝)

上にもちょっと書きましたがこのお婆ちゃま、昼食後即昼寝なんですが、
ナレーションの説明では
人間の昼寝の時間は腸内細菌にとってのランチタイムで腸内細菌も活性化する
んだそうで、
食後安静にすると腸に血流が集まり腸内細菌も元気に育つ
とのこと。


B脳と手先を使う作業

なんか認知症対策みたいな話ですが(´▽`)、
■伊藤先生の解説
「やはり脳と腸は神経が蜜に結びついていますので、脳からの神経への刺激が
 腸内環境にも影響しているだろうし、逆に腸内細菌が出す物質が脳を活性化する
 というのはお互い良い方向にサイクルが回っているんじゃないかと思います」
とのことで、ナレーションの補足説明では、
腸は脳に次いで神経が集中しており第2の脳と言われる臓器で、
刺繍のような複雑な作業で脳が活性化するとその動きが腸の動きも活性化させ
ひいては腸内細菌のバランスも良くする可能性がある

とのことでした。


まぁ何というか、最後の腸内バランスを良くする3つの方法って
食後の安静くらいはともかく、昼寝までは…って感じですし、
仕事や趣味が合致すれば脳と手先も使えるでしょうけど・・・、とか
30品目だってそこそこ大家族とかじゃないと作れない、消費しきれない
って気がしますし…、ダイエット法としても前提というか間接的…とか、
番組のサブタイトルも煽りすぎって気もしないではなかったですが(ノ∀`)、
正攻法な健康法としてはなかなか良かったかな、っと思いました。






【ダイエット総合の最新記事】
posted by prin at 05:16 | ダイエット総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする