2015年07月30日

ひざ軟骨のプロテオグリカンを増やせばひざが若返りひざ痛が軽減する!|プロテオグリカンを減らす3大条件は体重増加・40歳以上・女性!!|プロテオグリカンが増加する1日10分x3回の小分けウォーキング!!|たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学〜【肩こり&ひざ痛】の新事実!名医が教える最新解消法SP(7/28)

軟骨に含まれるプロテオグリカンとは?


proteoglycan_top.jpg

ちょっと遅くなっちゃいましたが7/28のテレビ朝日系(朝日放送系)
たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学
〜【肩こり&ひざ痛】の新事実!名医が教える最新解消法SP


新発見!ひざ痛をかいぜんするひざ若返り物質とは?
部分の話題です。

ハンガーを使った肩こり解消法については
ハンガーを使った簡単治療法で脳の誤動作で起きる肩こりは解消できる可能性がある!|ハンガー反射治療に加えて15分昼寝すると肩こり解消効果がよりアップ!!|たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学〜【肩こり&ひざ痛】の新事実!名医が教える最新解消法SP(7/28) その2

を御覧下さい。

ひざ痛といえばその原因の多くが変形性ひざ関節症だそうですが、
ナレーションの説明によれば

osteoarthritis_of_the_knee_takeshino.jpg

・変形性ひざ関節症とはひざの関節でクッションの役割をしている軟骨が欠けて
 しまって痛みを引き起こすモノ

・この病の主な原因は加齢で、現在約1800万人の中高年がひざの痛みに悩まされている

・その為年を取ればしょうがないと諦めてしまっているのも事実だが、しかし、
 実はひざを若返らせる新たな物質が見つかり、これがプロテオグリカン


なんだそうです。

プロテオグリカンについて教えて下さった千葉大学大学院総合医科学講座特任准教授の
渡辺淳也(わたなべあつや)先生の説明をまとめると
(渡辺淳也先生は一般向け書籍はないようですので、amazonや楽天の書籍紹介は
ナシですm(_ _)m。)
proteoglycan_1.jpg
(プロテオグリカンの電子顕微鏡写真)

・ひざの関節の軟骨には様々な成分があるが、実はその中にひざを若々しく保つ
 つまりクッション機能を豊かに保つような物質プロテオグリカンがあることが判り、
 プロテオグリカンを増やすことができればひざを若々しく維持することができて
 痛みを軽減させることができる

・実はプロテオグリカンが発見されたのは1970年代と比較的昔だが、MRIで
 プロテオグリカンを調べることができる技術が普及してきたのがこの2〜3年

・これによって変形性ひざ関節症の早期診断治療ができるようになってきた
 ということでプロテオグリカンが注目されている


とのことですが、ちょっと注意が必要かなぁ〜と思うのは、
番組ではひざ痛がどのくらいの段階ならプロテオグリカンを増やすのが効果的か?
ってことを言っていなかったんですが、
渡辺先生は「早期発見・治療」とおっしゃってますし、
以前やっていた駆け込みドクターのひざ痛対策では「一度すり減った軟骨は元には
戻らない
」とのことでしたし、
効果があるのは予防やまだ歩く程度ならなんとか支障がないくらいの段階までなんじゃ
ないかな?って感じではあります。
相当酷いというのであればお医者さんとも相談しつつひざ周りの筋肉を鍛える
・・・穏やかな運動=【黒澤式筋肉体操】でヒザ痛の99%は自分で治せる!+更に簡単にできる靴下を使った【ながら筋肉体操】!!|予約殺到!スゴ腕の専門外来SP!!5(1/8)

変形性ひざ関節症で軟骨がすり減っていても大腿四頭筋・ハムストリング等膝周りの筋肉を鍛えればひざ痛は改善する!・・・|たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学〜腰痛&ひざ痛を改善SP
なんかの方法の方が良さそうですね。

それとテレビは膝痛(しっつう)って言葉は嫌いなようでヒザ痛とかひざ痛(ひざいた)
と言ってますが、
ヒザ痛やひざ痛って「ひざいた」から直で変換できないんで俗語的な感じなんですが、
今回のたけしの家庭の医学でも意地でも「ひざいた」って言ってましたので
それに統一しておきます。変形性膝関節症も変形性ひざ関節症ということで(´∀`)。



プロテオグリカンの役割は膝のスポンジ!?


簡単に言うとプロテオグリカンは軟骨内で水分を蓄えたり出したりして
クッションの役割を果たしてるそうなんですが、

ナレーションのプロテオグリカンの役割の説明をまとめると、

・私達のひざの軟骨は軟骨の成分を作り出す軟骨細胞、軟骨の形を維持する柱の役割を
 しているコラーゲン、そしてプロテオグリカン等からできている

cartilage_collagen_proteoglycan.jpg

・プロテオグリカンはたとえて言えば水をたっぷりと含んだスポンジのようなモノで
 ひざに圧力が掛かるとプロテオグリカンが蓄えていた水分が軟骨から飛び出すことで
 衝撃を和らげ、圧力がなくなると水分が再び戻りプロテオグリカンが蓄える

proteoglycan_knee_pressure.jpg


・何らかの原因でプロテオグリカンが少なくなってしまうと軟骨は水分を蓄えることが
 できなくなる為、クッション性が無くなり、そこに圧力が掛かると軟骨は欠けて
 いってしまう


とのことです。



プロテオグリカンは日常の何気ない生活習慣の違いで増えたり減ったりをを繰り返す!
良く歩いたり膝を曲げ伸ばしする人はプロテオグリカンが多い!!


渡辺淳也先生によれば
「プロテオグリカンは日常の何気ない生活習慣の違いで増えたり減ったり
 というのを繰り返しているということが判ってきました」
とのことで、
膝の曲げ伸ばしで何故プロテオグリカンが増えるのか?
について渡辺先生とナレーションの説明をまとめると

・ひざを曲げ伸ばしするとひざの血流が増加して更にスポンジ機能が上手く働き、
 軟骨に酸素や栄養が沢山取り込まれるようになりプロテオグリカンの増加に繋がる
 (渡辺)

・膝の曲げ伸ばしを頻繁に行うことでひざに届けられる血流が増加し、
 血液と共に多くの酸素がひざに届く。酸素が送り込まれることで軟骨細胞が
 活性化しより多くのプロテオグリカンを作り出す(ナレーション)


とのことで番組では
ひざ痛になったことが全くないという手作りハンバーグや焼売が
人気のお肉屋さんの奥さん渡辺敬子さん(67)と、
右膝が痛くひざ痛で座卓に手を付かないと座れない、立ち上がれない
階段は手すりを掴みながら昇り降りというトンカツ屋さんの元女将の大野せつさん(71)
(この方は息子さんにトンカツ屋さんを譲って給仕だけ手伝いをしている)
とをMRIマッピングという機会でのプロテオグリカンの量の検査と日常生活を比較
していましたが、

ひざ痛が全くない渡辺敬子さん(67)の場合
プロテオグリカンの量がなんと50代レベル(青い部分がプロテオグリカン)、

proteoglycan_watanabe.jpg


日常生活も
・掃除機は膝を曲げて新聞紙を片付けながらテキパキ
・フローリングは拭き掃除
・急な階段の昇り降りも楽々
・お店(お肉屋さん)のショウウィンドウはピカピカに
・買い物は自転車で15分の所まで。歩くときもシャキシャキ
等々って感じだったのに対し、

既にひざ痛を抱える大野せつさん(71)の場合
プロテオグリカンの量は80代レベル
proteoglycan_ohno.jpg


日常生活も
ohno_life.jpg

・コンセントは膝を曲げなくて良いようにわざわざ高い位置に取り付け
・掃除は突っ立ったまま
・洗濯に上の階に上がるときは手すり、降りるときは恐いので手すりにつかまり1段1段
・よく使う調味料や鍋やフライパンは膝を曲げなくて済む高い位置
・膝が痛い割に店の配膳などは頑張っているものの、住まいは店と同じビルの5階なので
 通勤時間は10分
・住まいは大きな商店街の真ん中にあるので買い物は歩いてわずか3分
 (「膝が痛いので助かる」とのこと・・・)

というわけで、お二人の年齢は近いのにこの差は歴然って感じでした。

下にも書きますが、プロテオグリカンを増やす方法は
基本的に「歩く」って結構つまらない結論だったので、
プロテオグリカンについてはWikipediaでも調べてみましたが、
専門用語多すぎで逆に判らなくなりました(ノ∇≦) 。
簡単に言っちゃえば、CMなんかで名前をよく聞くグルコサミンとかコンドロイチン
なんかの親戚筋のようですが、↑↑のようにプロテオグリカンを調べる技術が普及
して2〜3年とのことですから、プロテオグリカンを含有したサプリなんかは
ほんの一部ですので、歩かない、自転車乗らない、膝曲げないなんて方や
今痛いのでしばらく補助に、なんて方は利用してみるのも良いと思いますが

とか、

ですが、最後にはやはり「歩く」方向に持っていった方が良さそうですね。



警告!ひざを若返らせる物質プロテオグリカンを減らす3大条件


↑↑は番組のコーナータイトルその物ですが、渡辺淳也先生と
ナレーションの理由説明をまとめておきます。女性に著しく不利ですね( ̄ー ̄;。
といっても男女で10倍も違うわけでもなく、女性100人がひざ痛なら男性も50人患者さん
ってことですから、運動しない男性、太った男性は要注意ですね。

proteoglycan_reduce.jpg

(2つ以上に該当された方は今ひざ痛がないとしても既にプロテオグリカンが
 減っている可能性が高く今後ひざ痛が出てくる恐れがあると考えらる、とのこと)


@体重増加

・人は歩くときに体重の約3倍の負荷が掛かると言われており、
 例えば50kgくらいのあまり太っていない方も(ひざへの負担は)約150kg
 掛かってくるので、体重が重ければ重い程ひざには過大な負荷掛かる為軟骨が
 痛みやすくなる(渡辺)

・軟骨が痛むと軟骨のスポンジ機能が低下して酸素や栄養分を吸収しにくくなり、
 軟骨細胞の代謝が落ちプロテオグリカンが作られにくくなってしまう(ナレーション)



A40歳以上

・人間の体は加齢と共にだんだん老化が進むが、ひざも同じで40歳を境に徐々に
 軟骨の変性が進むことが判っている(渡辺)



B女性

・実は女性は男性の2倍軟骨変性が起こりやすいことが医学的に証明されていて、
 これは女性ホルモンであるエストロゲンが大きく関係していると言われている(渡辺)

・実は女性ホルモンのエストロゲンは軟骨を保護する役目も担っているが、
 閉経によりエストロゲンが減ってしまうと軟骨が痛みやすくなり、その結果
 プロテオグリカンも作られづらくなってしまう(ナレーション)


ちょっと横道にそれますが、プロテオグリカンは軟骨成分だけでなく美容成分としても
注目されているようで、特に美白系製品には幾つか配合されてるようです。(例↓)

さすがに40歳からひざ痛対策する人はいないでしょうけど、予防的にこういうの選択
すると、多少効果があるかもしれませんね。女性はひざ痛についてはチョット不利
ですが、意外なところで摂取できるかも。



プロテオグリカンを無理なく増やす1日10分x3回小分けウォーキング!


渡辺淳也先生によれば
歩くときの膝の曲げ伸ばしでもプロテオグリカンを増やすことができます
連続して10分くらい歩くことで膝の中の血流が十分増えますので、
 だいたい1日3回10分ずつ合計30分歩くことを目安にしてこれをできる限り
 続けて頂くのがよいと思います

とのことで、

小分けウォーキングのやり方

proteoglycan_kowake_walking.jpg

ナレーションの説明によれば

・たくさん歩く必要はなく、1回にたった10分歩くだけ。これを3回合計30分歩く、
 例えば家事の合間やテレビを見た後ことで膝への血流が上がりプロテオグリカンを
 増やすことが可能

・なるべく腿(もも)を上げて大股で歩くようにするとより効率的

 
とのことです。

これを右膝が痛い大野せつさん(71)に2週間行って貰っての検証がありました。
番組では大野さんに膝の絵を描いて貰い(痛い部分を赤く塗り)、
歩く度に貼るシールを用意して、やる気を出して貰ってました(≧▽≦)。

最初の日は張り切って腿を高く上げてみたものの10分後には
すっかり膝が上がらなくなってたとかあったものの、
御本人、シールを貼っていくのが楽しみになったようで、
しかも途中からひざの痛みも薄らいできたのか腿も10分間しっかり上げられるように
なっていき、なんて感じで案外順調でした。

で、
★大野さんの小分けウォーキング2週間の結果★
proteoglycan_ohno_kenshougo.jpg

MRI検査では痛くない左膝もよくなっていますが、やはり右膝の方が顕著ですね。
だいぶ青色っぽい部分が増えていて、検証前80歳代との診断が10歳若返りです。

しかも
座卓に手を付かずに正座できるようになり、立ち上がることもできるように、
更に、手すりに掴まっていた階段も楽々って感じで、特に、階段を降りるとき
1歩踏み出してはもう片方の足を同じ段に降ろすって見てて
「こりゃダメだ」
なんて思ってたのが嘘のように手すりも掴まずしっかり交互に1段ずつ降りることが
できるようになっていました。

MRI見た感じ、大野さん、痛みがあるとはいえまだ軟骨が激しく欠けてしまった
という程の状態ではなかったのかな?って気はしますし、渡辺先生も
「早期治療にプロテオグリカンが注目されてる」っておっしゃってたわけですから
ひざ痛がある方は早めに小分けウォーキング、始めて見るのがよいのかなと
思いました。






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