2015年09月10日

ガンコな肩こりの原因は筋膜のシワ!?|竹井仁先生の筋膜リリース(筋膜ほぐし)ストレッチで肩こりが劇的改善!!|ストレートネックチェック法&タオルを使ったストレートネック矯正法!|ためしてガッテン〜ああ!首と肩がツライ 肩こり根治マニュアル(9/9)

筋膜にシワができるとせっかくほぐした筋肉が引っ張られて収縮し、
また直ぐ肩こりになっちゃう??


9/9のNHK総合
ためしてガッテン〜ああ!首と肩がツライ 肩こり根治マニュアル
の話題です。

教えて下さったのは、今回は「筋膜治療の第一人者」なんて紹介でしたが、
お馴染みの首都大学教授で理学療法士・医学博士の竹井仁(ひとし)先生、


番組では志の輔さんが
「今迄注目されず今日初めて『筋膜』についてお伝えするんですけど…」
みたいなことを言っていたんですが、↑↑のamazonの方の「不調リセット」
って本、2007年産ですけど既に「筋膜ストレッチ」って言葉が出てきてて(早っ〜!)、
そりゃ筋膜治療の第一人者って紹介してもおかしくないですね〜。

竹井仁先生によれば、
「今、(整形外科の世界では筋膜は)シンデレラがスーパースターになった、
 と言われてるんですけど、ここ40年くらいの間に徐々に解剖学的な研究が
 進んできまして、今スゴイ勢いで様々な科学的な根拠が出されているんですね」
「筋膜(きんまく)というのは全身を覆い尽くしているボディースーツですね。
 そのシワを取ってあげることによってボディースーツが自由に動けるようになる」
とのこと。

小野文惠アナの説明によれば
鶏肉で言えばささみの周りに付いている薄皮みたいなのが筋膜なんだそうで、
kinmaku_sasami.jpg

筋肉自体は数千本から数万本と言われる筋繊維の束で、これをバラバラにならない
 ように包んでいるのが筋膜

なんだそうですが、
(↓↓は筋肉の模型をストッキングを筋膜に見立てて包んだもの)
kinmaku3.jpg

「筋肉のコリというのは、長時間無理な姿勢を続けたり、力が入ってしまうような状態が
 続くと筋肉が収縮して凝り固まります。」
「でも凝り固まった筋肉は揉みほぐして血流を良くすれば元に戻ります。」
「でもそういうことを何度も何度も繰り返していると筋膜にシワがよってしまいます
 実はこのシワが物凄くガンコで癒着してしまう、そうするとちょっとやそっとじゃ
 癒着は取れません
。」
シワがある限り筋肉もそこに引っ張られてコリになってしまいます
 まさに肩こりの元凶なんです」
とのこと。

ということで竹井仁先生が行ってる筋膜をほぐす治療は↓↓みたいな感じで、
takei_hitoshi_treatment.jpg

マッサージみたいに強くほぐすとか押すとかじゃなく地味なんだそうですが(ノ∇≦*) 、
エコーを見ながら筋膜のシワがあるところを挟み込むようにして手を置き、
筋膜まで圧を加えてどの方向が良いか探りながらゆっくり伸ばすんだそうで、
(素人では無理だそうですが(≧m≦)、エコーなしですがやって貰った室井佑月さんは
「ああ、気持ちいい」なんて思わず声が漏れちゃってました。)

実際の患者さんの例では、肩の筋肉は通常1cm程度は動くはずが1.1mmしか動かな
かったのが、9.1mmも動くようになり筋肉の動きが滑らかに、
muscle_smooth.jpg

勿論血流量も増え、肩を上に上げる筋力を測定することもできるんだそうですが、
それも大幅アップ、なんて感じでした。

竹井先生の治療法以外の方法も紹介されていて、群馬県の木村ペインクリニック院長
木村裕明先生って方、肩こり治療の全く新しい方法を提唱し注目を集めてるそうですが、
kinmaku2.jpg

エコーを見ながら生理食塩水を注射する治療を行うんだそうで、
↑↑の2つめが治療前の状態で3枚目が治療後ですが、写真上部の青く光る筋膜のシワが
消えちゃってるのが判ります(注射すると一瞬で筋膜のシワが消えちゃいます)。

他にも↓↓の左側のような器具を使う先生とか、エコー検査しながら針を打つ
鍼灸師の先生もいらっしゃるんだそうですが、
kinmaku_treatment_samples.jpg

筋膜をほぐす治療を行うお医者さんや鍼灸師さんはまだまだごく少数なんだそうで、
ためしてガッテンのHP筋膜性疼痛症候群(MPS)研究会っていうののHPが紹介されてて、
筋膜治療をしてくれるお医者さんや鍼灸師さんのリストが載ってますので、
ストレッチとか面倒なんて方や、辛いので先ずは1回治して貰いたいなんて方は
お近くなら行って診て貰うのも良いかも知れませんね。



竹井仁先生の筋膜リリース(筋膜ほぐし)@ 斜め腕伸ばし筋膜リリース


勿論ですが、自宅で出来る筋膜ほぐし術も紹介されてたので(それがなきゃ
ためしてガッテンの価値有りませんよね(ノ∀`)。)行ってみようと思いますが、
志の輔さんなんかは「筋膜ほぐし術」と呼んでたんですが、竹井先生の命名?は
「筋膜リリース」(releaseは「解放」とか「自由にさせる」とかいった意味)でした
ので、一応併記しておきます(途中ストレッチとも言ってた気がしますがそっちは割愛)。


斜め腕伸ばし 筋膜リリース のやり方
(手の先から頭の先を伸ばしていくストレッチ)

@椅子に座り、右手を花芽後方に伸ばす(指先が床に潜り込むイメージで)

naname_udenobashi_kinmaku_release_1.jpg

A少し顎を引き、首を左に倒す
naname_udenobashi_kinmaku_release_2.jpg

B左手を方に置き、首を左に傾け、左耳を肩よりも前に出すように首を(少し)回し、
この状態でキープ(20〜90秒できる範囲で)

naname_udenobashi_kinmaku_release_3.jpg

C首の傾きはそのままで鼻を左肩に近づけ、この状態でキープ(20〜90秒できる範囲で)
(筋膜が硬い人はなかなか近づかないそうですが無理せず)
naname_udenobashi_kinmaku_release_4.jpg

D反対側で@〜Cを行う



竹井仁先生の筋膜リリース(筋膜ほぐし)A 平泳ぎ風筋膜リリース


平泳ぎ風 筋膜リリース のやり方
(肩甲骨を前後にしっかり前後に動かす体操)

@平泳ぎのように両腕を前に伸ばしてキープ(20〜90秒)。
 この時肩甲骨を前に出すだけで背中を丸めてはいけない。
 背中は丸めず肩甲骨だけを押し出すようにする

breaststroke_kinmaku_release_1.jpg

A肘を肩の高さのまま後ろに引き、肩甲骨同士を併せるようにしてキープ(20〜90秒)
(※山瀬まみさんが「肩がつった」って言ってましたが、竹井先生によれば「硬い人は
つりますので、勢いをつけずゆっくり行って下さい」とのことです)
breaststroke_kinmaku_release_2.jpg

B後ろに引いた状態から肩甲骨を起こすイメージで手を上に挙げ(肘が下がってはいけない)
 やや後ろに腕を倒しキープ(20〜90秒)

breaststroke_kinmaku_release_3.jpg

C反対側も同様に

※志の輔さんはかなりキツいみたいで「あー」とか「うー」とか声あげてましたので、
 (でも気持ち良いというか「効く〜」って感じでしたが無理せず行って下さい)



竹井仁先生の筋膜リリース(筋膜ほぐし)B S字筋膜リリース


S字 筋膜リリース のやり方

@立ち上がり、右手を頭の後ろ、左手を背中の後ろ、肘が直角になる様に

s‐shape_kinmaku_release_1.jpg

A肩甲骨を回すように反時計回りに回してこの状態をキープ(20〜90秒)
s‐shape_kinmaku_release_2.jpg

B右足を左足の前にクロスさせ、体を左に倒してキープ(20〜90秒)
s‐shape_kinmaku_release_3.jpg

C反対側も同様に



竹井仁先生の筋膜リリース(筋膜ほぐし)C バレリーナ風筋膜リリース


竹井先生曰く「なんちゃってバレリーナですが」だそうですが(´▽`*)、

バレリーナ風 筋膜リリース のやり方

@右の手の平を自分の方に向け、左の手の平を後ろに向けて、
 右足を一歩前に出して軽く曲げておく

ballerina_kinmaku_release_1.jpg

A右手は天井に、左手は床の方向に伸ばして、軽く体を左にひねってキープ(20〜90秒)
ballerina_kinmaku_release_2.jpg

B反対側も同様に

※竹井先生は「無理しないでください。つる人いますので」と仰ってたんですが、
志の輔さんは「初めて尻がつった」そうです。そのくらい体が伸びるのが
実感できそうです。

小野文恵アナも「急に体の中を血が駆け巡ってるようです」とのことでしたが、
4つの筋膜リリースを1セットとして1日3セット行うと良いそうで、
これを2週間続けると「最初はあんなに辛かったのに
楽にできるようになった」という風に変わってくる
、とのこと。
また、
キープ時間は90秒が理想だが慣れるまでは無理せずできる範囲で行って下さい
とのことでした。



スマホの長時間使用などの生活習慣がストレートネックを原因となり、
ストレートネックが筋膜のシワの原因になる!
竹井先生の簡単ストレートネックチェック法!!


straight_neck_kinmaku.jpg

(通常は首の骨は湾曲して頭を支えているが、首の骨が変形してしまい、
正面を向いたときに首の骨が真っ直ぐになってしまっているのがストレートネック)

ナレーションのストレートネックの説明をまとめると

・今、とんでもなく筋膜のシワを作ってしまう人が急増している。
 その原因を作っているのがスマートホン等を使うときの姿勢で、
 首や肩周辺にとんでもない異変を引き起こすことがある

・パソコン作業やスマホを操作するときの姿勢は後頭部の筋肉に負担が掛かり硬直する

・すると顎を引くのが難しくなり、顎が上がった状態になってしまう

・この状態で正面を見ようとするとき首全体を前に曲げるクセが付いてしまう、
 その結果起こるのがストレートネックで、頑固な肩こりを引き起こす

・ストレートネックになると筋肉への負担が大きく、筋膜のシワができやすくなる


とのことです。

竹井先生のストレートネックチェック法
straight_neck_check.jpg

ナレーションの説明を被ってしまいますが、竹井先生の説明です。

@あごを引くのが辛い

通常顎を引くときは(うなずく時など)、のど元に向かって顎が引きつけられるが、
「うなずいて下さい」というと、鳥が餌を食べるときの人がいます。
そういう人は顎を引きつけるときに首全体で曲げることになるのでストレートネックに
なりやすい。


A耳が肩より前に出ている

こういう人(室井佑月さんもそう)、顎を引きながら胸をしっかり張ると二重顎になる。
これは顎の下が伸びてるのを元に戻すから二重顎になる。

とのことですが、これらは簡単に見分ける方法であくまで目安なので、
正確に調べるにはレントゲン診断をしてください、とのことでした。

ストレートネックについては番組の最後にちょこっとやっただけなので
全体的に簡易な説明でしたので、もうちょっと詳しく知りたい方は
肩こり首こりの原因は肩甲骨を見ればわかる!|とびらタイプ・ストレートネック・おじぎタイプ・ハの字タイプのチェック法&中村格子先生式1日1分でデキるこり解消法!!〜インベーダー体操他|TCHが 肩こりの原因になる!|駆け込みドクター!運命を変える健康診断〜肩こり解消法を大公開SP(3/2)
を御覧下さい。
中村格子先生のストレートネックチェック法や予防ストレッチもありますので、
お好みの方法を利用すると良いかと思います。



タオルを使ったストレートネック矯正法!


竹井先生式 タオルを使ったストレートネック矯正法のやり方
@両手でタオルを持ち、首の後ろの真ん中辺りに当て、少し斜め上に引っ張り、
 頭を後ろに倒していく

straight_neck_correction_towel_1.jpg

Aその状態から顎を喉元に引きつけ(うなずくようにし)キープ(5〜20秒)
Bこれを1セットとして1日5セット行う

竹井先生によれば、
「こういう運動をしていくと、(首の骨の)湾曲が元に戻り、顎を正しく引けるようになる」
とのことでした。

因みに、
このストレートネック矯正法を実践した吉澤さんって女性の方(竹井先生の患者さん?)
のビフォー・アフターですが、
straight_neck_correction_towel_before_after.jpg

↑↑の様に顎も上がっていず、首の湾曲も戻ってきていますね。
ただ1年前との比較ですからストレートネックを矯正するのってかなり時間掛かりそうです。
どのストレッチをやるにしても気持ちよいので苦痛には感じる程ではないにしろ、
やはり根気は必要そうですね。
筋膜リリースも1度治れば2度と肩こりにならないなんてハズはないですが(*´ο`*)、
常に肩こりが辛い状態からは解放されるかなと思いますので、
根気よくやっていくしかないのかな?と思いました。






posted by prin at 11:50 | 肩こり・首こり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする