2016年06月22日

リバウンドの原因は倹約モード!停滞期に食事を元に戻すと更に太る!!|睡眠時間4時間以下は食欲増進ホルモンのグレリンが増えて肥満率が大幅アップ!|池谷先生のゾンビ座り&5秒足踏みで腸腰筋を鍛えてお腹ポッコリ解消!|胆汁を新しくして脂肪燃焼!らっきょうスムージー|林修の今でしょ!講座〜15kg痩せた名医が教える最新臓器別ダイエット(6/21)

胃・脳・腸・胆のうのメカニズムを利用したダイエット法!
7〜8時間睡眠しないとグレリンが増える!・倹約モード・リバウンド・停滞期
・ゾンビ座り・5秒足踏み・らっきょうスムージー・・・などなど


6/21のテレビ朝日系
林修の今でしょ!講座〜
15kg痩せた名医が教える最新臓器別ダイエット
脂肪燃焼加速&リバウンド防止&お腹凹む!?

の話題です。

zoukibetsu_diet_mokuji.jpg

超久々になっちゃいましたが(o_ _)、まぁいくつか見落としもありましたけど、
健康美容系番組の傾向が超マンネリ&衰退気味で各局不定期化SP化、
そのSPが毎度芸能人診断だったり、滅多にならなさそうな病気とか、
手に入りそうもないか続けるの無理そうな食材とか・・・・(≧m≦)。

今回のもスゴいネタって訳でもないんですが、
停滞期とリバウンド<の説明&対策は判りやすかったので、今ダイエット中の方には
ピッタリなネタかな〜って感じでしたし、ガムと器で食欲抑制はまぁまぁ、
胆汁が脂肪燃焼を加速させるっていうのは最新研究だそうですんで
(生らっきょうはちょっと戴けないですけど…(´▽`))。
池谷先生お得意のゾンビ系ネタ(ゾンビ座り)は外に出て運動したくない
けどお腹は引っこめたい向きには結構良いかなってことで取り上げました。

というわけで、教えて下さったのはお馴染み池谷敏郎先生。

最新刊(といっても去年の12月頃ですが)もあるんですが、
一応ゾンビネタっていうことで表紙付きのamazonは「ゾンビ体操」に
しておきました。

ということで以下詳細です。



胃の一部を切除する手術を受けた人が痩せる理由は食欲を増進させるホルモン
“グレリン”が出なくなったから!


i_setsujo_shujutsu.jpg

池谷先生によれば、↑↑の女性(外人さん)、肥満の外科的治療の1つである
胃の一部を切除する手術を受けた方なんだそうですが、
御覧の通り超激やせで別人の様(といっても普通に戻ったくらいですが)。


胃の一部を切除するとなぜ痩せるのか?

出演者へのクイズだったんですが、そういう経緯は飛ばして、
池谷先生によれば
「胃袋が小さくなったことで食べ物があまり入らなくなったというのも
 理由の1つですけど、最大の理由は食欲を増進させる“グレリン”というホルモンが
 出なくなったから

Ghrelin_shokuyoku.jpg

「“グレリン”が分泌されるといっぱい
 食べた後にもまたデザートとか幾らでも食べられるってコトが起こっちゃう」
んだそうです。

勿論、「胃を切除しろ」って話ではなく(そもそも日本でこんな手術認められてるのかなぁ?
っていうのはありますが(’〜`))、食欲増進ホルモンのグレリンを
なるべく分泌させないようにする方法の紹介です。




胃のメカニズムを利用するダイエット 睡眠時間は〜7〜8時間!
睡眠4時間以下は睡眠7〜9時間も比べて肥満率73%UP!!


池谷先生によれば、2004年のアメリカの研究で
「食欲増進ホルモンのグレリンは睡眠時間が短い程増える
ことが判明したんだそうです。

Ghrelin_suiminjikan.jpg

更に2005年の米コロンビア大学の研究では
睡眠7〜9時間に比べて睡眠4時間以下は肥満率が73%アップ」
なんだそうです。
himanritsu_suimin.jpg

ということで結論は
胃のメカニズムを利用するダイエット⇒睡眠時間7〜8時間
なんですが、
この結論じゃそんな暇無い人から眠れない人まで文句がきそうですね(´ー)。

因みに
・睡眠時間が短いとグレリンが増えて食欲が出てしまう
・起きている時間が長いので、それだけでもついつい食べてしまう
・睡眠時間が短いと体が気怠くなり体をあまり動かさなくなる

ので3重に良くないそうです。



リバウンドの原因は倹約モード!
太る・停滞期・リバウンドには密接な関係がある!!


ここからは脳のメカニズムを利用するダイエットのコーナーですが、
前置きというか前提というか、特にリバウンドメインに
「なぜ太るのか?」「なぜ停滞期が来るのか?」「なぜリバウンドするの?」
ってお話です。

池谷先生によれば、
リバウンドする原因は、脳が倹約モードに切り替わるから
なんだそうです。

kenyaku_mode_1.jpg

池谷先生の説明をまとめると(模型を使った説明で再現しにくいので)

・体に貯めていたエネルギー源が少なくなると、脳はこのままではエネルギーが
 無くなって死んでしまうと判断して、少ないエネルギーで活動できる様に
 倹約モード(⇒脂肪が燃焼しなくても良い体)にスイッチを入れてしまう

@太るということは、美味しい等の理由で生きていくのに必要なエネルギー以上の
 エネルギーを摂取し、それが脂肪になって体に溜まること

A痩せるというのは、ダイエット始めて食事を減らすと足りなくなったエネルギーを
 体内の脂肪から補充すること

Bところが、急に脂肪が減ると体が倹約モードのスイッチがONになる。

 1ヶ月体重の5%以上痩せると倹約モードに切り替わってしまう
 (体がヤバイと思い出す)
kenyaku_mode_meyasu.jpg

※これだと体重50kgの人が2.5kg痩せただけで倹約モードですから、これで
 停滞期突入の可能性大ですねぇ。
 
C倹約モードがONだと少ない食事量で満腹になり、エネルギー量も満たされている
 と判断されて溜まった脂肪も使わなくなるのが停滞期
 
D倹約モードに一度切り替わると元に戻るのに1ヶ月程かかる。
 停滞期に「もういいや」ってことで食事量を元に戻すと倹約モードのまま
 なので、元の食事量に戻しただけなのにその分が脂肪として蓄積されてしまい
 リバウンドし、前よりも太ってしまう

kenyaku_rebound.jpg

というのがリバウンド&ダイエット前より太ってしまう原因なんだそうです。



リバウンドしてしまう人におすすめ!脳のメカニズムを利用したダイエット!!
脳に満腹感を与えリバウンドを防ぐ方法〜ガム&食事の器の大きさ


結論としてはあまり面白くはないんですが、時間指定まで入っているので
実践すると結構良いかもしれません。根気次第でしょうか。

brain_diet_gum_dish.jpg

脳のメカニズムを利用したダイエット@⇒食事の15〜20分前にガムを噛む

池谷先生の説明によれば
「人間の脳は顎を使って何かを咀嚼(そしゃく・噛む)すると、約15〜20分後
 ヒスタミンというホルモンが分泌され満腹中枢を刺激する。
 ですから(食事の)15乃至20分ぐらい前にガムを噛むと満腹感を出して
 リバウンドを防ぐ」
とのことです。

また
顎を使ってしっかり噛める噛み応えのあるモノならガムじゃなくても良い(スルメ等)
とのことです。


脳のメカニズムを利用したダイエットA⇒料理を載せるお皿を小さくする
Delboeuf illusion.jpg

普通は↑↑の2つの黒丸は右側が大きく見えるそうですが、これは目の錯覚。
これをデルブーフ錯視といい、
これを食事に当てはめると、小さいお皿や器に入れると少ない量でたくさん食べた
気になれるそうです。
(因みにやってみましたけど、知ってたせいかあまりそういう気には
なりませんでしたけど(´ー`)、逆に大きい器に戻した時の影響が大きいかも…)
iketani_hamburg.jpg

↑↑は池谷家の昨日のお食事だそうですが(左が奥様、右が池谷先生)、
このくらい小さいお皿にギリギリに載せると見栄えはともかく満足できるかも。
Delboeuf illusion_gohan.jpg

↑↑は大きいお椀と小さいお椀、同じ量のご飯だそうですが、おかず系はともかく
ご飯は確かにそうかなぁ〜、って気もしますし見栄えも悪くないし良いかもしれませんね。



ポッコリお腹の原因は腸を包む筋肉が弛んでしまっているから!


ここからは腸の仕組みを利用したダイエットのコーナーですが、
先に前振り説明です。

chouyoukin_pokkori.jpg

池谷先生によれば
ポッコリお腹は脂肪だけじゃなくて腸自体が前に飛び出してる
状態なんだそうです( ̄ー ̄)。
また
「なぜ腸が前にせり出してくるかというと、腸を包んでいる筋肉(腸腰筋 ちょうようきん)
 が弛んでしまっているため」

「女性って筋肉が男性より少ないのでお腹がポッコリ出やすい」
とのこで、腸腰筋を鍛えるって話は以前からよく出てきてますが、
体幹トレーニングとかインナーマッスル鍛える系教えてる先生とかが多くて、
キツかったり道具使ったりとか結構面倒だったりとかありましたが、
池谷先生のゾンビ座り5秒足踏み
座ったままですし、緩めですし、やっててもあまり目立たないと思いますので、
食事の後とか休憩時間等にちょこっとやっておくと良いかもしれません。



腸を包み込んでるくびれ筋を鍛える!!⇒ゾンビ座り&5秒足踏み
(くびれ筋って池谷先生が言ってるだけで腸腰筋のことですけど…)


池谷先生によれば
背骨と脚をつなぎ合わせている腸腰筋は現代人のダイエットの鍵を握る重要な筋肉
(体の奥の方にある筋肉なので、意識して動かすのが難しい)
だそうで、
腸腰筋が衰えると猫背になりお腹が出る、逆に鍛えればお腹をしっかり包み込むので
 お腹が凹んで、くびれが生まれて、猫背も治ってスタイルが良くなる

とのことです。

ということで、↓↓はゾンビ座りと5秒足踏みのやり方です。

ゾンビ座りのやり方

@夕食の2時間後に行う
 (理由は、筋肉の材料となるたんぱく質を効率よく消化してのエネルギーを
 使える状態になるのが食後2時間後
、なんだそうです。
 逆に空腹の時に行うと筋肉をエネルギーに分解して使ってしまう可能性がある
 とのことです。)

Aイスに浅めに座り、脚を少し開き気味にし、お腹を凹ませて姿勢を良くし、
 手を前に出す

zonbi_suwari_chouyoukin_1.jpg

B息を吐きながらヘソをのぞき込む様に5秒掛けて背中を丸めて前屈みになる
B5秒曲げたままにし、また5秒掛けて息を吸いながらゆっくり体を起こす
zonbi_suwari_chouyoukin_2.jpg

Cゾンビ座りを3回繰り返す

ポイントゆっくりやること
だそうで、早くやると体の外側の筋肉を使ってしまうけど、ゆっくりだと
体の深部の筋肉をより刺激できるんだそうです。


5秒足踏みのやり方
※これはもっと早くお腹を凹ませたい方向けだそうですが、同じように簡単なので
取り入れるなら両方いっぺんにやっちゃった方が良さそうです。

@イスに深く座り(背もたれにもたれず、軽くお尻が当たるくらい)、
 足は90度に曲げる

5_seconds_ashifumi_1.jpg

A足の角度は90度のまま、お腹を少し凹ませ、片足を5秒掛けてゆっくり上げて、
また5秒掛けてゆっくり下ろす

5_seconds_ashifumi_2.jpg


5秒足踏みは結構キツイみたいですが、これは普段使っていない筋肉を使っているから
だそうで、慣れてくればダイジョブじゃないかなと思われます。



胆嚢(たんのう)は脂肪燃焼の秘密兵器!
胆嚢から出る胆汁が油を分解して腸から吸収するのを手助けする!!


ダイエット系の最新研究結果なんだそうですが、結論が
「らっきょうを生でガリガリ」かスムージーっていうのがイマイチ
でしたが、ここからは「胆のうの仕組みを利用したダイエット」のコーナーです。

前置き部分は池谷先生のお話をまとめて。

tannou_diet.jpg

・胆のうの大きさは子供の握りこぶしくらい(↑↑では緑の部分)で、
 胆のうは肝臓で作られた胆汁を貯めている臓器だが、胆汁が今回の重要ポイント

・便の色は胆汁が関わってあの色になっている。胆汁がないと白い便になる

・胆汁は食後に体内を巡って油を分解し、エネルギー等の材料にしてくれる

・最高峰の科学誌「ネイチャー」で慶應大学医学部教授渡辺光博教授の研究が
 発表され「胆汁が脂肪を燃焼する働きがある」ことが明らかになった
 (因みに、一般向けな書籍も出されてるので↓↓御参考に)

・発表内容を噛み砕いて言うと、胆汁は脂肪燃焼の現場監督的な存在で、
 胆汁が体内の各細胞内にあるミトコンドリアに「エネルギーを作れ」
「脂肪を燃やせ」指示を出していたことが判った

・しかし、人間の胆汁の量を増やすことは出来ない。胆汁は体内を巡って肝臓に
 戻って再利用されるが、体内の胆汁の量はほぼ一定で増えないことが判っている

・そこで古い胆汁を捨てて新しい胆汁を作るようにすればよい。
 新しい胆汁は脂肪燃焼の効果が高いので古い胆汁を排出しやすくすれば
 脂肪燃焼の効果が高まる

・胆汁は1回の排便で体内の胆汁の5%が排出され、その分新しい胆汁が作られる

・女性の場合便秘が多いが、便秘を解消し古い胆汁を排出することで
 脂肪燃焼の効率を上げると期待できる


とのことで、ダイエット法も新しい胆汁に入れ替えてやる方法ってことですね。



古い胆汁を排出して脂肪燃焼の効果を高めるのは水溶性食物繊維!
らっきょうは水溶性食物繊維がダントツに多いけど酢漬けは溶けちゃってダメ!!
水溶性食物繊維を効率的に摂る“らっきょうスムージー”


池谷先生と林修さんの説明をまとめると、

・古い胆汁を排出しやすくするためには摂るべき食べ物は水溶性食物繊維
 を含んだ野菜

・水溶性食物繊維は便を軟らかくして胆汁を排出しやすくする

・可食部100gあたりの比較で水溶性食物繊維を多く含むのはらっきょう

rakkyo_suiyouseishokumotsuseni.jpg

・但し、カレーなどに入れるらっきょうは酢漬けになっていて、水溶性食物繊維
 は水に溶けやすいので生で食べるのがオススメ。
 水にさらされないのが良いので、できればらっきょうを洗って生で
 ガリガリ食べるのがよい

rakkyo_nama.jpg

とのことですが、生らっきょう、何時でも売ってるって程ではないと思いますし、
あんまり・・・・・・・・・・・って池谷先生も思ったのか、
結構無理お品レシピ“らっきょうスムージー”の作り方です。


らっきょうスムージーの作り方
rakkyo_Smoothie_1.jpg

作り方は至って簡単で、1杯当たりの材料
・らっきょう3粒
・りんご100g
・レモン汁大さじ1
・はちみつ大さじ1
・お好みでミント
・水+氷100g


できあがりの見た目も全然悪くないですが
rakkyo_Smoothie_2.jpg

少なくとも絶賛してる人はいませんでした'`,、('∀`) '`,、。

林修さんなんか
「ゴボウで我慢します」とか
「美味しい」くらいは言ってましたけど、「らっきょうの味がする」とか、
珍しく正直な番組だった気がします。

まぁ水溶性食物繊維はらっきょうに劣るかもしれないけど、
野菜にはビタミンや食物繊維の他にも抗酸化物質とか色々含まれますし、
南雲先生なんかはゴボウ皮ごと食べるのが良い、とかごぼう茶でデトックス効果
狙ってますし、色んな野菜食べる、っていうのがベストじゃないかなと思いました。







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posted by prin at 09:11 | ダイエット総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする