2015年01月31日

風邪の時こそ鶏肉を食べるべき!〜ビタミンAが喉の粘膜の働きを活発にしウィルス撃退&タンパク質が体温を上げ免疫細胞活性化!!|肉は野菜よりも消化に良い!?|疲労回復には豚肉のビタミンB1!|貧血で悩む人には鶏肉!〜葉酸とビタミンB12が赤血球を作る!!|林修の今でしょ!講座〜豚肉 VS 鶏肉 カラダにいいのはどっち?(1/27) その5


疲労回復に豚肉のビタミンB1以外はま〜たビックリネタ(´▽`*)


引き続き1/27のテレビ朝日系
林修の今でしょ!講座豚肉 VS 鶏肉 カラダにいいのはどっち?
名医がやっている豚肉鶏肉食べ分け術を伝授
かぜ・疲労回復・貧血、それに二択クイズ部分の話題です。
(今週は「林修の今でしょ!講座ネタ」ばっかりでしたが…(ノ∀`))

一番意外だったのは「貧血に鶏肉の葉酸とビタミンB12が良い」でしょうか。
他番組でも貧血は鉄分・ビタミンAが常識でしたから、
(まぁオススメ料理は鶏レバーでしたから鉄分・ビタミンAもOKでしょうけど)
特に理由部分が驚くこと多かったってことで、渡辺信幸先生、持ちネタ豊富!


まず最初にまとめを。

■風邪を惹いた時は鶏肉がオススメ!鶏肉にはビタミンAが豊富で、
 ビタミンAが喉の粘膜を活性化させ更なるウィルスの侵入を防ぐ

■鶏肉のタンパク質は体温が上昇し免疫細胞が活性化されてウィルスに強く
 なるのでその意味でも風邪には鶏肉がオススメ

■肉の細胞膜は野菜の細胞壁より柔らかく、野菜より肉の方が消化によく、
 脂もむしろ胃腸を活発にする(胃がもたれるというのも間違い)

■疲労回復には豚肉のビタミンB1。味噌にはビタミンB1の吸収を助ける
 マグネシウムが含まれるので、豚汁がオススメ

■貧血の時は鶏肉がオススメ!鶏肉に含まれる葉酸とビタミンB12が
 赤血球を合成する

■二択クイズ:鶏肉より豚肉の方が長期保存可、肉の冷凍焼けには砂糖水、
 鶏肉は毛穴が盛り上がってた方が新鮮


ということで、残りの部分全部です。
 
尚、今回の林修の今でしょ!講座の他の話題は
豚肉ダイエット▼▼
ダイエットをするなら豚肉を食べなさい!+30回噛み!!|豚肉に含まれるカルニチンは脂肪燃焼させアラキドン酸が満腹感を与える!
乾燥肌には鶏肉▼▼
乾燥肌に悩む人は鶏肉を食べなさい!|ビタミンAたっぷりの鶏肉がヒアルロン酸を増やして瑞々しい肌に!!|でも塗るならラード!〜肌に馴染みやすく保湿クリームにピッタリ!!
むくみには豚肉▼▼
むくみに悩む人は高タンパク質の豚肉、特に豚の生姜焼きがオススメ!|豚肉のタンパク質が水分を血管に引き込み、ビタミンB1が老廃物を代謝する!!
血管の病、ポークペプチド、パパインの話題は▼▼
血管の病(動脈硬化・脳卒中など)には豚肉がオススメ!|パイナップルなどに含まれるパパインと豚肉が合わさってできたポークペプチドが血栓を溶かす!!|ポークペプチドは二日酔いにも効果がある!
を御覧下さい。



風邪を惹いた時は鶏肉を食べなさい!


common_cold_chicken1.jpg

林修さんも言ってましたが、風邪惹いた時は消化によいからお粥とか、
サッパリするからフルーツ、なんて選択が確かに多いと思いますが、
渡辺先生曰く「風邪の時こそ肉を食べるべきだ」、
しかも鶏肉が良い理由も、林修さんの予想したような
「消化が良さそうだから鶏肉」とは全然違う理由でした(≧m≦)。

渡辺先生によれば
「実は私たちの鼻とか喉には粘膜があります。
 その粘膜がウィルスの侵入を防いでくれるんですね。
 粘膜を強くすることが大切なんです。」
common_cold_throat_mucous_membrane.jpg

鶏肉が含まれるビタミンAは弱った粘膜を強くする働きがあります。
 (ビタミンAは吸収されると)粘膜の細胞の分裂を早めます
 鶏肉にはビタミンAが豚肉の7倍 ですから鶏肉がオススメです。」

「しかも鶏肉のタンパク質を食べると体温が上昇するんですね。
 従って免疫細胞が活性化されましてウィルスに強くなりますし、
 体温が上がることでウィルスをやっつけることが出来ます
 その意味でも鶏肉がオススメです。」

とのことです。

また、林修さんの
実際風邪を惹いてしまった後に鶏肉を食べると良いんですか?
との質問に対し、渡辺先生
はい風邪を惹いた時こそ鶏肉、(それに)脂も食べて下さい。」
とのことで、
以前、駆け込みドクターのお医者さんに聞きたい17の事では
予防法としてビタミンAを推奨してたので、予防もOKなんですが、
影を引いちゃった後どうする?っていうのはナイスなお話しですね。
しかも、駆け込みドクターではオススメ食材はノーマルな
「ほうれん草や人参など緑黄色野菜」って感じでしたから、
鶏肉食べて風邪が治るなんて更に良い情報ですよねぇ。

尚、「脂も食べて下さい」の理由はこの時は言っていませんでしたが、
↓↓にもあるように、ビタミンAの吸収には油(脂)が必要ってことだと思います。



「肉が消化に悪い」は肉が消化に悪いというのは完全な間違い!
「脂っぽいお肉を食べると胃がもたれる」も大間違い!!


林修さんの
肉はあまり消化には良くないと思っていたんですが
 風邪の時食べても良いんでしょうか?負担がかかるとも言われますけど…」
との質問に対し、
渡辺先生
「はい、皆さん、これも大きな間違いです
 肉は野菜よりも消化に良いんです。」
とのことで、お話しをそのまま書くと変な部分でしたので、
補足しながらまとめると、

cell_wall_cabbage_cell_membrane_chicken1.jpg

■野菜の細胞は細胞壁に覆われ、肉の細胞は細胞膜に覆われている
■野菜の細胞壁は硬くて消化しづらいが、肉の細胞膜は柔らかくて消化しやすい
■従って肉は胃の中で消化されやすく、体が弱っている時こそ消化の良い肉がよい 

とのことで、番組では鶏肉とキャベツの撹拌(かくはん)実験の映像がありましたが
cell_wall_cabbage_cell_membrane_chicken2.jpg

ナレーションの説明では、
「鶏肉の細切れとキャベツの千切りを人間の消化液に近い液体に入れて
撹拌すると、キャベツは全然溶けないのに肉の方は全然見えない」
とのことで、渡辺先生曰く、
ですから肉が消化に悪いというのは完全な間違いなんです。」
とのことでした(^m^ )。

また、進行役の宇佐美佑果アナの
「脂っぽいお肉を食べ過ぎて胃がもたれるというのは・・?」
との質問に対し、渡辺先生
コレも全く間違いで、
 私たちは脂を食べると胃腸の動きが活発になるというのが判っています。
 脂を食べると胃の内容物が(腸に)進んでいくのが判りますからね。」
とのことで、これも「え〜っ???」なお話ですねぇ〜(´▽`)。



風邪の時名医がオススメする料理は「チキン南蛮」


これもちょっと驚きですが、渡辺先生オススメはチキン南蛮+タルタルソース

common_cold_chicken_nanban_tartar_sauce.jpg

渡辺先生によれば
油で調理した方がビタミンAの吸収が良いですからチキン南蛮をオススメします。
 しかもソースはタルタルソースです。」

「ビタミンAの吸収には油が必要ですから、マヨネーズには油がありますからね。
 しかもマヨネーズの材料は卵です。卵にもビタミンAが含まれていますから、
 じゃあチキン南蛮にはタルタルソース。」
だそうです。

ということで、結論は
「風邪の時に食べるなら喉の粘膜に潤いを与えるビタミンAが豊富な鶏肉。
 オススメ料理はチキン南蛮タルタルソースがけ
common_cold_chicken2.jpg

でした。



疲れた時は豚肉を食べなさい!


tiredness_pork1.jpg

渡辺先生によれば
疲労回復には老廃物を戦うビタミンB1がたっぷりの豚肉がオススメ
 コレが豚肉の最大のメリットです。豚肉は疲労回復、コレが一番の効果です。」
とのことで、
今回の「林修の今でしょ!講座」では唯一のノーマルネタでしょうか(^o^)。

渡辺先生疲れの原因の解説ですが
tiredness_wastes.jpg

疲れる原因はビタミンB1の不足なんです。
 ビタミンB1が足りないと疲労を起こすんですね。」

ビタミンB1というのは私たちの体に栄養素を運んだり細胞で余った老廃物を
 回収してきて代謝する働きがある
んです。
(字幕では 全身に栄養素を運ぶと同時に老廃物を体の外に出してくれる)

「だからビタミンB1が不足すると細胞の中に老廃物が溜まって
 疲れを感じる仕組みになっております。『“ブタ”ミンパワー』なんですよ。
 このブタミンパワーのビタミンB1が豚肉はチキンの10倍含まれています。」
とのことでしたが、
林修さんも「ブタミンパワー」については喉まで出かかってたそうですが
「言うとどうなるかよく判りました」
ですってヾ(≧∇≦)〃。



疲労回復に名医がオススメする料理は「豚汁」


tiredness_pork_tonjiru.jpg

渡辺先生によれば
「豚汁は皆さん馴染み深い料理ですし、
 ビタミンB1は水溶性のビタミンと言いまして水に溶ける。」
 味噌汁の中に溶け込んできますので味噌汁(豚汁)を飲めばビタミンB1も
 取り入れることが出来ます
。」

また、
味噌汁の味噌はマグネシウムという成分が入ってますからね。
 これがビタミンB1の吸収を助けてくれる、ですから豚汁をオススメします。」

とのことで、疲労部分の結論は、
tiredness_pork2.jpg

体に栄養素を運び老廃物を回収するビタミンB1が豊富な豚肉がオススメ
でした。



貧血の時には赤血球を作る栄養素を持つ鶏肉がオススメ!


このお話、わたしはまたビタミンAの話かと思っちゃったんですが、
全然違う葉酸&ビタミンB12って結論でした。

anemia_chicken1.jpg

渡辺先生によれば
「そもそも貧血と言いますのは血液の中の丸い赤血球が不足した状態なんです。
 この赤血球は葉酸ビタミンB12、2つ揃って合成されるわけです。」
red_cell_folate_vitamin_B12.jpg

「この2つの成分を持っているのが鶏肉なんです。
 鶏肉の葉酸は豚肉の11倍!」
とのことです。



名医がオススメする葉酸をより効率的に摂れる料理は「焼き鶏のレバー」


anemia_chicken_liver.jpg

貧血の話はコーナーが凄く短かったので林修さんとナレーションだけでしたが、
林修さん
「名医がオススメする葉酸をより効率的に摂れる料理は僕も大好きな
 焼き鶏のレバー鶏肉の中で最も葉酸を含んでいるらしいですよぉ」
ナレーション
「赤血球を作る葉酸とビタミンB12を含む。
 貧血で悩む人には鶏肉がオススメなんですよぉ〜。」
anemia_chicken2.jpg

とのことでしたが、葉酸をこのブログで取り上げたのは2回目ですかね〜。
血管は何歳になっても若返る!?〜葉酸(緑の野菜・緑茶・海苔)、ポリフェノール(ワイン・オリーブオイル・コーヒー)、ハチミツで動脈硬化&高血圧予防!!|主治医が見つかる診療所〜日本&世界で発見!血管若返りSP
今回の貧血に効果があるって他にも、葉酸は血管若返りや妊婦さんが摂取するのがよい
とか、結構効用がありますので、興味のある方は↑↑を御参考に。

また、貧血の話題って案外テレビでは多くないですが、
以前のためしてガッテンではフェリチン不足なんてやや特異なパターンの他、
鉄分補給する食材なんかも紹介されてましたので、
ヘモグロビン値も正常、貧血もないのに肌荒れ・睡眠障害・うつ・イライラ・疲労・風邪を惹きやすい人はフェリチン不足!?|フェリチン不足(鉄不足)の簡単な見分け方|鉄分を効率的に摂取する方法|たっめしてガッテン〜あなたも!新型鉄不足 肌荒れ、不眠、うつ状態(4/9)
一応参考になるかなと思います。



知っておきたい豚肉鶏肉の活用術2択テスト


pork_chicken_select.jpg

3問目のラードを肌に塗って保湿って話は乾燥肌関連で
乾燥肌に悩む人は鶏肉を食べなさい!|ビタミンAたっぷりの鶏肉がヒアルロン酸を増やして瑞々しい肌に!!|でも塗るならラード!〜肌に馴染みやすく保湿クリームにピッタリ!!
の方に記載しましたので割愛します。

以下、正解は緑枠の方です。

【第1問】豚肉と鶏肉、味を損なわずに長く保存できるのはどちらでしょうか?
 A 豚肉 B 鶏肉
pork_chicken_water.jpg

渡辺先生によれば
鶏肉は豚肉に比べて水分の量が多いですね。それで保存の期間が短くなります
とのこと。

ナレーションでは
「肉の水分が多いと蒸発する量も増え水分だけでなく風味も損なわれてしまう
とのこと。

また、渡辺先生によれば
「ではこれらの肉を美味しく食べられる保存期間
 目安といたしましては(目安ですよ、目安)、
 鶏肉は、冷蔵庫の場合は2日間 冷凍庫で約2週間保存が可能です

豚肉は、冷蔵庫の場合5日間 冷凍庫で約1ヶ月
とのことでした。


【第2問】冷凍した肉を美味しいまま解凍するには?
A お湯につける B 氷水につける

渡辺先生によれば
「お湯につける場合は回答する水の温度が上昇してきてバイ菌が増える
 可能性があるので、衛生的にもお湯で解凍するんではなくて氷水で
 冷やしながら解凍した方がオススメ
です。水もちょくちょく替えて下さい
とのこと。


【第4問】冷凍したお肉の変色を防ぐため解凍前にした方が良いのは?
A 砂糖水につける B 塩水につける
渡辺先生によれば
「お肉は冷凍すると色焼けしますよね。
 コレは肉が乾燥することによって肉の脂肪が変性して色が付いてくる訳です。
 そういたしますと、砂糖というのは水分を含むことが出来るわけですね。
 ですから砂糖は肉の水分を飛ばさない、この働きがありますので
 肉は一度砂糖水に浸けてそれからラップで巻いて冷凍すると
 変色を防ぐことが出来ます
。」
とのことですが、普通「冷凍焼け」って言うと思うんですけど(ノ∀`)、
濃度とか知りたかったですね。お肉甘くしちゃうのは・・・。


【第5問】新鮮な鶏肉はどっちでしょうか?
A 毛穴が盛り上がっている B 塩水につける
chicken_flesh.jpg

渡辺先生によればB毛穴が平坦でかつ滑らか
「鶏肉は時間が経つと毛穴がふさがってしまって盛り上がりがなくなるんです。
 それで皮の表面がつるんつるんとしてしまいます。」
とのことで、
鶏肉の鮮度は毛穴を見れば判る
だそうです(↑↑の写真は新鮮な方)。

ということで話が面白かったので「林修の今でしょ!講座」ネタだけで
今週殆ど使ったちゃいましたが(´−`;)、どれか1つでも参考になればと。






posted by prin at 02:42 | 風邪・インフルエンザ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月23日

免疫力UPで風邪・インフルエンザ予防!|10〜15分に1回えんげ|1日30分日光浴でビタミンD生成|湯たんぽで1℃体温を上げれば免疫力が5〜6割UP|テープを貼るだけ鼻呼吸|あいうべ体操|スルフォラファン|ぬるめのお風呂とアロマオイル|主治医が見つかる診療所〜インフル&ノロウイルスも撃退!冬の免疫力UP法(1/20) その2 + 風邪・インフルエンザ対策まとめ

最近、風邪・インフルエンザのネタ多過ぎなので
最初に他番組も含めてまとめから(*´∀`)

ちょっと遅くなっちゃいましたが、1/20のテレビ東京系
主治医が見つかる診療所〜インフル&ノロウイルスも撃退!冬の免疫力UP法
のメイン部分の話題ですが、
他番組には無かった風邪・インフルエンザ予報法、免疫力UP方法も多かったですが、
見解が違うのもありましたし、風邪・インフルエンザの予防法ってかなり膨大に
あるので少しまとめようってことで、
メインの記事は主治医が見つかる診療所についてですが
他番組の内容も含めて最初にまとめを。

尚、姫野先生のブロッコリースプラウトレシピについては
姫野流ブロッコリースプラウトのレシピでスルフォラファンを摂取して免疫力UP!|主治医が見つかる診療所〜インフル&ノロウイルスも撃退!冬の免疫力UP法(1/20)
を御覧下さい。

あ、その前に、番組冒頭でやっていた免疫力チェックです。
監修した星野泰三医師によれば、
合計が8点以上の方は黄色信号で、 免疫力が回復する力は十分あるが潜在的危険がある、とのこと。 16点以上の赤信号の方は免疫力が大変な水準に低下してしまう可能性があるので 根本的に対策を考え足られた方が良い、とのこです。

免疫力チェック
合計点数が8点以上の人=免疫力が黄色信号、16点以上=赤信号
Q01 イライラしやすい 1点
Q02 よく眠れない 1点
Q03 ストレスが多い 1点
Q04 冷え性である 1点
Q05 肩こりや腰痛がある 1点
Q06 むくみやすい 1点
Q07 カゼをひきやすい 1点
Q08 カゼをひくと重症化しやすい 1点
Q09 人混みだと体調を壊しやすい 1点
Q10 疲れやすい 2点
Q11 体力が落ちたと感じる 2点
Q12 何をやるのもおっくう 2点
Q13 食欲がない 3点
Q14 便秘または下痢を起こしがちである 3点
Q15 おなかが張る 3点

■風邪・インフルエンザ・ノロウィルの予防法まとめ■

@うがいでは喉の奥に届かず効果が疑問視されているので
 えんげ(ゴクッと飲む動作)を10〜15分に1回行えば、喉の乾燥を防ぎ
 ウィルスは飲み込んで胃酸で殺してしまうので効果的
 (水でも良いがカテキンが入っているのでできればお茶がよい)

A但し、うがいは風邪の発症率を40%下げるというデータがある。
 ただ、うがいの効果はウィルスや細菌を吐き出すことではなくて
 喉を潤す効果な様、ってことについてははなまるマーケットの記事参照

B風邪やインフルエンザなどの予防にビタミンD摂取が効果的だが
 (食材はイワシ、鮭、秋刀魚、(干し)椎茸、しめじ等キノコ類、きくらげ等)
 食物だけからでは足りないので日光浴が効果的。
 体内のビタミンDの9割は日に当たることで作られる(サンシャインビタミン)

   ビタミンDカプセルを飲んでいるとインフルエンザ発症率が半分になる
 ことに付いてははなまるマーケットの記事参照

CビタミンA(ほうれん草や人参など緑黄色野菜)は鼻や口などの粘膜を
 正常に保つのでウィルス侵入を防ぐ効果があると言われることについては
 駆け込みドクターの記事参照。

D乳酸菌・ビフィズス菌は明治のR-1ヨーグルトの毎日摂取で
 インフルエンザ発症率が1/3〜1/20に激減したデータがあるが、
 どの乳酸菌・ビフィズス菌でも効果があるので毎日摂取するのがよい
 ことについてははなまるマーケットの記事参照
 (主治医が見つかる診療所では秋津壽男医師が整腸作用が免疫力UPの素
 ということでヨーグルトを推奨)

Eブロッコリースプラウトに多く含まれるスルフォラファン
 がん予防効果があることが発見されているが、免疫力を上げ、
 毒素を体外に排出してくれる免疫的に優れた栄養素

F夜寝ている時は昼間より免疫力が高く、
 寝ている時の体温を1度上げるだけで免疫力が5〜6割アップするので、
 夜寝る時に湯たんぽで布団を温め、
 更に、足首ではなく、血管の太い足の付け根や腋の側に置いて寝ると効果的

G口呼吸は口や喉の粘膜が乾燥しウィルスが侵入しやすくなるので
 鼻呼吸をするようにする。鼻呼吸にする方法は
 テープを口に貼って寝るあいうべ体操で口周辺やベロの筋肉を鍛える

Hお風呂は38〜39℃のぬるめお湯に長時間浸かり体の芯まで温めると
 免疫細胞が活性化する。
 更に、アロマオイルをお風呂に数滴たらすと
 その香りのリラックス効果で自律神経が整い、免疫細胞の働きに効果がある

I風邪やインフルエンザの感染者がマスクをするのは拡散しない為に当然として
 予防の為のマスクについては見解が分かれてます

 主治医が見つかる診療所の上山博康医師
 ⇒ウィルスは微細なので息ができない程ガッチリ固めれば別だが
  マスクではウィルスの侵入は防げない
  ただ、保湿効果はあるので喉の乾燥防止に有効

 PON!の松本哲哉医師
 ⇒飛沫感染を防ぐ為に重要。サージカルマスクを使い
  鼻の隙間を閉じ、顎までしっかり覆うようにする

  J加湿器は効果がある(ウィルスは湿度に弱い)が、
 設定湿度が何度がよいかで意見が分かれるのと
 カビや雑菌の繁殖が心配なので否定的な意見がある

 主治医が見つかる診療所の秋津壽男医師
 ⇒湿度60%に設定すればウィルスは死滅する(厚労省も推奨が50〜60%)

 はなまるマーケットの西端慎一医師
 ⇒湿度40%以上にするとよい

 主治医が見つかる診療所の丁宗鐵医師
 ⇒自然な湿度がよい。
  加湿器でウィルスは死ぬがカビや結露など逆効果がある

K「手洗い」については予防効果があることに異論はないが、
 重要と考えるかについてはバラツキがある

  駆け込みドクターの森田豊医師
 ⇒あるアンケートで医師が選んだ最も効果的な風邪予防法が「手洗い」だった

 同じく駆け込みドクターの大竹真一郎医師
 ⇒手で鼻や目をこすると接触感染するので
  手をしっかり洗い顔を触らないのが予防効果として非常に高い

 PON!の松本哲哉教授
 ⇒接触感染を防ぐのに非常に重要でアルコール消毒液の常備も推奨。
  更に家族がインフルエンザに感染したらタオルは同じ物を使わない、
  ドアノブ、蛇口、スイッチ類などはアルコール消毒

   主治医が見つかる診療所の上山博康医師
 ⇒家族で同じタオルを使う等すると結局感染してしまうのと、
  番組自体が風邪やインフルエンザ、ノロウィルス等に対して
  免疫力を高めて予防するというのが趣旨なせいか、
  やや消極的だったが、手洗い自体は推奨。

Lインフルエンザワクチンの接種は発症を100%抑えることはできないが
 重症化を防ぐ。(はなまるマーケットの記事参照)

Mインフルエンザワクチン接種は12月初旬までに終えないと
 ピークに間に合わないが、インフルエンザの重症化時の肺炎は
 肺炎球菌ワクチンで抑えられ、5年間有効で今からでも効果があるので
 高齢者にはオススメ。(はなまるマーケットの記事参照)


それと番外編的に風邪を惹いた時の話ですが 

N首にネギを巻くと効果があるか?
 についても微妙に見解が分かれています

 駆け込みドクターの池谷敏郎医師
 ⇒首にネギを巻いても風邪は治らない
  ネギを刻んで味噌汁に入れて食べれば、苦み成分のアリシンに
  体温を上げて発汗させる作用あるので、
  熱を上げて、その後熱を下げる効果はある

 主治医が見つかる診療所の丁宗鐵医師
 ⇒効果はあります。
  ネギには睡眠を深くする成分が含まれ、ネギをちょっと焼くと
  その成分が揮発し、それを吸い込むと眠りが深くなる。
  長ネギが無い場合はタマネギを輪切りにして
  部屋の隅やベッドの脇に置いておくと良い

  (まぁ丁先生も風邪が治るって言ってる訳じゃないですが( *´艸`))

O玉子酒はやめた方が良い(駆け込みドクターの森田豊医師)
 ⇒お酒は粘膜を乾燥させ、ウイルスを他の細胞にもバラ撒いてしまうから

P解熱剤はなるべく使わない方が良い(はなまるマーケット)
 ⇒リンパ球の働きが悪くなり病気を長引かせる可能性がある

Q熱を下げるにはFの逆で足の付け根や腋の下、首回りを冷やす
 水枕で頭を冷やしても無意味(駆け込みドクターの記事参照)


※これ、熱中症になった時の対策と全く同じと考えると覚えやすいですね¥^−^¥
(参考:熱中症の予防や熱中症になった時、どこを冷やせばいいの?|みのもんたの朝ズバッ!(7/10)|ニュースウオッチ9(7/9))

ということで、まとめがだいぶ長くなっちゃいましたが(ノ∇≦*)
以下は主治医が見つかる診療所の内容です。




感染症にかかった子供に毎日接する小児科医が実践する
風邪・インフルエンザ予防法=えんげ&日光浴

はなまるマーケットにも登場していた
東京慈恵会医科大学教授で小児科医の浦島充佳(うらしまみつよし)医師
の風邪・インフルエンザ等感染症の予防法です。

浦島医師は感染症の拡大防止や予防に関する国際会議(ASEAN地域フォーラム等)
にも出席している感染症予防のスペシャリストだそうですが、
ただ、浦島先生によると
小児科医は他の科に比べ研修医時代から感染症の患者と接する機会が多く
ウィルスや細菌の抗体が増えて免疫力が上がるので感染症にかかりにくい
んだそうで、劇的な効果があるのかなぁ?とも思っちゃいますが(≧∇≦)、
駆け込みドクターの森田豊医師もウィルスは飲み込んじゃってOK
って仰ってましたし、
姫野友美医師も風邪などの予防対策にビタミンDは注目の成分
って仰ってましたし、
浦島先生自身がスペシャリストで20年以上風邪を惹いていないそうですし、
やり方も超手軽なので無駄ってことはないでしょう(*^o^*)。

■浦島医師の予防法@ えんげ■

ポイントは、

えんげとはゴクッと飲み込む動作のこと

・ウィルスは主に喉から感染し、乾燥していると繁殖しやすいが
 えんげを行うと喉の乾燥を防ぎウィルスを洗い流す効果がある

うがいでは喉の奥で繁殖しているウィルスには届かない
 最近では効果が疑問視されているが、
 えんげなら喉の奥のウィルスを洗い流すことができる

・えんげは10〜15分に1回ゴクンとやるだけで効果がある

・就寝中も暖房の点けっぱなしで部屋が乾燥してる時は
 枕元に水分を用意しておき、目が覚めた時にもえんげをすると
 喉の乾燥とウィルスの繁殖を防ぐことができる


ですが、
浦島先生は治療中患者さんが入れ替わる毎(10〜15分ごと)に
1口お茶を飲み込むとのことです。

また、胃酸は酸度が非常に強いのでウィルスは死滅するため、
胃の中でウィルスが繁殖することはない
とのことでした。

■浦島医師の予防法A 1日30分の散歩(日光浴)でビタミンD生成

ビタミンDは一般的には骨を強くするビタミンとして知られているが
 ビタミンDには免疫力を高め風邪やインフルエンザなどの感染症を
 予防する効果
がある

・ビタミンDを多く含む食材は、イワシ、鮭、サンマなどの魚類
 シイタケ、シメジなどのキノコ類だが、食品だけでは足りず、
 体内のビタミンDの9割
 日に当たることで皮膚科で作られる

・往復で20〜30分外を歩くだけでもビタミンDの必要量が体内で作られる
 (時間は連続していなくても良く、朝10分日を浴びて、昼間20分散歩等でよい)


尚、浦島医師はより多く日を浴びるために冬でも半袖で散歩するそうですが(゜д゜)、
特に女性はビタミンDに関しては要注意で、
「日焼けを避ける傾向があり、寒いので手の先まで覆うので、」
とのことですが、
女性の3人に1人ビタミンD不足とか、
ビタミンDのカプセルを小学生に飲ませた調査などについては
はなまるマーケットの方が詳しかったですので、宜しければ
風邪・インフルエンザ予防・免疫力UPにはビタミンDと乳酸菌・ビフィズス菌!|インフルエンザ予防接種は今からでは微妙|その他効果のある風邪・インフルエンザ予防法|はなまるマーケット〜流行目前!命にもかかわる風邪・インフルエンザの新常識 & PON!〜来週から流行のピーク!!誤解だらけのインフルエンザ予防(1/17)

を御覧下さい。

特に女性で風邪を惹きやすく、でも紫外線に当たるのはイヤ、
なんて方は、少しビタミンDを多めに摂取した方が良いかもしれませんね。




坪田聡医師の睡眠時の免疫力UP法!
湯たんぽで体を温める & 鼻呼吸

富山県高岡市の雨晴クリニック副院長で睡眠のスペシャリスト
睡眠障害科も開設してる坪田聡先生は、
以前も主治医が見つかる診療所に登場しましたが、
睡眠ホルモン「メラトニン」を正しく分泌して不眠解消・快眠・体調改善・肥満予防!|主治医が見つかる診療所 シリーズ・ホルモンの力 第1弾【睡眠ホルモン】(9/2)
今回は睡眠時の免疫力UP法ってちょっとユニークなお話ですね。

坪田医師によれば、
免疫力は昼間活動している時よりも夜寝ている時の方が高く
夜、風邪気味でも、一晩寝て翌朝回復していることがあるのは
この所為なんだそうですが、
逆に、寝たのに風邪が悪化しているような場合は睡眠時の免疫力が低下している
とのこと。

■湯たんぽで睡眠時の免疫力アップ方法■

@高齢者は50〜60℃位、若い人は80℃位のお湯を湯たんぽに入れる
(なぜ高齢者と若い人で温度が違うかに付いては不明です)

A寝る1時間くらい前に布団(ベッド)の真ん中に湯たんぽを入れておく

B寝る時もそのまま湯たんぽを使用するが、
 湯たんぽは足下に置くのではなく、血管の太い足の付け根や腋の近くに置く

yutanpo.jpg
 (4カ所に置くのではなく邪魔にならない1カ所に置けばよい)

坪田医師によれば
体温が1度上がると免疫力が5〜6割アップする
とのこと。

■なぜ鼻呼吸が良いのか?■

坪田医師によれば
口呼吸をすると、
口の中や喉の粘膜が乾燥してウィルスや病原菌が侵入しやすくなる
鼻呼吸の場合、
ウィルスはまず鼻毛に付き、鼻の粘膜に付くが
(空気中のウィルスや病原菌を効率よく捕らえる)
元々人間は鼻で呼吸する動物なので、(空気が)鼻を通っても
鼻は乾燥しにくく、(逆に)空気を加湿して喉の乾燥を防ぐ
とのこと。

■口呼吸してないかチェックする方法■

1項目でも当てはまれば口呼吸している可能性がある
@ 無意識に口が半開き
A 起床時に喉が乾燥したりヒリヒリする39.8g
B 起床時に強い口臭
C 睡眠時によく目が覚める
D 起床時に既に疲労感
E 睡眠時に呼吸が止まる
坪田医師によれば、近年日本人は口呼吸する人が多い、とのこと。

■口呼吸を鼻呼吸にする方法@ 口テープ■

・(寝る前に)口を閉じてから肌に刺激の少ないテープを貼って
 口があまり開かないようにする

・貼り方は口の真ん中にテープ1本でも口の両脇に2本でもどうでも良い


これで口が開かないので鼻呼吸に移行しやすいそうです。

■口呼吸を鼻呼吸にする方法A あいうべ体操■
aiube.jpg
坪田医師によれば、口呼吸をする人は口の周りの筋肉が弱っていて
自然と口が開いてしまう人が多いんだそうで、
この体操で口の周りの筋肉を鍛えられるんだそうです。

やり方

1.口を大きく開いて「あ〜」と言う
2.歯をかみしめて唇を横に開き「い〜」と言う
3.口を尖らせて「う〜」と言う
4.舌を出して「べ〜」と言う


1日30回が目安だそうで、続けていく内に口の周りに筋肉が付き
自然と口呼吸から鼻呼吸に改善されるんだそうです。




ガンの免疫療法の専門家星野泰三医師が奨める免疫力UP法!
ブロッコリースプラウト & アロマ入浴

番組ではプルミエールクリニック院長の星野泰三(ほしのたいぞう)医師が
取り組んでいる樹状細胞(じゅじょうさいぼう Wikipedia)を使った免疫療法からか、
新しい免疫力UPする免疫細胞として樹状細胞に結構時間を使っていたんですが、
新見正則医師によれば、
「樹状細胞が見つかるまではヘルパーT細胞が偉いと思われてた、
それが命令してると。
その下にB細胞、キラーT細胞があると。
それが、そのヘルパーT細胞の上にもっと偉いヤツが見つかったから、
コレを発見したラルフ・スタインマン博士は
ノーベル賞(2011年のノーベル医学生理学賞)」

「ですが、樹状細胞はほんの少ししかないので採血しても判らない、
樹状細胞は免疫力アップには関係があるのは間違いないんですけど、
樹状細胞の力がアップしたかどうかは実は判りません。
樹状細胞はとても大切なことなんですけどまだまだ判っていません」
とのことで、
もうちょっと噛み砕いて考えてみると
樹状細胞を活性化する方法が分かれば、免疫力UPに役立つけど、
それを確認することがまだできないってことのようです。

星野先生もホームページを見る限りは
樹状細胞を活性化する方法を免疫療法に取り入れてるのではなく、
樹状細胞を使ったワクチンを治療に使ってるってコトみたいですので
樹状細胞の説明についてはこの辺でサラッと終了しようと思います(ノ´∀`*)。

で、星野先生の奨める免疫力UP法の1つの
ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファン(Wikipedia)の摂取についても
姫野流ブロッコリースプラウトのレシピでスルフォラファンを摂取して免疫力UP!|主治医が見つかる診療所〜インフル&ノロウイルスも撃退!冬の免疫力UP法(1/20)
で書いてしまいましたので、
ブロッコリースプラウトのレシピと併せて宜しければ御覧下さい。

■星野泰三医師が奨める免疫力UP法 アロマ入浴のポイント■

38〜39℃のぬるめのお湯で体の芯まで温めると免疫細胞が活性化する

・更に入浴の際、アロマオイル(エッセンシャルオイル)をお風呂にたらすと
 アロマの良い香りが自律神経を活性化して整えてくれる、
 自律神経は内臓も支配してるので結果的に免疫細胞を活性化する働きをする


とのことでした。

※今回は他番組の内容も含めて書いたので膨大になっちゃいましたが、
主治医が見つかる診療所で取り上げられた免疫力UP法は
簡単ですぐに取り入れることが出来る方法が多かったので、
結構良かったんじゃないかと思いました。



   
posted by prin at 07:21 | 風邪・インフルエンザ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月18日

風邪・インフルエンザ予防・免疫力UPにはビタミンDと乳酸菌・ビフィズス菌!|インフルエンザ予防接種は今からでは微妙|その他効果のある風邪・インフルエンザ予防法|はなまるマーケット〜流行目前!命にもかかわる風邪・インフルエンザの新常識 & PON!〜来週から流行のピーク!!誤解だらけのインフルエンザ予防(1/17)


インフルエンザは1月下旬から2月がピーク!


ちょっと遅くなってしまいましたが
1/17のTBS系
はなまるマーケット〜流行目前!命にもかかわる風邪・インフルエンザの新常識

同じく1/17の日本テレビ系
PON!〜来週から流行のピーク!!誤解だらけのインフルエンザ予防の話題です。
(同じ日に風邪・インフルエンザ対策やっていたんですが、
PON!はコーナーが短いですので、基本はなまるマーケットの内容で
必要に応じてPON!の話題って感じにしてます。)

主な話題は、
手洗いの重要性マスクの正しい使用法加湿器の有効性
うがいが線毛運動を助ける解熱剤は使用すべきか?
高齢者はインフルエンザに感染しても高熱出ず普通の風邪と勘違いすと危険
ワクチンは効果が表れるのに最低2週間かかる
風邪・インフルエンザの予防に有効な食材はビタミンDと乳酸菌・ビフィズス菌
等々です。
厚生労働省が昨年12/28にインフルエンザは既に流行期に入り、
インフルエンザのピークは1月下旬〜2月と発表したんだそうですが、
医療法人社団西端耳鼻咽喉科理事長の西端慎一医師によれば
インフルエンザが引き金になって亡くなる方は年間1万人くらい
とのこと。

また、国立病院機構東京病院外来診療部長の永井英明医師によれば
今年のピークは遅いんだそうですが、冬休みが終わり子供が学校に行き始めたので
これから一気に流行する可能性があるとのこと。
以前、風邪・インフルエンザに付いては書いたことがありますので
医師が勧める風邪・インフルエンザ予防法!|駆け込みドクター!運命を変える健康診断〜お医者さんに聞きたい17の事(12/1)
一部重複しますが、今からでも役立つ話題も多かったので行ってみましが、
・風邪とインフルエンザの違い、
・予防法としてビタミンA摂取や歯磨き、歯石歯垢除去など口腔ケア
については今回はありませんので、駆け込みドクターの記事をお読み下さい。





風邪・インフルエンザ予防の基本中の基本は手洗いとマスク!


といっても、マスクは人に移さないためのマスクと予防のマスクありますし、
どうしても話がアチコチに飛ぶので(ノ∀`)、
永井英明医師のお話をまとめ的に。

【飛沫感染と接触感染】

飛沫感染とは⇒咳やくしゃみをした飛沫を相手が吸い込んで感染
接触感染とは⇒飛沫が飛んだ先を触って、その手で口・鼻・目を触って粘膜から感染

【マスクの使い方(予防したい人が着ける場合)】

はなまるの永井医師も言及していましたが
PON!に出演されてた東京医科大学の松本哲哉教授の方が詳しかったので、
そちらを中心に。

松本教授によれば
「(インフルエンザに)感染している人はくしゃみや咳をしますので、
飛沫の中にかなりのウィルスが含まれていますので、
吸い込まないようにマスクをすることが重要」
とのことで、マスクの正しい使い方は

@マスクは市販されているサージカルマスクでよい
A鼻の隙間を閉じ、顎までしっかり覆う


mask.jpg
とのこと。

但し、
B24時間マスクを着ける必要はなく1人の時などは外してよい
(咳やくしゃみで出たウィルスは水分が周りに付いているので、その重みで
すぐに地面に落ちてしまうので、ずっと浮遊しているわけではない)

また、はなまるマーケットでは
Cマスクをはずす時はヒモからはずすのか良い
という話題もありましたが、
これはマスクの外側は汚れているので触ると感染に繋がるからとのこと。


【マスクの使い方(感染している人が着ける場合)】
この場合は他人に移さないためのエチケットですから、
予防のマスクのようにガチガチに装着しなくても良いそうです。


【手洗い アルコール消毒】

勿論、接触感染を防ぐためで、手洗いは非常に重要とのことでしたが、
PON!に出演されてた松本教授によれば
接触感染で注意するのはドアノブ、スイッチ類、電車のつり革等で、
公共施設の出入り口などによく置いてあるように玄関にアルコール消毒液を置いておくと良い、
とのこと。

また、
スマホなどはアルコールをティッシュ等に染みこませて拭くのがよい
とのこと

但し、アルコールはインフルエンザウィルスを死滅させることはできるが、ノロウィルスは死なない、とのことですので、
アルコールを使ったとしてもやはり手洗いはした方が良いようです。



家族がインフルエンザに感染した時の予防法


こちらはPON!でやっていた内容ですが、
発症した人も看病する人もマスクを着用する

・患者が触りやすい箇所(ドアノブ、蛇口、電気のスイッチなど)はアルコール消毒

・タオルなどは同じ物を使用しない


だそうですが、家族をバイキン扱いしてるみたいでチョット嫌ですが…(´▽`*)





マスクもティッシュもハンカチも無い時に
咳が出そうな時は、腕で口を押さえよう!!


永井医師によれば
手で口を押さえるとその手でどこかを触れば接触感染の原因になるので、

seki.jpg

袖口など腕で口を押さえるのが良いそうで、
「アメリカなどではそういう指導をしているんですが、
やって下さる人があまりいない」
とのこと(≧m≦)。

※ただ、これ咳なら良いですけどくしゃみだと困っちゃうこともありますから
腕で口押さえる癖なんか付けると・・・( ̄▽ ̄)





風邪やインフルエンザの予防には加湿器は有効!
加湿器を使って部屋の湿度を40%以上に保つと感染しにくい!!


ビデオ出演の医療法人社団西端耳鼻咽喉科理事長 西端慎一医師によれば、
・風邪もインフルエンザもウィルスが原因
・ウィルスは空気が乾燥すると空気中に漂う
ウィルスは湿度が高いと水分を吸着して地上に落ちて死滅するので
 風邪やインフルエンザに感染しにくい

とのこと。
ただ、湿度40%以上にすると良い根拠は説明がなかったです。

因みにウィルスは気温15℃以下空気が乾燥していると活動的になる、
とのこと。





うがいはなぜ風邪・インフルエンザの予防に良いのか?
うがいは呼吸器の粘膜にある線毛の運動を助ける!


京都大学保健管理センターの調べでは、
水うがいをする人特にうがいをしない人よりも
風邪の発症率が40%下がるんだそうですが、
西端医師によれば
呼吸器の粘膜にある線毛(鼻や喉の奥にある直径1/100mmの毛)
というものが1秒間に15回くらいの動きで粘液を移動させ、
そこにくっついたウィルスや細菌を外に排除したり、
唾液を一緒に飲み込ませて胃酸で殺してしまうという働きをするが、
この線毛運動
・加齢によって低下する
・寒さや湿度の低下で粘膜が乾くと機能が低下する

とのこと。

加齢については特に説明は無かったんですが、
うがいのほか、温かい飲み物を飲む飴を舐める等で
粘膜を潤すのが有効とのことです。

※うがいってウィルスを吐き出す為にするのかと思ってたんですが、
そんな説明は無かったので、やっぱり粘膜を潤すのが重要なんでしょうか?
それだと塩だのうがい薬でうがいしてる人の立場が・・・(≧m≦)





熱が出てもすぐに解熱剤は使わない方が良い!
ウィルスと戦うリンパ球は体温37〜37.5度で活発になる!!


同じく西端医師によれば
「ウィルスと戦う免疫を担っているのがリンパ球と言われてますが、
リンパ球は熱が37〜37.5度の時に最も働きが良くなる

やみくもに体温を下げると病気を長引かせる可能性があるので
注意が必要です。」

とのことですが、
高熱が出た時は身体が負けてしまうので、医師と相談して対処するのがよい
とのこと。

また、永井英明医師によれば
子供の場合は使ってはいけない解熱剤もあるので、
お子さんの熱を下げて上げたいという時は医師に相談した方が良い、とのこと。





高齢者(65歳以上)はインフルエンザになっても高熱にならない場合がある!
高齢者がインフルエンザにかかると肺炎になるなど命の危険が!!


同じく西端医師によれば
「高齢者の場合、インフルエンザにかかっても高熱にならない場合があります。」
高齢者の場合、熱が低いためにただの風邪だと思っていると
インフルエンザにかかっていたということがあります

特に高齢者がインフルエンザになると肺炎になることが結構ありますので、
命に関わる状態になりますので注意が必要です」

通常、インフルエンザを発症した場合、
16〜64歳⇒37.5度以下の体温の人は17%
と37.5度を超える高熱になる人が83%なのに対し
65歳以上⇒37.5度以下の体温の人が60%
だそうです。

高齢者の方は熱が低くても関節や背中の痛み・筋肉痛がある場合はすぐ病院へ
とのことです。





インフルエンザのワクチンは重症化を食い止める方に意味がある!?


永井英明医師によれば

・インフルエンザのワクチンの効果は非常にあるのは判っているが、
 100%発病を抑える効果はない

65歳未満の場合は発病を80%抑える

65歳以上の場合は重症化しない
 (入院しなくて済む、入院しても重症化しくて済む、死亡しなくて済む)


とのことで、
高齢者を中心に積極的にワクチンを打って頂きたい
とのことです。





インフルエンザワクチン12月初旬までに打つのが基本(今だとギリギリ)!
高齢者は肺炎球菌ワクチンなら今からでも効果がある!!


永井英明によれば、
インフルエンザワクチンで抗体ができて効果が出るのに最低2週間
遅い人だと4週間
かかるんだそうです。

ですから今から(1/17)だとインフルエンザのピークにギリギリ間に合うかどうか、
ってところだそうです。
(今年はインフルエンザ流行のスタートは遅れてるけれど、
ピークが遅れるとは限らず、例年のピークは1月下旬〜2月上旬とのこと。)

そこで、インフルエンザワクチン以外でもう1つ重要なワクチンが
肺炎球菌ワクチンなんだそうです。

肺炎球菌ワクチンとは⇒肺炎の原因菌として一番多い肺炎球菌を抑えるワクチン

なんだそうですが、永井英明医師によれば
・インフルエンザで死亡する原因はインフルエンザそのものではなく
 続いて起こる肺炎で亡くなることが多い
・肺炎球菌ワクチンは1回打つと5年間効果が有効
・インフルエンザワクチンと同時摂取も可能で、より効果的

とのこと。

但し、肺炎球菌ワクチンの接種は自費だそうで(保険が効かない?)
永井医師によると肺炎球菌ワクチンの接種は8000円するそうなんですが、
全国の自治体の半数以上が公費助成しているので、
先に自治体に問い合わせてみるのが良いとのことです。





風邪・インフルエンザの予防に効果がある食べ物@ ビタミンD


東京慈恵会医科大学分子疫学研究室室長 浦島充佳医師によれば
ビタミンDを含む食材を食べることによってインフルエンザ予防の効果が期待できる」
とのこと。

浦島医師はビタミンDを用いた予防医学を研究しているんだそうですが、
「体の中のビタミンD濃度が上がることによって
インフルエンザウィルスをやっつけるたんぱく質が作られる
とのこと。

但し、ビタミンDの特徴として、
・ビタミンDはサンシャインビタミンと呼ばれ、
 皮膚に日光(紫外線)が当たることで
 皮下でコレステロールの前駆体からビタミンDが作られる

・インフルエンザが流行する冬は日差しが弱く、
 2月の体内のビタミンD濃度は夏の半分

・女性の場合日焼け止めなどで日光を避ける傾向にあるので
 浦島医師達の調査では女性の3人に1人がビタミンD不足


とのこと。

☆ビタミンDを多く含む食材☆

・鮭、イワシなど脂の多い魚類(映像ではしらす干しも映ってました)
・なめこ、きくらげ


だそうで、

1日に摂る目安は、紅サケなら1切れ(約75g)きくらげなら約5〜6g(乾燥)
だそうです。

あとは、有名なのは干し椎茸ですね。
駆け込みドクターでも干し椎茸サンマが推奨されていましたが、
どのくらい摂ればよいかは判りませんけど、
浦島医師の小中学生を対象にした調査では
毎日ビタミンDのカプセルを飲んだ場合、
インフルエンザ発症率が飲まない場合の半分に抑えられた
とのこと。

一般に売られているビタミンDの錠剤やカプセルだと


が安価で優秀っぽいですね。
一応、1日あたり20−25μg(800−1000I.U.)っていうのが
1日摂取量基準のようで、多く入ってる製品は25μg
他は5μgって製品が多いみたいですね。
(以前EPA含有量調べた時はネイチャーメイドはガッカリな含有量でしたが(´・ω・`)、
ビタミンDは優秀、というかビタミンDはインフルエンザ予防よりも
カルシウム摂取と同時に摂取するのが良いのでそっち系製品が多いみたい。)

受験生や忙しくて絶対休めないって御主人とか抱えてるお宅とか、
食事だけじゃ絶対ムリって方は冬場だけの話なので
利用してみるのも良いかなぁと。

また、駆け込みドクターではビタミンAも良いとされていましたが
ビタミンAが目、鼻、口などの粘膜を正常に保ち、ウィルスの侵入を防ぐんだそうで、
ほうれん草や人参などの緑黄色野菜を摂取すると良いそうで、
併せて取り入れると良いかなと思います。





風邪・インフルエンザの予防に効果がある食べ物A 乳酸菌・ビフィズス菌


一昨年、インフルエンザ予防効果で注目されたのが明治R-1ヨーグルト


なんだそうで、
佐賀県有田町の小中学校生約2000人が半年間これを飲み続けたところ、
周辺市町村の小中学生に比べ著しくインフルエンザ発症率が少なかったことから
注目を集めたんだそうですが、
(番組で紹介されたグラフでは最大で1/20、最小でも1/3も少なかった感じ)

ただ、後でも書きますが、どのヨーグルトや乳酸菌飲料じゃないとダメだ
なんていうことはないようですし、拘る必要もなさそうで、
他にも近年様々な乳酸菌やビフィズス菌の効果が確認されてるんだそうです。


【乳酸菌・ビフィズス菌はなぜ風邪やインフルエンザの予防効果があるのか?】

北海道大学遺伝子病制御研究所 特任教授 宮崎忠昭医師によれば
(宮崎先生は雪印の↓↓の製品に含まれる乳酸菌ガセリ菌SP株を使って
研究されたようです。)

「昨年末、学会で発表しまして、マクロファージという免疫細胞
乳酸菌ガセリ菌SP株が取り込まれ、ウィルスの増殖が抑制され、
その結果、ウィルスに対して抵抗力が強くなり、
インフルエンザとか風邪にかかりにくい体になる」
とのこと。

もうちょっと噛み砕いて、
独立行政法人理化学研究所の辯野(べんの)義己博士(農学博士)のお話と、
このコーナーのレポーター中島亜梨沙さんの話をまとめると、

・免疫細胞(マクロファージ)は普段は休んでいる

・乳酸菌・ビフィズス菌が腸内に入ってくると
 免疫細胞が乳酸菌・ビフィズス菌を異物として捉え、
 勘違いして攻撃を始める

・これがウィルスが体内に入ってきた時の予行演習になる

・乳酸菌やビフィズス菌は免疫細胞の餌にもなるので、
 免疫細胞が増殖、活性化する


とのこと。


【乳酸菌飲料やヨーグルトはどれを選べばよい?=どれでもよい】

独立行政法人理化学研究所の辯野義己博士によれば

・皆の顔が元々違うように腸内細菌も皆違う

・どんな製品がよいかは
 同じ製品を1週間摂り続け(ヨーグルトなら1日200g以上を目安にする)
 その結果、体調が良くなった、お通じが良くなった、など効果があれば
 それが自分に合った乳酸菌飲料やヨーグルトといえる

・インフルエンザ感染予防に関してはおそらく多くの製品がその効果を持っているので
 お好きな物を選んで食べて頂ければ良い


とのことですし、
R-1もそうですが、雪印のガセリ菌とか乳酸菌って特定して名前を付けて特許って感じで、
サプリなんかだと名前は入れられないけど実は入ってますよ〜って感じなので、
乳酸菌革命

みたいな乳酸菌の種類と個数が多いのだとOKだったりします(´▽`)。

番組ではこのほかにも
社団福祉法人小田原福祉会特別養護老人ホーム潤生園で
ヤクルト(飲料)と同じヤクルトのシロタ株(Wikipedia)を使って御老人のインフルエンザを予防してる例も取り上げてましたし、

森永のビヒダスに入っているビフィズス菌BB536

にインフルエンザ予防効果があることが発表されていると紹介してましたし、
乳酸菌・ビフィズス菌であればホントにどれでもよいですよ、
って感じでした。
要は免疫細胞の餌になって増殖を助けてくれればよいわけですから¥^−^¥。





posted by prin at 08:23 | 風邪・インフルエンザ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする