「アロエで美肌」は本当らしい!ちょっとビックリのアロエベラの美肌効果!!
12/1のNHK
あさイチ!のあなたもキレイに 大解剖!アロエの世界
の話題です。
因みに、アロエは300種類以上もあり日本では食用のアロエベラ=Aloe Vera)と
主に観賞用に栽培されるキダチアロエ(キダチは「木立ち」のこと)が多いそうですが(参考 Wikipedia:アロエ)、
効果が違うようで、番組説明とWikipediaの記事等を総合すると、
アロエベラ ⇒美肌効果のあるステロールを含む(他、免疫活性・抗炎症作用)
キダチアロエ⇒薬効成分(健胃、便秘など)
っていうのがアロエベラとキダチアロエの違いのようで、アロエヨーグルトに
入ってるアロエもアロエベラみたいですね。
確かに雑誌でもアロエって文字見かけますし(実はあまり信用してなかった(≧m≦))、
あさイチレポーター三輪秀香さんが取材した神奈川県座間市の食品会社研究所
(NHKなので会社名言いませんでしたが、森永乳業みたいですね。
研究員の形の胸に森永マーク付いてましたし(´▽`*))
の研究員田中美順(みゆき)さんよれば
アロエベラの葉の内側の透明なゲルの部分に美肌に繋がる植物ステロール
(美肌ステロール、アロエのステロール)が発見されたんだそうで、
この粉末何と7.5tのアロマベラから1gしか抽出できないそうで、
三輪秀香さんが「舐めてみて良いですか?」って訊いたら1舐めで数百万円
かかってるって厳しく断られたそうですが(≧∇≦)。
【アロエのステロールの効果を確かめた実験内容】
(同じく森永乳業の実験だと思われますが)
・乾燥肌に悩む女性56人を2つのグループに分け、片方だけアロエのステロールが
0.04mg入った錠剤を2ヶ月間飲み、片方は飲まないという実験をしたところ、
飲まないグループは肌の水分量が低下したのに対し、飲んだグループは水分量が
上がる傾向が見られた、とのこと。
・実験後の目の下のシワを見ると、シワが目立たなくなっていた
・また目尻のシワの深さも平均で2.5%減少していた、とのこと
どうしてこんなコトが起きたのかに付いて、先ほどの
研究員田中美順さんとレポーター三輪秀香さんの話をまとめると、
・アロエベラは肌の乾燥やシワを予防し、美肌に関係する線維芽細胞(せんいがさいぼう)
を活性化させる効果があるということが判ってきた
・線維芽細胞とは皮膚の下にあり、肌のハリや潤いに欠かせない成分で、人間の
皮膚は紫外線や乾燥でダメージを受けるが、線維芽細胞がコラーゲンやヒアルロン酸
を作り修復する
・しかし線維芽細胞は40歳頃を境に急激に減少し、
ダメージが修復されにくくなりシワになるが、アロエのステロールが線維芽細胞を
再び活性化させ(コラーゲン量が約2倍、ヒアルロン酸の量が約1.5倍)、美肌になる
とのことで、これはスゴイかも(*^o^*)。
このアロマベラの保湿力って結構スゴくて
三輪秀香さんが取材してきたアロエの産地の1つ静岡県の観光農場でまだアロエベラ
が珍しかった20年前からアロエベラの栽培を手がけてた宮城春江さん(63)って方が
ちょっと面白い実験をしていたんですが、
1番左が売ってるアロエベラ、2番目が畑(ハウス)に生えてるアロマベラで、
3番目は宮城さんがアロエベラの先を切り取り出したアロエのゲル(葉肉)、
このゲルをボールに入れて水を含ませ、机の下のボールにチョットだけ掬い出すと
この粘りで全部下のボールに移っちゃうんだそうで、
アロエは元は砂漠で生まれたので乾燥から身を守るため保水力がとても優れている
んだそうです。
アロエの食べ方=アロエのお刺身、アロエとかぼちゃのグラタン、
アロエスムージーなど。
けど、ま〜たアロエが店頭から消えるかも(*´∀`)
フレッシュジュースを出すお店で美肌効果を謳ったアロエスムージーが定番だったり、
表参道の野菜レストランでアロマベラのお刺身を出すお店が女性の間で口コミで
人気だったりするらしいですし、
最近ではスーパーや百貨店の野菜売り場にアロマベラ(食用アロマ)が置かれてたり
もするようですが、
ウチの近所では全然売ってませんね(´ω`)・・。
ご近所にない方やお手軽思考ならサプリもありますし、
(但し、キダチアロエのサプリっていうのもあって、コッチは便秘用だったりするので
「アロエベラ」「サプリ」とかで検索した方が良いです)
amazonや楽天でもアロエベラその物やジュース、スタンドパウチとかで
売ってたりもします(その物は2-3kgもあるので見た目より高くない)。
■下準備(3枚おろし)■
・アロエベラが手に入ったのなら先ずはトゲ部分を切り落としてから
3枚おろしにします(冷凍保存でスムージーにそのまま利用するのもOK)
■アロエベラのレシピ(但し、分量等不明)■
【お刺身】
前出のアロエベラ栽培を手がけてた宮城春江さんが作っていたメニューですが
アロエベラの食べ方としては定番みたい。ワサビ醤油の他酢味噌も美味しいみたい
※出演者さん達が試食して感想を言っていましたが、
井ノ原快彦さんによれば「イカそうめんのもっとネバネバな感じ」だそうで、
マズイって言った人は居ませんでしたが、山口もえさんなんかは特に嬉しそうに
食べていました。
【味噌汁、納豆+アロエ アロエ寿司】
宮城春江さんはお味噌汁に入れたり、納豆と一緒に食べちゃったり
アロエベラでお寿司作っちゃったりもしてますね。
(※同じネバネバ系なので納豆は抵抗ないかな?)
【アロエとかぼちゃのグラタン】
これはアロエ料理研究家で滋賀県で教室も開いているという
中田慈穂(なかたしほ)さんって方のメニュー(中田さんのHP)
@グラタンの作り方はごく普通でそこに角切りにしたアロエを混ぜる
(弱火にして加熱しすぎないようにする。
アロエは火に通すとクセがでるので、濃い味の料理に合う、とのこと。
また、アロエはカサ増しになるのでカロリーを大幅カットできる、とのこと)
A蒸したかぼちゃの器にグラタンの具を入れオーブンで20分で完成
(最後に出来上がったグラタンの上にも載せてました)
また、中田さんによれば、アロエ1本で6人分のフルコースが出来るそうで

アロエとかぼちゃのグラタン以外のメニューは
キノコやかぼちゃのアロエマリネ、アロエとぶどうの白ワインゼリー
アロエを入れたコンソメスープ(出来上がったスープにアロエを加える)
だそうです。
「アロエは味も香りもないので何にでも合わせられる」
とのこと。
【アロエとニンジン・リンゴのスムージー】
こちらも中田慈穂さんのレシピで、冷凍保存しておいたアロエベラをそのまま
ニンジン、リンゴとミキサーに掛けます。
尚、森永乳業の実験では1日にこの美肌ステロールを0.04mg摂取し続ければ(アロエベラ100g分)
OKってことになっていましたし、
後でもまた少し書きますが、スタジオ出演されていた藤田保健衛生大学准教授の
別府秀彦先生によれば、
アロエベラの1日辺りの摂取量は食物繊維の量から考えて200g程度までが望ましい
とのことでしたので、美味しそうではありますけどフルコースまでしなくても
もっと気軽に食べた方が良さそうな感じですね。
ただ、番組独自の6名の女性に行った実験では、毎日食べても2週間程度では
美肌の実感がないという人が半数で個人差があったようですので、
勿論ずっと続けた方が良いでしょうが、最低1ヶ月程度は続けた方が良い
ということのようです。
アロエベラのそのほかの効果・注意点など
藤田保健衛生大学准教授でアロエ研究40年という別府秀彦先生の
お話しをまとめておきます。
・アロエマンナン⇒アロエのゲルの中にはマンノースという多糖体(グルコース)が含まれ
鎖のように繋がっていて水を含む性質を持つのでヌルヌルした感触がある
・他のマンナン(こんにゃくマンナン等)同様栄養価が低い(カロリーが低い)
・アロエベラの効果⇒免疫の活性化・抗炎症作用があり、
生で食べる場合でも果物アレルギー比べれば全くないに近く、
アロエジュースなどは世界中で飲まれているので健康被害もない
・アロマベラは妊娠中の害は少ない(心配なら医師に相談)
・但し、アロエの皮は薬事法で食べてはいけないことになっている。
アロエ(の皮)は便秘向けに作られた医薬品の原料なので食品としては用いては
ならないということで、食品の食べ方の指導としては透明のゲル状部分だけという
ことになっている(皮を食べると下痢をすることがある)
・アロマベラのゲルだけで皮は食べないのに便通が良くなったという人が番組の実験で
何人かいたが、これはアロエの成分の直接の効果ではないが、結構な水分の塊
(マンナンに取り込まれた水分)を飲むことになるので、これが胃で分解されず
腸まで届き大腸が動いた可能性と、グルコースで腸内細菌の状態がよくなった可能性
がある
※別府先生はテレビ慣れしてないのかあまりしゃべりが上手くなかったので、
仰ってることが伝わりにくい所がかなりありましたので(特に皮を食べてはいけない
理由、例えばキダチアロエの場合は皮を食べて良いのにアロマベラはダメなのかとか
イマイチ納得いかないですが)、意訳的に書いた部分もある為不正確な部分が
あるかもしれませんが、その辺は御了承を。
医者要らずとも言われるキダチアロエの疑問・質問コーナー
ここからは美肌効果のアロエベラではなく、一般に火傷に効くとか言われてる
キダチアロエの話題ですけど、Wikipediaにも「医者要らず」って言葉出てきましたが、
単なるデマや効果はあっても注意点もあるなんて場合もありますので、あまり安易には
使えない感じです(ノ∇≦*)。
質問はFAXで届いた質問で回答は別府秀彦先生です。
@風邪に効果はあるか?⇒×
・風邪を治す効果はない。
・しかし、アロエのジュース(単に水に溶かしたモノだと思いますが)でうがいや
口をゆすぐと抗菌作用で風邪の予防には効果がある
A火傷に効果はあるのか?⇒△
・キダチアロエの皮に含まれるカルボキシペプチターゼは消炎成分で、腫れを
抑える効果があり火傷にも効果はあるが、生の葉を使うとかえって雑菌が付着
するので逆効果になる
・あえてアロエを使う場合は、幹部を30分水で冷やし、
雑菌が入らない様にアロエをよく洗い、アロエの皮を縦割りに半分に切り、
皮の内側が肌に付くように貼ってからガーゼで巻き、30分ごとにアロエを変える
B二日酔い⇒○
・お酒を飲む前にキダチアロエを摂るとアセトアルデヒドの濃度が低くなる(肝臓が
アセトアルデヒドの生成を抑える)
・別府先生はお酒を飲む30分ほど前にキダチアロエを半分くらい生のままかじる
んだそうです
C口内炎⇒○
・抗菌作用があるから。成分的にキダチアロエを丸ごと摂取した方が良いので、
ミキサー等で水を加えてキダチアロエジュースにして飲まずにしばらく口に含む
D胃腸口内炎⇒○
・キダチアロエの皮に含まれる苦み成分のアロインが胃の平滑筋を動かして
胃の蠕動運動(ぜんどううんどう)を活発にする。まだ大腸の運動も活発にするので
便秘への効果もある
E水虫⇒○
・肌に直接触れるのは良くないので、ミキサーに掛けたモノを何枚かのガーゼに
くるんで幹部に塗る
F顔に塗る?⇒×
・アレルギー反応を起こすので避ける
尚、番組で時間がなくなったのでEFについては思いっきり駆け足で
理由がちょっと曖昧でした。
いずれにしてもキダチアロエの薬効って他で代用できそうですし、やっちゃダメ
なこと案外多いですし、おまけに皮まで摂取するとかなり苦いそうで、
敢えてキダチアロエを育てて面倒見る程のモノでもないのかな?
って感じですね。
また、↑↑でチョット触れたアロエの摂取許容量ですが、
アロエベラ⇒食物繊維量から考えて1日200g程度が最大量で、何回かに分けて食べる
キダチアロエ⇒下剤の成分の濃度を基準で1日最大50g。食べ過ぎは下痢を起こす
それと、番組最後のFAXの質問コーナーでは
Q:ホームセンター等で売っている苗は全て食用にして大丈夫か?
A:アロエベラ・キダチアロエは両方食用なので大丈夫。但しよく育ってから
が望ましい(アロエベラはかなり大きくなり、キダチアロエは幹が太くなる)
また、繰り返しだが、アロエベラは皮は食べてはいけない
Q:人工透析患者はカリウム量は重要な問題だがアロエベラは大丈夫か?
A:人工透析患者はカリウムが腎臓に影響するので、メロンで言うと8分の1くらいしか
食べてはいけないが、アロエベラのカリウム量は僅かなので問題ない
とのことでした。
※やはりキダチアロエは便秘の方などは今までサプリ等飲んで効果が無ければ
ひょっとしたら良い転機になる可能性がありますが、他の薬効はイマイチ…、
何と言ってもアロエベラの美肌効果が◎って感じでした。
それと、アロエベラは化粧品などにも使われていますが、今回のあさイチでは
そっち方面の話は一切ありませんでした。
あくまで食べた・飲んだ場合のアロエベラ美肌効果ですので、別情報での確証が
ない限りは直ぐに飛びつく必要はないかな、っていうのもありましたね。