今まで見た中で一番ゆる〜い腰痛対策体操@^-^@
だいぶ遅くなっちゃいましたが(じっくり見る時間がなくて(^^ゞ)
9/18の「L4YOU!〜腰痛撃退の新常識!」の話題です。
番組に登場したお医者さんは、
お茶の水整形外科院長 銅冶英雄(どうやひでお)先生という方だったんですが、
ダチョウ倶楽部の肥後克広さんがこの病院で
20年以上悩み続けてきた腰痛を克服したんだそうで、
↑↑↑のように肥後さん著 銅冶先生監修の「あきらめない腰痛」なんて本まで出てますが、
肥後さん著になってる所為もあるでしょうけど、
体操が易しいということでレビューがすごく良いですね。
銅冶先生自身が4回もギックリ腰になったんだそうで、
それが簡単易しい体操に繋がったようです。
番組で紹介された体操もとても簡単なので腰痛に悩んでいる方は試してみると良いかも。
腰痛の原因は猫背で腰椎前弯が失われるから!
腰椎前弯(ようついぜんわん)とは、
脊柱の二次弯曲で腰部の前弯を腰椎前弯とよぶ(wblio辞典)とのことですが、
とっても簡単に言えば腰のくびれの湾曲ってことで良いんじゃないでしょうか。
中川接骨院さんの絵と説明もわりに分かりやすいでしょうか。
ナレーションでは
「本来身体を支える背骨はS字型に湾曲している。
この腰にできるカーブを腰椎前弯といいます。」
とのこと。
腰痛を起こしやすい生活スタイルとは?
・椅子やソファーに座り読書をする(パソコンも)
・掃除機をかける
・洗いもの(食器洗い)をする
・あぐらをかいたり、横座りをする
これらの共通点は猫背とのこと。
銅冶先生によれば
「腰痛はですね、日常の体の使い方で、誰にでも起こる症状で、
多くの人が腰に負担のかかる日常生活のスタイルを送っているんです。
背中を丸める姿勢を取ることで腰椎前弯が失われてしまうんですね。」
とのこと。
ナレーションでは
「背中や腰が丸まっていると腰椎前弯といわれる腰のカーブが失われた状態に。」
実はこの姿勢が
@腰の骨の一部が外側にずれる
A骨と骨の間の椎間板が狭くなり傷つく
など腰痛の大きな原因になる」
「椎間板の中には髄核というゼリー状の組織があります。
猫背姿勢で腰のカーブが失われると、椎間板に偏った圧力がかかり、
髄核が後ろに押し出されてしまいます。
この状態が長く続くと周りの繊維組織が傷つき腰痛を引き起こしてしまうんです。
放っておくと神経麻痺を起こし足腰のしびれがあらわれ歩く事すら困難な状態に。」
とのこと。
腰椎前弯を取り戻す超簡単「姿勢正し運動」
やり方
@椅子に腰をかけた状態で胸を斜め上45°の角度に思いっきり上げる
(座ったまま気をつけして胸を突き出すように反らす感じ)
Aそこから、ゆっくりゆっくり猫背の姿勢になり5秒保つ
Bゆっくりと胸を斜め上に引き上げ、腰椎前弯を協調した姿勢で5秒保つ
(@の状態に戻る感じですが、銅冶先生によれば、
「この時のポイントは背骨1個1個が動いている事を意識して頂いて」とのこと)
これを10回前後繰り返し、
自分の背骨の動きを感じ取れるようになると姿勢を保ちやすい
とのこと。
(番組の字幕では「10〜15回繰り返す」となっていましたが)
また、
草野満代さんの
「逆に言うと、これだけでいいんですか?」
との質問に
銅冶先生
「普段、反らすっていう刺激はなかなか無いんで、
これをやるだけでも随分違います」
とのことでした。
正しい姿勢の保ち方=安定した姿勢の見つけ方
銅冶先生の話の内容からすると、
疲れない程度に姿勢が良く安定したポイントを見つける方法、
ということのようです。
やり方
@椅子に腰をかけた状態で胸を斜め上45°の角度に思いっきり上げる
(腰椎前弯を取り戻す超簡単「姿勢正し運動」と同じ。)
Aここから背中の力をゆっくりゆっくり抜いて(筋肉を緩め力を抜き)
身体が安定する場所を見つける(収まりの良いところを見つける)
草野満代さんの
「でも先生、私、腹筋も背筋もどんどん落ちてきているので、
結構この姿勢でいることがキツイなと思うことがありますけど。」
との質問に、
銅冶先生
「あの、よく腹筋背筋と言われるんですが、
この良い姿勢を保つには特に筋力は必要ありません。」
とのことで、
先日ホンマでっか!?TVで運動生理学評論家 谷本道哉先生が仰ってた見解と
全然違いますね(≧∇≦)。
また、この方法でも1セット10回で1日3回ほど行えば腰椎前弯は改善される、
とのことでした。
ぎっくり腰も姿勢が悪く腰椎前弯がなくなっていることが原因のことが多い!
銅冶先生によれば
「ぎっくり腰っていうのは、重い物を持ち上げたり、前かがみになったりした時に
突然起こると思われているんですが、
実は、普段の動作や姿勢が悪いことによって引き起こされることが多いんです。」
とのこと。
ナレーションでは
「常に腰のカーブを失った姿勢で椎間板に負担を掛け続けていると、
何かの弾みで力が加わった時、椎間板の繊維組織に亀裂が入ってしまうんです。
これがぎっくり腰の正体と言われています。」
とのこと。
ぎっくり腰の時に安静にしているのは大きな間違い!!
ぎっくり腰の正しい対処法
見出しはほぼ銅冶先生が仰ったことですが、
ナレーションでまとめられてたので、まとめ的に。
・腰が痛むからといって何日も動かない、背中を丸めて寝ていると、
腰の可動域が失われ、かえって回復を妨げる
☆ぎっくり腰の正しい対処法=5分間うつ伏せになる☆
痛みが酷くて動けない時は、この姿勢を2時間おきに5分間すればOKとのこと。
理由は
「うつ伏せに寝て腰のカーブを作ることで、椎間板のズレが戻り、
早期回復が期待できる」
とのこと。
ぎっくり腰の再発防止術
やり方
難しくはないと思うんですが、これに近い動画がYoutubeありましたので
御参考に(1分15秒付近)。
ただし番組ではぎっくり腰対策の所為か「肘を突いたまま」って所と
両手の位置が違います。
元URL:https://www.youtube.com/watch?v=LdGwPlr7N5E
@うつ伏せになり、両手を顔の横に置く
A肘をつけたまま腰を反らし、2〜3分キープ(これを2時間おきに)
ナレーションでは
「これで腰のカーブが回復するのでぎっくり腰の再発を防ぐことができるんです」
とのこと。
ぎっくり腰質問集
司会の草野満代さんと、ゲストで2回ぎっくり腰になった奈美悦子さんが
銅冶先生に幾つか質問してましたので、まとめて。
■ぎっくり腰で救急車を呼ぶ必要はあるか?(草野さん)
・本当のぎっくり腰であれば救急車は不要
・足のしびれや痛みで足が動かない状態の時は、
重度のヘルニアや骨折の可能性があるのでそういった場合は救急車を呼んでもいい
■コルセットは付けた方が良いのか悪いのか?
(奈美さん:聞くところによるとコルセットをずっとしていると
それに身体が甘えてしまってどんどん筋肉が落ちてくよって聞いたことがある)
・楽であればしていて構わない
・体操で腰痛が取れたら外せばよい
■温湿布が良いのか冷湿布が良いのか?
(奈美さん:医者に気持ちいい方にして下さいって言われて、
えーっ、どっち?と思った)
・温めても冷やしても(痛み止めの効果はあるが)根本的な解決にはならないので
楽であれば湿布を貼っても温めても構わない
※これ確かNHKのためしてガッテンで「絶対温湿布」みたいに
言ってたような気がするんですが、
これも銅冶先生にかかるとどうでも良いことにされちゃいましたね(ノ∀`)。
■ぎっくり腰を起こしやすいタイミングは?
(草野さん:よく重い物を持ち上げた時にっていいますけど・・・他には?)
・よくあるのは、朝顔を洗う時にぎっくり腰を起こす
・朝起床後5時間以内になりやすい
・理由は、椎間板は寝ている間は体重の負担がかからないので
少し水分を含んでパンパンになるので、
朝はちょっとした刺激で椎間板の中身(髄核)がズレやすくなる
■くしゃみする時のぎっくり腰予防法
(奈美さん:私2回目はくしゃみでぎっくり腰になった)
@姿勢を正してくしゃみをする
A壁や棚、テーブルなどに手を付けて支えながらくしゃみをする
症状別 銅冶式腰痛撃退術@ 腰を曲げた時に痛む⇒腰反らし体操
・荷物を持ち上げようとした時痛む
・洗顔で前かがみになった時痛む
・長時間座っている時痛む
といった場合には「腰反らし体操」が有効とのことです。
腰反らし体操のやり方
※これは先ほどの「ぎっくり腰の再発防止術」とほぼ同じです。
ただぎっくり腰までは行ってない場合の様ですので
「肘を突いたまま」ではないので少々キツ目。
@うつ伏せに寝て、足を肩幅に広げる
A両手を顔の横に置き、ゆっくり肘を伸ばしながら腰を反らす
症状別 銅冶式腰痛撃退術A 腰を反らした時痛む⇒腰曲げ体操
・うつ伏せに寝た時痛む
・歩いている時痛む
・長時間立っている時に痛む
といった場合には「腰曲げ体操」が有効とのことです。
腰反らし体操のやり方
※これも先ほどの動画にほぼ近いのがありました(1分50秒付近から)。
元URL:https://www.youtube.com/watch?v=LdGwPlr7N5E
@膝を曲げ、あおむけに寝る
A足を上げて両手で抱え込み、ゆっくりと膝を胸に引き寄せて2〜3秒キープ
これを1セット6回 2時間おき
症状別 銅冶式腰痛撃退術B 左右どちらかの腰が痛む⇒横ずらし体操
・左右のどちらかの腰が痛む
・腰反らし体操、腰曲げた移送を行っても効果が無い
といった場合には「横ずらし体操」が有効とのことです。
横ずらし体操のやり方

@壁に対して横向きに立つ(腰の痛みのない方が壁側)
A腰の痛みがない方の腕を肩まで上げ、壁に付ける(肘から手の先まで)
B痛みのある方の腰に手を添える
C腰を壁側にずらし1〜2秒キープ
(注意点:肩の位置がズレないように水平に保つ)
これを1セット8回 2時間おき
☆注意点☆
銅冶先生によれば、これらの体操は筋トレとは違うので、
なるべく身体の力を抜いて、十分に腰を曲げたり反らして頂いたりするのがよい、
とのこと。
字幕には
「腰を反った時に何秒も保ったり、足腰に力を入れて行うと、
腰痛を悪化させる原因になる」
「神経麻痺や骨折がある方は行わないで下さい」
とのことですのでご注意下さい。