アロマ療法除けば最もお手軽っぽい認知症予防法その他ちらほら新ネタ?
9/8のテレビ朝日系
林修の今でしょ!講座
〜実は怖くない認知症・間違えると怖い睡眠&科学料理第三弾3時間SP
の
最新研究で判明!4つの認知症予防法とは!?
○秘運動&○秘オリーブ油料理&○秘睡眠&○秘習慣
の話題です。
最近の健康系番組は、過去ネタの焼き直し+何時間SPで膨らますだけ膨らます、
的なのばっかりとか(見逃したのもあるかもしれませんが)、マイナーすぎて解決法
はあったとしてもそれの予防の為に実践する人いないよねぇ〜とか、病院行け!的なのとか、
わたしとしてはモチベーション下がりまくりなんですが(-。- ) 、
今回の林修の今でしょ!講座の認知症予防法のトントン&スリスリとかは
続くかどうかはともかく、計算だの記憶力テストだの予め用意するモノが多くて
面倒臭いのと違い超お手軽ですし(アロマ療法のお手軽さには適いませんが)、
以前の別番組では地中海料理は脳血管性認知症予防に効果があるってことになってたのが
(参考:脳血管性認知症の予防対策は1日30分の散歩と地中海料理!|脳に白質病変があると起こる特徴的認知機能障害〜まだら物忘れ症状・ちょっとした段差で躓く・誤嚥(食事中の咳き込み)|たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学〜認知症予防の新発見!名医が教える3つのサインSP(3/10))
アルツハイマー型認知症にも効果があるってことになってて修正必要とか、
幾つか新ネタっぽいのもありましたので書いておこうと思います。
ただ、重複ネタも多く、以前何度も書いてるネタもありましたので、
・認知症発症のリスクを上げる3要素
・認知症の予防法(トントン&スリスリトレーニング、DHA・オレイン酸の地中海料理他)
・認知症患者や家族で治療が上手く行く家族、上手く行かない家族
にテーマ絞ります。
他のテーマについては
認知症と物忘れの見分け方については散在してますが(カテゴリ:認知症(アルツハイマーなど))、
今回教えて下さった日本認知症学会指導医で東京都調布市榎本内科クリニック院長の
榎本睦郎(むつお)先生がジョブチューンに出演されたときの内容はこちら、
(因みに榎本先生は書籍は出されてないようですのでリンクなしです)
あと駆け込みドクターの森田豊先生の見分け方の説明が判りやすかったかなと思います。
脳の海馬が萎縮する原因であるアミロイドβの説明はあさイチでの奥村歩先生のお話
が判りやすかったかなと思いますので御参考に。
認知症の発症リスクを上げる3つの要素⇒高血圧・糖尿病・歩幅が狭い人!
歩幅が狭いのは筋肉が付いていない証拠!?
林修さんとナレーションの説明では、
認知症に関しての研究は今、世界中で盛んに行われていて数々の新事実が判明してる
んだそうですが、認知症の発症リスクを上げる要素というのもその一つで、
認知症は脳だけの問題ではない、とのこと。
榎本睦郎先生によれば、
・高血圧があると認知症発症リスクが2倍
・糖尿病も認知症の発症リスクを約2倍に上げるだろうということが知られている
・それに歩幅の狭い人の認知症発症リスクはなんと約3.4倍と高血圧・糖尿病より高い
とのこと。
歩幅が広い人が認知症になりにくい理由について、榎本先生とナレーションの説明をまとめると
・歩幅を広く取る(大股で歩く)いうことは、それだけ筋力がないとできないこと
・歩幅を広くすることは筋力の刺激に繋がり、脳の血流を促す為、認知症の予防に良い
とされている
とのこと。
結局は運動しなさい、歩きなさいっていうことなんですが(;´ρ`) 、
ウォーキングするにしてもいきなり大股で歩くのは大変かな?って気もしますので
徐々にが良いのかなと思いますが、ウォーキングが嫌な方はチョットキツメですが
太ももの前側を鍛えるトレーニングなんていうのもありましたね。
尚、高血圧や糖尿病が認知症に関係あるって言う話はチョコチョコでてきますが、
理由まで説明してるのはあまりないですね。今回の林修の今でしょもそうでした。
糖尿病については、食後血糖値を急激に上げる様な食事の摂り方・量・内容が
細胞にダメージを与えるという点で、認知症も予備軍の段階から血糖値が上がりやすく
なるんだそうで、その辺が関係してるようです(駆け込みドクターでの羽生春男先生って
方のお話し)。
認知症予防法@ トントン&スリスリ
榎本睦郎先生によれば、これから紹介するトントン&スリスリが
近年医学界で注目されている認知症予防トレーニングなんだそうで、
左右の手で違う動きをするのが人間の脳によい刺激になるんだそうで、
例えて言うと神経細胞同士のキャッチボールの訓練になる、というのがポイントだそうです。
小道具も一切不要で座ったままできる超お手軽トレーニングですし、
大して目立つ動きでもないのでテレビ見ながらでも何でも合間にやってみると良いかな?
と思います。
認知症トレーニング=トントン&スリスリのやり方
@右手コブシで膝をトントン叩き、左手は膝をスリスリを同時に行う
A榎本先生が「チェンジ」と言ったら左手でトントン、右手でスリスリに変える
※一応、「チェンジ」と言われて急に変えるのが難しいって点もポイントではありますが
無理に人に言って貰う必要は無いでしょう。携帯のアラーム機能なんか利用しても
良いかも知れませんし、時計と睨めっこして何秒ごとに変えるとかでも良いんじゃないかと…。
また、林修さんや学友(ゲスト)の遠藤憲一さんはかなりな苦戦で、
林修さんは「認知症の兆候じゃなくて昔から僕は左手が動かないんです」
と言い張ってましたが(≧m≦)、
榎本先生によれば「上手くできなかった人も大丈夫」だそうで、
「ちょっと苦手だったことを上手にやれるようになるコトが(脳の刺激に)凄く良いこと」
なんだそうですよ。
認知症予防A オリーブ油のオレイン酸
地中海料理は魚のDHAとオリーブ油のオレイン酸が含まれ認知症予防に良い!!
魚のオリーブ油煮込み(アクアパッツァ)レシピ!!!
榎本睦郎先生によれば、
2015年4月にアメリカの研究機関が地中海料理を食べてる人約1000人を5年間調査した結果
地中海料理を食べている人は認知症の発症リスクが54%低下した、という報告を出した
んだそうです。
(↑↑は地中海料理の例に挙げられていた魚のオリーブ油煮込み(アクアパッツァ)というイタリア料理)
地中海料理が認知症予防に良い理由に付いて、榎本先生とナレーションの説明をまとめると、
・地中海料理の成分を調べていくと、魚に含まれるDHAとオリーブ油に
含まれるオレイン酸が効果的と判り、脳の血流を促し認知症予防に繋がると
期待されている
・特にDHAは脳の神経組織の構成要素なので、脳の機能維持に重要な役割を担っている
と考えられている
※コーナーのメインはオリーブオイルに含まれるオレイン酸がスゴイ、みたいな
感じでしたが、よくよく説明聞いてるDHAの方が効果が具体的なんですが(ノ∇≦)、
元々オリーブオイルは心筋梗塞とか便秘に良いとされてて場合によってはダイエット
にも良いそうですし(参考過去記事)、当然認知症にも関連するんでしょう。
↓↓にレシピを紹介してますが、毎日なんて訳には当然いかないので、
認知症は勿論、血管系の病気等心配な方は、魚やオリーブオイル摂取しなかった日は
サプリ等で補っておくのが無難かなと思います。
EPAみたいな比較記事を作ったことはないですが、
DHAの含有量がダントツなのは佐藤製薬の美健知箋ですけど、ちょっと高いので、
お財布考えるとみやびの鮫肝あたりが無難かなと思います。
元祖的存在のサントリーのが1日分DHA200mgですが鮫肝は260mgとちょっと
多くて安いですからね。
オリーブ油は人によりけりですが、わたしは油だけ野菜に掛けるとかパンに塗るとか
あんまり得意じゃないので、そういう方は数少ないオリーブ油サプリもあります。
魚のオリーブ油煮込み(アクアパッツァ)の作り方
番組では白身の魚ってことになってましたが、見た目タラかな?って感じでした。
塩振るので超横着するなら塩ダラでも良いかもしれませんがパサパサになりそうなので
生ダラか・・ムツとかでも美味しいかな…?Wikipedia:アクアパッツァによれば、
鯛とかスズキとか白身ならなんでもOKぽいですし、サバでも良いみたいですし、
お好みでよいかと。
@フライパンにオリーブオイルと潰したニンニクを入れて熱する
A白身魚に軽く塩を振り、フライパンに入れて焼き目を付ける
B焼き目が付いたら中火にして、砂抜きしたアサリ、トマト、白ワインを入れて蓋をし、
アサリの蓋が開くまで蒸し焼きにし、お好みでパセリ(イタリアンパセリ?)を載せて
出来上がり
認知症予防B 認知症対策には15分の昼寝!
但し、60分以上昼寝してしまうと認知症になる可能性が高くなる???
榎本先生によれば、昼間に15分寝るのが認知症予防になるんだそうです。
この理由は
「脳の神経細胞を侵してしまうアミロイドβは、睡眠の間に溶けて
体の外に出て行くんだということが知られている」
とのことなんですが、
逆に
「60分以上昼寝をしてしまうと認知症のリスクが高くなってしまうという報告もある」
とのことで、これは林修さんの説明によれば
「長く昼寝をしてしまうと夜の眠りが浅くなり、本来の脳のお掃除時間が削られて本末転倒」
とのことでした。
なんだそうです。
以前は30分の昼寝が良いなんて話が駆け込みドクターで出てきましたが、
この辺は異動がありますね。
それと15分の昼寝って難しいですよね。仕事効率の為にそういう取り組みしてる会社
もあるようですけど、普通お勤めなら電車の中でしょうか・・・。
専業主婦や引退された方だとしても「寝よう、寝よう」なんて無理に寝転がっても
眠れないと思いますし、昼間眠くて寝ちゃうっていうなら目覚ましも掛けずバタンキュ
って気もしますから、勿論15分や30分じゃ済みませんし、昼寝が良いってネタは
どうも非現実的な気がしちゃうんですけど・・・。
認知症予防法C ガムを噛む
コーナー冒頭の林修さんの説明では
「最新研究で判明した医学的に根拠のある予防法」
とのことでしたが、人体実験じゃなくてマウスの実験のようです。
榎本先生によれば
「広島大学の最新研究報告で、マウスの実験で人間の実験ではないんですけども、
歯がちゃんとあるマウスと歯が全然無いマウスを実験的に作りまして、
すると歯のないマウスは噛むことができませんよね?
その噛むことができなくなったマウスにどういう事が起こったかと言いますと、
アミロイドβ(認知症の原因物質)が脳の中に溜まってしまうということが研究で
判っているんですね。」
「逆に言うと、噛むことでアミロイドβをちゃんとお掃除してる、いわば溶かしてあげるような
働きで外に排出しているんじゃないかと推測されている」
とのことです。
また、榎本先生によれば
「ガムを噛まなくても食事の時にいつもより1口で10回程多く噛めば効果が期待できる」
とのことで、
「あまり早く食べ過ぎると内臓脂肪も増えてしまいますし、内臓脂肪が増えると
脳の働きが落ちるのはよく知られた事実なので、良く噛むことは直接脳にも良いんですが
内臓脂肪に関しても良いので一石二鳥」
なんだそうです。
認知症患者を抱える家族で上手く行く家族、上手く行かない家族の違いとは?
認知症(アルツハイマー型認知症は)は完治は難しく、予防や進行を遅らせる
ことはそんなに難しくない為か、既に認知症を発症した人とどう接するか?
って話はNHKのETV以外はあまり取り上げられませんし、実際そう効果的な方法が
有るわけでもがもないすが、
ナレーションの説明では、
最前線で認知症治療に取り組んできた榎本先生は数多くの認知症患者の家族を
見てきて、上手く行く家族とそうでない家族とのある違いを感じるんだそうです。
榎本先生によれば
「色んな患者さん、又はその御家族が私のクリニックにいらっしゃるんですが、
笑ってる患者さんと家族の方ってやっぱり上手く行きます。
その逆の方っていうのはなかなか難しいことが多い」
とのことです。
榎本先生によれば
「認知症の人はにこにこして話をしてくれる人は味方なので信じようと思う、
逆の人は信じてくれません」
「認知症の人が安心して生活できる雰囲気を作ることで認知症の進行が抑えられる
ことが多い」
「真面目な方であばある程笑って接するのが難しい」
とのことです。
また、
・アルツハイマー型認知症であれば、脳神経が保たれている部分があり、
どの部分から機能しにくくなるかも判ってきていて、脳の機能が残っている
部分を上手に生かして刺激することが重要なポイント
・認知症の人は記憶が欠けていても感情の部分は残っていることが多く、
キツい言い方をしてしまったりするとその会話の内容は忘れてしまっても
嫌なことを言われたという感情は残る
とのことで、このことは是非覚えておいて欲しいとのことでした。