花粉症の根本治療"舌下免疫療法"、花粉症に効果がある食材、
花粉症を軽くする対策法等々
2/23のTBS系
駆け込みドクター!運命を変える健康診断〜花粉症の悩み解消SP
の話題です。
最近アチコチで舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)が
取り上げられるようになってきて、舌下免疫療法については、以前
花粉症は青魚1日1尾1ヶ月摂取・空気清浄機を玄関に・血液の循環を良くして鼻の通りを良くする花粉対策ヨガで緩和できる!!|花粉症治療最前線=舌下免疫療法|世界一受けたい授業〜花粉症を緩和させる3つの新事実!(2/1)
でも取り上げたんですが、多少追加情報もありましたし、
番組の順番とは違いますが、そこいら辺から書いてみようと思います。
舌下免疫療法は70%の人に効果があるが万能ではない!
スギ花粉症の根本治療=舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)の詳しい説明は
世界一受けたい授業〜花粉症を緩和させる3つの新事実!(2/1)
の記事を参照して頂ければと思いますが、
世界一受けたい授業の時は舌下免疫療法は認可されたばかりの治療法で、
舌下免疫療法を受けられるのは夏以降って話でしたが、
どうやら6月頃には保険適用になるようです(参考:ゆたクリニック)
(番組では「今年中に保険適用される見込みだ」とのことでしたが)
ただ、今回の駆け込みドクターに登場した
山西クリニック(新宿区早稲田鶴巻町)院長で耳鼻咽喉科の山西敏朗医師と
(ホムペには花粉症の診断テストもあるので御参考に)
ナレーションの説明を総合すると舌下免疫療法は
スギ花粉症の症状が大幅に軽減された人とほぼ症状が無くなった人の合計が7割
ほぼ症状が無くなった人は3割
(8割の人に効果があったと書いてある所もありますが)
なんだそうで、山西先生によれば万能ではないとのこと。
また、駆け込みドクターのナレーションやAll Aboutなどの記事によれば
・1日1回、少なくとも2年間は毎日自宅で投与する
・治療開始後1年間は2週間に1回、その後は月に1回通院が必要
・保険適用された場合の年間費用は14000円〜21000円くらい?
(マイナビニュースによれば、保険適用前は7万円だそうですので、
自己負担2割か3割と考えればこの金額になるかと思いますが)
という感じでどうしても手軽というわけには行かないようです。
ただ、山西敏朗医師によれば、免疫治療というのは以前からあり、
これまでは注射をしなけれず(皮下免疫療法)、その度に通院が必要で、
副作用(アナフィラキシー=急性の過敏症アレルギー 参考:Wikipedia)もあった為、
浸透しなかったんだそうですが、
舌下免疫療法の場合は副作用も殆ど無く、
自宅で自分で舌の裏側にスギ花粉エキスを垂らすだけでできるので
(上記の通り通院は必要 副作用ゼロではないから?)
患者さんの負担が少ないので注目されているとのこと。
2年間っていうと随分気の長い話だなぁ〜と思っちゃいますが(-。- ) 、
ゲスト出演者でも「20年治らなかったことを考えれば2年くらい…」
なんて意見が出てましたし、舌下免疫療法を受けたい方は多いと思います。
ただ、世界一受けたい授業では
免疫ができるのに時間が掛かるので11月前には治療開始しないと
来年のスギ花粉症の季節に間に合わないってことでしたので、
早めに舌下免疫療法を受ける必要があることには注意が必要ですね。
それと、駆け込みドクターに出てきた、
7年前に臨床実験で舌下免疫療法を受けた女性は
「1年目は効果が無かったが、2年目に殆ど症状が無くなった」
とのことでしたので、舌下免疫療法の効果がある人でも
まだしばらくはスギ花粉症とお付き合いが必要なようですね。
山西敏郎医師オススメ花粉症対策
殆どナレーションでしたので、箇条書きだけですが…
【外出編】
@服装は花粉の付きにくいアクリル・ポリエステル製のツルツルした素材にする
Aジェルのような整髪料やリップグロスなどべたつきのある物は
花粉が付きやすいので控える
B花粉が多い正午〜午後3時の時間帯はなるべく外出を控える
【室内編】
C掃除は小まめに!ただし、掃除機は花粉が舞ってしまうので水拭きがよい
Dエアコンは花粉を撒き散らす原因になるので、2週間に1度はフィルター掃除
E乾燥していると花粉が舞いやすいので、部屋の湿度を50%以上に保つ
【食事編】
F辛い物(キムチ鍋など唐辛子系刺激物など)は炎症を悪化させるのでNG。
臭いだけでも炎症を悪化させることがある
Gアルコールは花粉症の症状を悪化させる
H高カロリー食は体内の免疫力を低下させるので、
野菜中心の食生活がよい
花粉症予防・改善の救世主=レンコン!?
レンコンに含まれるポリフェノールとムチンが
アレルギー抗体生成を抑制する!
今週のヘルスヘッドラインで「花粉症に効果的な食材&調理法」
としてレンコンが紹介されていましたが、
埼玉医科大学保健医療学部教授の和合治久先生が
日本免疫学会でレンコンにアレルギー抑制効果があることを発表したんだそうですが、
(映像に映った記事の文面は
****************
レンコンによるアレルギー抑制効果と細胞性免疫賦活効果
漢方医学の分野では、レンコンに多くの効用のあることが知られている。
例えば、出血を止める作用や利尿作用は有名である。またタンニンを・・・
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なんて感じでしたが)
和合先生によれば、
アレルギー抑制が高いと言われていた野菜の煮汁を
(レンコン、タマネギ、シソ、ニラ、ネギ、にんにく)
花粉症のマウスに飲ませたところ、レンコンが最もアレルギーを抑えたとのこと。
和合先生によれば、
「レンコンにはたくさんのポリフェノールが含まれており、
レンコンを摂取することでアレルギーの症状を起こすアレルギー抗体(IgE)を
その(レンコンの)ポリフェノールが抑える」
とのこと。
※因みにIgE(アイジーイー)とは、ナレーションによれば
花粉などアレルギーを起こす物質が体の中に入ると作られる抗体で、
このIgEが増えすぎると花粉症を起こすんだそうですが、
レンコンのポリフェノールがIgEが作られるのを抑制するんだそうです。
また、
「レンコンを切るとネバネバした糸を引くわけですけど、
あれが多糖体という成分からなるムチンと言われるもので
外界からの病原体を含め阻止してくれる」
とのこと。
※因みにIgE(アイジーイー)とは、ナレーションによれば
花粉などアレルギーを起こす物質が体の中に入ると作られる抗体で、
このIgEが増えすぎると花粉症を起こすんだそうですが、
レンコンのポリフェノールがIgEが作られるのを抑制するんだそうです。
※ナレーションによれば、
ムチンは花など体中の粘膜に生成に使われるんだそうで、
ポリフェノールで花粉症の症状を抑え、ムチンで花粉の侵入をブロックする
ダブルの効果でレンコンは花粉症に効果的なんだそうで、
和合先生の実験結果では、
花粉症の患者に3ヶ月間レンコンを摂取させたところ、
およそ6割の人の症状が改善された
とのことです。
■和合先生オススメのレンコンの調理法=レンコンエキス■
和合先生によれば、レンコンのポリフェノールは、
レンコンの表皮から3mm前後のところに集中していて、
ポリフェノールは水溶性なので、アク抜きで水に漬けておくと
溶け出してしまうんだそうです。
ですので、和合先生のオススメは
溶け出したエキスをそのまま飲んじゃうのがよいということで、
レンコンエキスの作り方
@軽く水洗いしたレンコンを輪切りにカット
A浸るくらいの水に切ったレンコンを入れて中火で一煮立ち
B更に弱火で5〜8分煮ればポリフェノールたっぷりのレンコンエキス完成
目安は1日100ml(100cc)飲めば効果が期待できるんだそうで、
6割の人に効果があるとのことですから、試してみる価値アリですね。
(毎度のコトながら毎日レンコンエキス・・・とは思っちゃいますが(ノ∀`)。)
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